【ネタバレ】今さら聞けない!又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」って?
2021/12/06
きゃとらん
又吉直樹
2003年(平成15年)夏まで原偉大と「線香花火」というコンビで活動していたが解散し、その後、同期で仲の良かった綾部祐二とピースを結成し、現在に至る。
1980年生まれの又吉直樹。
お笑い芸人としても引っ張りだこですがやはり注目したいのが「火花」について。
まずは又吉直樹の「火花」について大まかなストーリーや見所をご紹介します!
お笑いの世界で奮闘する中での葛藤や苦悩、そして出会う人たちとの模様が綴られている又吉直樹著書の「火花」。
又吉直樹「火花」のさらなるあらすじはこちら↓
あらすじ
吉祥寺の街を歩きまわる2人はさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は異なっていく。
徳永は少しずつ売れていき、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。
又吉直樹が描く「火花」の中では、売れない芸人、そして偉大な先輩芸人との出会いから繰り広げるストーリーが又吉直樹ならではの目線で綴られています。
人間模様から感じることも多く、共感を呼ぶ作品である「火花」。
大まかな「火花」のストーリーをご紹介した所で、異例中の異例とも言われる又吉直樹の快挙について少しまとめてみました。
掲載時より現役人気お笑いタレントの手がけた純文学小説として話題を呼び、文芸誌である同誌が増刷されるヒットとなったほか、第28回三島由紀夫賞候補作、第153回芥川龍之介賞受賞作となり、内容面でも高い評価を得た。
又吉直樹の「火花」は8月の時点でなんと累計発行部数を209万部を越したというほどにものすごい旋風を巻き起こしていますね。
それでは続きまして、実際に又吉直樹の「火花」を呼んだ方による感想をご紹介します。
高評価なコメント
芸人としての葛藤、先輩後輩、芸歴、信念とプライド、その心情がすごく丁寧に綴られて、言葉ひとつひとつを大切に選びながら書き記して、作品を作り上げたんだろうな~・・と、読みながら思いました。
又吉直樹「火花」高評価なコメント1
読みやすく、1日で読めるボリュームでした。お笑いといっても終始寂しさが漂っていてこういう、雰囲気で人間や人生を伝えるのが「純文学」の定義なのかなと思いました。
他の作品が出たら、また読んでみたい気もします。
又吉直樹「火花」高評価なコメント2
この本を読んだ感想は日本語の素晴らしさを改めて思い知らされました。
どちらかというと私も古い文学作品が好み(時代についていけないのかも??)ですから豊富な語彙を通して表現力の強さを感じています。
又吉直樹「火花」高評価なコメント3
多くの賞賛の声がある又吉直樹の「火花」。
又吉直樹含め、お笑い芸人の方は言葉を匠に使う職業ということもあり、ならではの言葉の選び方にも高い評価があるようです。
そして又吉直樹の「火花」は、このように少し期待通りではなかったという声も。
低評価なコメント
芥川賞にふさわしい!と言うのが正直な感想、かな(^_^.)
芸人ならではの内容と、会話が主体になった文章で、読みやすいのですが、さっと読んだだけではよくわからない。
何度も読み返したり、時期を変えて読んでみたり、人生の節目節目で読み直したりして、やっといろいろな発見ができるのではないでしょうかね。
又吉直樹「火花」低評価なコメント1
あまりにも話題性と期待が先走りし過ぎて、実際に読んでみても全然面白いとは思わなかったです。
もちろん感じ方は人それぞれなので、これを絶賛する人がいてもおかしくはないですが、個人的にはストーリーに強弱というか波がなさ過ぎなのか、先が気になって読み続けていたい・・・とはならなかったです。
又吉直樹「火花」低評価なコメント2
又吉直樹「火花」低評価なコメント3
高い評価が多く又吉直樹の「火花」に寄せられている中、人それぞれに感じ方も違いこういったネガティブな声もあるのも当たり前なのかも。
又吉直樹執筆の「火花」。
「火花」は連日のようにTVで取り上げられ、来年には映像化され今、その監督がどなたになるのかと話題になっています。
又吉直樹の「火花」、ぜひ1度お手にとってみてはいかがでしょうか。
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