ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」は怖い?本当か調べてみました!
2018/11/26
yagioh
『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』(ドラえもん のびたとむげんさんけんし)は藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1993年9月号から1994年3月号に掲載された「大長編ドラえもんシリーズ」の作品。
ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」は、ドラえもん映画シリーズ14作目で、ドラえもん映画15周年の記念作品です。ゴールデングロス賞も受賞している作品です。
アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『三銃士』をモチーフとした、勧善懲悪の冒険物語。のび太の夢世界が舞台であり、『映画ドラえもん』オフィシャルサイトではドラえもん以外の人物がゲスト扱いとなっている。
ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」は、のび太の夢の中の世界が舞台となっているようですね。
オフィシャルサイトでは、ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」の出演キャラクターはドラえもん以外は全てゲスト扱いになっているようです。その意図は?!
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夢の中で良い思いをしたのび太は夢と現実の落差を嘆き、せめて夢の中で良い格好をしたいとドラえもんに懇願する。一度は「もっと現実の世界で頑張らないと駄目だよ!」と怒られるも、最終的にはカセットを入れることで自分の好きな夢を見られるひみつ道具「気ままに夢見る機」を出してもらう。その翌日、宿題をやり忘れたのび太が裏山で宿題をしていると、奇妙な老人が現れ「知恵の木の実」をのび太に与え、帰り道では「あなたはもっとすごい力が手に入る。ただし、『夢幻三剣士』の世界でのことだが」と言い残し去っていく。
「夢幻三剣士」とは気ままに夢見る機の夢カセットのことであった。のび太はドラえもんに「夢幻三剣士」のカセットを買ってもらい、「妖霊大帝オドローム」に侵略されかけているユミルメ国を救う伝説の剣士ノビタニヤンとして冒険する。
しかし、ドラえもんも気づいていなかった。この冒険、この夢世界が単なる一時の夢ではないことに。
ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」では、のび太見る夢の中の出来事が、冒険の始まりとなるのですが・・その冒険が大変!!
ストーリーにはのび太としずかの関係を掘り下げており、劇中二人の仲は急接近し、夢から覚めてもその余韻を残している。作中でのび太としずかが戦死してしまうという劇場版『ドラえもん』シリーズで唯一メインキャラクターの死が描かれており、またラストの決戦にジャイアンとスネ夫は参戦せず、全員不揃いで物語が完結するという異色作である。
のび太と夢幻三剣士では、冒険だけではなくのび太としずかちゃんの関係も掘り下げているようです。将来、結婚するのび太としずかちゃん。その関係を掘り下げている唯一の作品、「のび太と夢幻三剣士」たのしいですね。
藤子は本作を映画ドラえもん原作の漫画としては一種の失敗作と語っており、描き進むうちにキャラが自分の意図と関係なく動き始め、話の筋が作者の思惑と関係の無い異なる方向へと展開してしまったゴール大はずれの極端な一例としている。
このドラえもん「のび太と夢幻三剣士」は、作者である藤子・F・不二雄さんが失敗作と語っている作品です。自分自身の思惑とは違う方向へと動きはじめた作品なのだとか。
元の構想では「夢の暴走」を下敷きに、気ままに夢見る機がコントロールを失ってユミルメの魔族たちが現実になだれ込む夢と現実が混ざる恐怖を描くという『パラレル西遊記』のような話の予定であったが、ドラえもんシリーズの約束事である「どんな歴史を揺るがす大事件であっても、なるべく仲間内で解決し、一般社会には一切の影響を残さない」という「日常の中に乱入した非日常」をテーマにしている環境における『日常性』という世界観を絶対に壊してはならないルールから夢は夢の世界のままに完結するという作者の意図とは異なる結末となったという。
夢は夢のままで終わる、日常と非日常を乱入しない・・そんな基本があるドラえもんの映画。のび太と夢幻三剣士はどうだったのでしょう?!
これについて、「長編の組み立ては難しい」「始めから終わりまでの構想をキッチリとたてる、ということができないので長いストーリーを組むのは苦手」とも語っているほか、前作時点でもタイトルの『ブリキの迷宮』だけを先に決め、あとから着想されるアイデアを集めていく、という執筆方法を採用し、全容はおろか結末すら作者にも読者にもわからないままのスタートだったという。
このため、漫画版と映画版ではエンディングにおける街の扱いや細部の違いが比較的ハッキリと現れており、特に初期構想をそのままにしたと思われる映画版ラストはファンの間でもさまざまな憶測を呼んでいる。
ドラえもんファンの間で様々な憶測を呼んだドラえもん「のび太と夢幻三剣士」。長編作品の組み立ては難しいという藤子・F・不二雄さん。それでも沢山の作品を世に出しているのですからすごいですね。
「気ままに夢見る機」用の夢カセット「夢幻三剣士」、その中の夢世界にあるユミルメ国
このカセット「夢幻三剣士」は、一方通行で夢が展開するほかの夢カセットとは異なり、いわば「第二の現実」ともいうべき世界を創造する製品で、夢見る人の行動によって世界の情勢が変わり、さらにそれが現実世界にも影響を及ぼすほど強い力を持つ。
のび太と夢幻三剣士は、好きな夢を気ままに見ることのできるカセットなのかとおもいきや、実は現実世界にも影響を及ぼす力を持ってしますものなのだそうです。ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」ではのび太の見る夢が物語を勧めていくのですが・・・・
現実感を強めるために夢見る人の性格や人格はそのまま主人公に反映され、物語は主人公の御馴染みの場面から始まる(のび太で言えば学校の廊下でママや先生に叱られる所から)。この夢世界では、現実世界でうだつの上がらない人物ほど素晴らしい英雄になれる。
のび太と夢幻三剣士の物語の中に登場する夢カセットでは、現実の世界でパッとしない人ほど英雄になるというもので、のび太も「のび太と夢幻三剣士」の世界では英雄に・・・・
のび太は当初、スーパーヒーローになって何でも自分の思い通りにいく夢を期待していたが、この「第二の現実」によって苦難の連続に遭遇し、同時にそれを乗り越えていくことになる。
本来ユミルメ国は豊かな王国だったようだが、妖霊大帝オドロームによる侵略により衰退しており、既に全80都市のうち44都市がオドロームの制圧下となっている。
のび太は「のび太と夢幻三剣士」でスーパーヒーローになるのではなく、苦難を乗り越えていくことになるのです。
ドラえもん「のび太と夢幻三剣士」の動画を発見!!
懐かしさにぜひ浸ってください!!
のび太と夢幻三剣士という映画は、のび太の夢の世界で繰り広げられる物語ですが、良いことばかりではなく苦難に立ち向かうのび太の姿を見ることができる作品です。「のび太と夢幻三剣士」は、ストーリーの設定など作者である藤子・F・不二雄さんの頭を悩ますほどの作品だったようで、統一感やドラえもんを作る上での決まり事のようなものを乱してしまうこともあったようですが・・それでも、のび太と夢幻三剣士は面白い作品に完成しています。
改めて、のび太と夢幻三剣士を見てみると面白いですよ。是非のび太と夢幻三剣士を見てみてくださいね。
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