2021/12/01
chihiro
沢山の種類のあるケーキ。その分け方にも色々あります。製法で分ける方法、形で分ける方法、使う材料で分ける方法。今回はそれほど専門的な分け方ではなく、ホントにざっくりした感じでケーキの種類を分けていきたいと思います。
スポンジケーキ、あるいはスポンジ生地とはフランス菓子に代表される洋菓子において、小麦粉をベースとしたパティスリと呼ばれる分野の菓子の基本的な生地のひとつ。溶いた鶏卵の起泡性を利用し、オーブンで弾力に富んだ軽いスポンジ(海綿)状に焼き上げるケーキ生地で、製菓関係の文脈では略して単にスポンジと称することもある。日本ではショートケーキやチョコレートケーキ、ロールケーキの土台として使われることでなじみぶかく、またこの生地を使用した一群のケーキの総称としてもスポンジケーキの呼称を使うこともある。
簡単に言うと、ベーキングパウダーやイーストなど使わずに泡立てた卵の空気で膨らます種類のケーキということですね。
スポンジ系のケーキにはデコレーションケーキに代表される全卵を使う「共立て」の
種類と、ガトーショコラのように卵黄と卵白を別に泡立てる「別立て」の種類がありますよ。
代表的なモノとして
ショート シフォン モンブラン ブランデー ワイン
ロール チョコレート カステラ カトルカール ガトーショコラ
シャルロット フルーツ ブルーベリー ブッシュ・ド・ノエル
ザルツブルガトールテ キルシュトルテ
などなど・・・・。
非常に汎用性が高いこのケーキ。店頭に並ぶほとんどの種類のケーキがこのスポンジに分類されます。一番なじみがあるケーキではないでしょうか?
パイ生地(あるいはビスケット状の生地)で作った器の上に、クリーム・果物等を盛りつけた菓子がそう呼ばれているが、正確にはタルト生地(パートシュクレ:Pâte sucrée)というものが存在し、これを使ったものを指す。
器部分のサクサク触感と、中身のしっとり感を両方味わえる種類のケーキ。一般にフルーツをてんこ盛りにしているものが多いです。製法で分けると、後述のベイクドチーズケーキなんかもこの種類にあてはまります。
上全面に具材が乗っているので、豪華に見えますね。視覚でとらえるインパクトは様々あるケーキの種類でトップかもしれません。
ムース(フランス語: mousse)は、鶏卵とクリーム(古典的製法ではクリームを使用せず、卵黄、卵白、砂糖、およびチョコレートまたは他の香料のみ)で作られるクリーミーなデザートであり、主にチョコレートやフルーツピュレなどと組み合わされる。卵白は他の材料と混ぜる前に泡立てられ、軽くふんわりした食感と芳醇な風味を作りあげる。
ムースのフワフワした食感は卵白を泡立てたメレンゲによるものですね。ちなみにチョコムースでは硬めにホイップした生クリームであの食感を作り出しているものもあります。後述のレアチーズは上記のタルトとこのムースを組み合わせた種類のケーキになります。
『ムース』は、卵白や生クリームを泡立てた中にペースト状の果物やチョコレートなどを加え風味をつけ、卵黄やゼラチンをつなぎにして冷やし、軽くふんわりと仕上げたお菓子だと定義付けられているようです。
卵黄とゼラチンをつなぎにした種類の超有名なケーキは、、、そう、あのティラミスです。コーヒー味で子供のころ食べてちょっと大人になったような気がした経験をお持ちの方も少ないくないと思います。
フランス語では「chou à la crème」(シュー・ア・ラ・クレーム)。「シュー」とはフランス語でキャベツ、ハボタン、ハクサイなどの総称だが、ここではキャベツを意味し、丸く絞り出して焼いた生地を結球したキャベツに見立てて「シュー」と呼ぶ。
形を見てキャベツとは面白いですね。いまやケーキ屋だけでなく、コンビニ、スーパーなど、一番身近にあって、手軽に楽しめる種類のケーキですね。
ウエディングなどで時折見かける塔のように積み上げたシュークリームタワーは「クロカンブッシュ」と呼ばれています。
クロカンブッシュ
仏語でエクレール・オ・ショコラ(éclair au chocolat)というのが正確な名称である。
「エクレール」とは、仏語で「雷・稲妻」の意味で、この名前の由来にはいくつか説があり、焼いた表面にできる割れ目が稲妻に似ているために名付けられたという説、チョコレートやアイシングがぎらりと光るからという説、中のクリームが飛び出たり、表面のチョコレートが溶けないうちに、稲妻のように素早く食べるべしという説、さらには雷神が天空を駆けていったときに落とした糞という説などがある。
シュー生地を使ったケーキの一種でこちらもシュークリームとほぼ同じくらい手軽に楽しめる種類のケーキですね。チョコレートが好きな方はむしろこっちを好まれるんではないでしょうか?
ベイクドチーズケーキ
ベイクドとは日本語訳で「焼く」という意味。北米やヨーロッパなどで単に「チーズケーキ」と言えばこれをさします。・・・・・・・・どっしりと食べごたえがあり、保存がきくのが特徴。焼きたてのふわふわとした食感を楽しむのもよし、時間をおいてしっとりして濃厚な味を楽しむのもよし、と一つのケーキで複数の美味しさを味わうことができます。
チーズケーキの中でもメジャーな存在のベイクドチーズケーキ。オーブンで焼くことで香ばしい中に濃厚な味わいを引き立たせてくれる、大人から子供まで大人気のスイーツです。
使用するチーズにも秘密があります。焼き菓子ですので、水分が多いチーズはNG。硬いものより柔らかいものが使用されています。クリームチーズの他にはリコッタチーズやサワークリーム、マスカルポーネといった種類のチーズが使用されています。
レアチーズケーキ
クッキーなどを砕いて作った生地の上に乗せ、生クリームとクリームチーズを混ぜ冷やし固めたチーズケーキです。簡単に家庭で作れるので、様々なアレンジレシピが存在する人気のチーズケーキ。
濃厚なのにさっぱりとした後味で、女性に人気が高いスイーツでもありますね。さっぱりした風味はフルーツなどの食材とも相性抜群!チョコや抹茶など、意外な組み合わせもピッタリマッチしてしまう、不思議なスイーツなのです。
スフレチーズケーキ
スフレとは膨らんだという意味。通常のスフレとは違って放置してもしぼむことはありません。ベイクドチーズケーキの材料を生クリームから牛乳に変え、さらに湯銭や気にすることで、このふわっとした感じに焼きあがるのです。実はこのチーズケーキ、日本が発祥とされ、海外では「japanesecheesecake」と呼ばれることも多いのです。
若い女性を中心に人気のスフレチーズケーキは、普段の材料にある材料をプラスして作られています。それは「卵白」です。このふわふわ感は、卵白によるものだったのですね。
メレンゲを加えることによりふんわりとしたチーズケーキが出来上がりますが、生クリームも軽く泡立てることで更に口当たりのよい、ふんわりとしたスフレチーズケーキが出来上がります。
チーズケーキは以上の3種類に分けることができます。どれも製法は違いますがチーズのコクと香りを楽しめるという共通点があります。迷ったらチーズケーキ!という方も多いのでは?
いかがだったでしょうか?もちろんまだまだいろんな種類があります。
プリンでおなじみのプティング。
日持ちしてお土産に最適なバターケーキ。
パイとクリームの絶妙なハーモニーを楽しめるミルフィーユ。
暑い夏にはぴったりのプルルンとしたゼリー、等々。
細かく分けていくと、同じスポンジでも作り方でさらに2種類に分けられますし、また、職人さんたちが日々研究を進めて新商品を世に送り出しているのでどんどん種類も豊富になっていきます。
見て楽しい、食べておいしい。種類が増えると私たちの楽しみも増えていきますね。
次、ケーキ屋に立ち寄った時、選ぶ楽しさも十分に味わってみてください。
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