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【ネタバレ】今さら聞けない!又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」って?

又吉直樹さん作の「火花」は今年芥川賞を受賞し、芥川賞受賞作として売上歴代第1位となった大ヒット作です。又吉直樹さんは知っているけど、肝心の本の内容は良く知らないという方も多いのではないでしょうか?ここでは又吉直樹さんの芥川賞受賞作「火花」の内容をご紹介します!

「火花」を執筆し、芥川賞を受賞した又吉直樹とは?

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが書いた小説「火花」が、今年の芥川賞を受賞し一躍話題となりました。

これまでも、辻仁成さんや町田康さんなど、芸能人の芥川賞受賞が話題になったケースがありましたが、今回はこれまでにないほどの大フィーバーです。
お笑い界初の芥川賞の受賞ということもあり、又吉直樹さんの「火花」の売上は200万部を突破
し、歴代初の快挙となりました。

お笑い芸人で芥川受賞という前例のない快挙を成し遂げた又吉直樹さん、一体どんな人なのでしょうか?

又吉 直樹(またよし なおき、1980年6月2日 - )は、日本のお笑いタレント、脚本家、小説家、俳人であり、ピースのボケ担当である。

大阪府寝屋川市出身。

吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。

出典:http://ja.wikipedia.org

お笑いコンビ「ピース」のボケ担当として綾部祐二さんとコンビを組んでバラエティ番組で活躍中の又吉直樹さん。

又吉直樹さんの名は「ピカルの定理」「キングオブコント」などの番組でコントが評価され、お笑い好きの間では有名でしたが、今年第153回芥川賞を受賞したことで一躍時の人となりました。

2003年(平成15年)夏まで原偉大と「線香花火」というコンビで活動していたが解散し、その後、同期で仲の良かった綾部祐二とピースを結成し、現在に至る。

2015年(平成27年)自身が書いた小説『火花』で新人小説家の登竜門である芥川賞を受賞した。お笑い芸人での受賞者としては史上初の快挙である。

出典:http://ja.wikipedia.org

又吉直樹さんは芥川賞を受賞する前から文学好きとしても知られており、随筆・俳句集など多くの著作を発表したり個展を開いたりと文学活動も盛んに行なっています。

趣味は散歩と読書と音楽鑑賞。通算2,000冊以上の本と2,000枚以上のCDを持っている。活字が躍りだす夢を見るほどの読書家。

出典:https://ja.wikipedia.org

又吉は学生時代、国語の実力テストで偏差値75の全国トップ成績を収めており、小説『火花』以前に発売したエッセイ集の時から、すでにその文才はプロからも評価されていました。

出典:http://www.asagei.com

2000冊以上の蔵書に国語の偏差値75!
又吉直樹さんが芥川賞を獲るのもさもありなんと思われます。

文芸春秋の公式サイトでは又吉直樹さんが芥川賞受賞作「火花」のについてのインタビューが掲載されています。

又吉直樹の芥川賞受賞作品「火花」とは?

「火花」のあらすじ

「スパークス」というコンビで売れない若手芸人をしている主人公の「僕」は、熱海の花火大会での営業のあと、飲みに誘ってくれた先輩芸人「あほんだら」の「神谷」と師弟関係を結びます。同世代の芸人が次々と売れていくなかで、僕も神谷もなかなか芽が出ない中、僕は神谷の独特な芸人観に感銘を受けて共に毎日をすごします。
10年経ったころブレイクの兆しが見え始めた僕は、相方の結婚を機にコンビを解散することになり、解散ライブで芸人生活の思いを込めた最高の漫才を披露します。それを見てはじめて神谷に認めてもらった僕は、長い回り道の終わりに自分の人生を得たと実感することになるのでした。

衝撃のラストとは?(ネタバレ注意)

同棲していた彼女に出て行かれ多額の借金を抱えて失踪していた神谷が、ある日僕の前に現れます。久々にあった彼は何と豊胸手術でFカップになっていました。
「おっさんが巨乳ならおもしろいだろう」という考えだけでシリコンを注入した神谷の、あまりにも純粋すぎる笑いへの思いに僕は冷静に突っ込みつつもむせび泣くのでした。

そして2人は神谷の誕生日祝に出会いの地である熱海に旅行に行きます。そこで開催される素人参加型のお笑い大会の告知を見て、ネタを作り始める神谷。僕は、終わったと思っていたお笑いの道がまだこれからだと実感するのでした。

「おい、とんでもない漫才思いついたぞ」

 神谷は全裸のまま垂直に何度も飛び跳ね、美巨乳を揺らし続けていた──。

出典:http://www.asagei.com

芸人の破天荒な生き様を描いた内容ですが、おっさんが豊胸手術をしてしまうという発想が芸人又吉直樹ならではという感じです。

又吉直樹の芥川賞受賞作品「火花」にはモデルがいた!

芥川賞を受賞した又吉直樹さんの「火花」には、登場人物や作中の掛け合いにモデルがいるといわれています。

主人公の師匠「神谷」のモデルは又吉直樹の先輩芸人だった?

主人公の師匠「神谷」のモデルは、プライベートでも又吉直樹さんから「師匠」と呼ばれている「烏龍パーク」というコンビの橋本武志さんという人だといわれています。

「14年くらい前に知り合って、気づいたら、又吉に『師匠』と呼ばれていました。『火花』のことは、『師匠のこと書いてます。いいですか』みたいに言われましたね。僕が上石神井の駅前に住んでいて、吉祥寺から3キロ余りをいっしょに歩いたこととか、小説に『真樹』という名前で出てくる女性と、僕がいっしょに住んでいたこととかのエピソードはホントのこと。2人のエピソードがだいぶ入っています。
僕が『火花』のモデルといわれていることをオカンがネットで知って、読んだら何千万円も借金して逃亡したとか、笑いを取ろうとして豊胸手術を受けたとか書いてある。心配して泣いたらしくて。それ見たオトンが読んで、オトンまで『これは現実やろ』って。小説や!あれは、ホンマではありません(笑)」

出典:http://anincline.com

橋本さんに「神谷のモデルの一部という説もありますが?」と単刀直入に切り込むと、「いや、仲はいいですけど、モデルではないかと言われるのは困ってます。勝手に一人歩きしているというか……僕自身そう思ってないし、又吉も思ってないと思う」と、つれない返答が。

出典:http://www.asahi.com

橋本さんは又吉さんが若く売れない時代、多くの時間を2人で共に過ごしたことは認めた。

 作中には主人公と神谷が夜通し語らい、卓球をしたこともあると記されている。橋本さんは高校時代、卓球部に所属していた。自宅の場所なども作品と似通う。細部や最終盤のエピソードは当然異なるものの、取材を進めるごとに「火花」のストーリーを連想させる要素が、確かにかなりあると感じる。

 「売れない芸人の生活を描いた部分は、あのリアリティーと又吉の頭の中の部分のバランスが、すごいと思った」と橋本さんはインタビュー中盤に語った。

出典:http://www.asahi.com

又吉直樹さんは先輩の橋本さんと過ごした日々を参考にして「火花」を書いたのは事実であるようです。橋本さんのご両親が事実だと勘違いしてしまうというエピソードから、又吉直樹さんの文才が芥川賞受賞作家ならではだと感じられます。

夢路いとし・喜味こいしの漫才をオマージュ?

芥川賞を受賞した又吉直樹さんの「火花」の作中には、主人公の徳永と神谷が鍋をめぐって会話するシーンがあり、その内容が夢路いとし・喜味こいしの漫才「ジンギスカン料理」に酷似していると指摘されています。

雑誌『サイゾー』は、『火花』の発行元である文藝春秋に対して質問状を送付し、又吉がいとし・こいしのネタを知っていたのか、知っていたなら当該ネタを使用した意図は何か、本件について文藝春秋としてどう考えているかを質している[23]。これに対し、文藝春秋の法務・広報部は「この記述は、この場面の直前に『大師匠の訃報』とありますように、先輩芸人であるいとしこいし師匠に敬意を表して書かれたものです」[23]と回答しており、いとし・こいしを念頭においた記述だったことを認めている。

出典:https://ja.wikipedia.org

又吉直樹さんは先輩芸人であるいとしこいしさんに敬意を表してネタの一部をオマージュしたとのこと。もしこの件が芥川賞の発表前に明らかになっていたら、又吉直樹さんの芥川賞受賞はなかったかもしれません。

又吉直樹の芥川賞受賞には賛否両論?

お笑い芸人初ということもあり、又吉直樹さんの芥川賞受賞にあたっては賛否両論あるようです。
ここでは著名人の感想をご紹介します。

文学に造詣の深い芸能人からも絶賛の声

「爆笑問題」の太田光さん(49)も2015年1月27日深夜放送のラジオ番組の中で「お前は絶対に賞を獲る」と太鼓判を押した。

「上手いね、アイツは。さすが文学青年だけあってね」「上手いし、描写も良いし」「本当にこう言っちゃなんですが、普通の小説家の方々の作品より全然面白いですよ」

出典:http://www.j-cast.com

俳優、石坂浩二(74)が17日、東京・上野公園の東京都美術館で行われた展覧会「伝説の洋画家たち 二科100年展」(産経新聞社など主催、18日~9月6日)の内覧会に来場した。

 前日16日に芥川賞受賞が発表された又吉直樹の「火花」を既に読んでいたそうで、「文章の力が強く、芥川賞の本命中の本命だと思っていた。早いうちに2作目を読ませてほしい」と次回作に期待していた。

出典:http://www.sanspo.com

太田光さん、石坂浩二さんなど文学好きからも高い評価を受けていた又吉直樹さん。
その一方で、芥川賞という権威ある賞にはふさわしくないのではと危惧する声もありました。

芥川賞という純文学にはふさわしくない?との声も

「アッコにおまかせ!」で又吉直樹の「火花」を読んでみたけど「純文学感じない…」とコメントしました。
和田アキ子さんは「みなさん『純文学を感じた』というが、何も感じなかった」と首を傾げながら批判したんですね。

出典:http://anincline.com

 同日、第153回芥川賞・直木賞の選考会が都内で行われた。第28回三島由紀夫賞にもノミネートされ、僅差で受賞を逃した『火花』だが、羽田圭介氏『スクラップ・アンド・ビルド』とともに芥川賞受賞となった。

 このニュースを取り上げた際、古舘キャスターは「すごいなーと思うんですけど……」と前置きしたうえで「芥川賞と本屋大賞の区分けがなくなってきた感じがします」と苦笑。「時代が違うって言ったらそれまでなんですけど、僕なんかの年代は『あれっ?』って感じがするんですよね」と語った。

出典:http://www.rbbtoday.com

又吉直樹さんの芥川賞受賞は話題先行であるとの声も多く、その評価は世間でも賛否両論分かれるものでした。

又吉直樹の芥川賞受賞作「火花」はCD化・映画化も!

第153回芥川賞を受賞したお笑い芸人、又吉直樹さん(35)の小説「火花」が朗読CD化され、読み手を俳優、堤真一さん(51)が務めると6日、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。原作をノーカットで収録した4枚組CD「火花」(3024円)。11月11日に発売する。

出典:http://www.sankei.com

お笑いタレントの作品として史上初めて芥川賞を受賞して話題の又吉直樹作『火花』(文藝春秋)が初映像化されることが27日、わかった。水面下で熾烈な争奪戦を繰り広げられたであろう同作の映像化を手がけるのは、9月2日より日本でサービスを開始する有料動画配信の世界最大手、Netflix(ネットフリックス、本社:米カリフォルニア州ロス・ガトス)。“動画配信の黒船”とも称される同社と吉本興業(本社:東京都新宿区)がタッグを組み、2016年にNetflixで独占配信される。

出典:http://www.oricon.co.jp

又吉直樹さんの芥川賞受賞作「火花」は今後も朗読CD化・映像化が予定され、ますます売上記録を更新していくことは間違いありません。
芥川賞受賞効果で又吉直樹さんの自伝的エッセー「東京百景」が発行部数10万部を超えたり、エッセー「第2図書係補佐」も24万部を突破したりとその勢いはとどまることを知りません。
又吉直樹さんの2作目以降の文学作品にも期待ですね!

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