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あの国民的アニメ、ドラえもんには最終話があるって知ってる?

いまや30年以上続く日本の国民的漫画ドラえもん。実は知られざるドラえもんの最終話があることご存知でしょうか?しかも最終話が複数存在しているときいたら少し気になりませんか?今回はそんなドラえもん最終話について、たっぷりご紹介します!

あなたはドラえもんの最終話を知っていますか?

国民的漫画ドラえもん。作者の藤子・F・不二雄先生が亡くなってからも愛され続ける名作です。そんな作品に最終話があったという事をご存知でしたか?

未来ののび太を見るともうドラえもんは一緒ではないようなので、やはりその別れの日が最終話なのでしょうか?

今回はそんなドラえもんの最終話について迫ってみます!

ドラえもんのことどのくらい知ってる?

まずは漫画「ドラえもん」についてご紹介しましょう!

作者は藤子・F・不二雄

ご存知の方も多いと思いますが、作者は藤子・F・不二雄先生。彼が1969年から書き始めたのがドラえもんです。連載は彼が亡くなる1996年まで続けられました。ドラえもんは「てんとう虫コミックス」という小学館のレーベルから発行されています。

巻数はてんとう虫コミックスの短編だけで全45巻。話数 にするとなんと全1345話!ドラえもんは中央公論社という会社からも出ていたり、メインの掲載誌だった小学館の学習雑誌以外にもコロコロコミック、てれびくん等でも書かれていたため、実際に世に出ている本はもっと多くなります。

ドラえもんのあらすじ

ドラえもんは22世紀からやってきたベビーシッターロボット。身長・胸囲129.3cm、体重129.3kgというずんぐりむっくりの愛嬌ある風貌で、見た目はタヌキに似ていますがれっきとしたネコ型ロボット。昔は黄色く耳もありましたが、耳は齧られ、体は度重なる不運に泣き叫んでいるうちに塗装がはげてしまいました。

彼は引き取られた先のセワシに頼まれ、セワシの子孫であるのび太を真人間にするためにやってきました。それというのも、のび太は歴代のご先祖の中でも一番出来が悪かったからです。お腹にある四次元ポケットからヒミツ道具を出してのび太を助けてくれるドラえもん。

とはいえのび太は自分の都合のいいように道具を使い、最初はうまくいくのですが後から痛いしっぺ返しを食らいます。それにドラえもんがあきれるというのが大体お決まりのパターンです。

二人に加えて、未来の結婚相手のしずかちゃんや、意地悪なスネ夫、ガキ大将のジャイアンや厳しいけれど愛情深くのび太を見守るのび太の両親など魅力あふれるキャラクター達の日常を描いた少し不思議な物語です。

ドラえもんをお祝いするイベントも

ドラえもんは2112年生まれ!

そこで2012年にはドラえもんの誕生日まであと100年を記念して記念のイベントも企画されています。

お誕生日まで100年記念が行われるほど人気のドラえもん。そんなドラえもんの最終話とはどんなものなんでしょうか?早速見ていきましょう!

ドラえもんの最終話ってどんな話なんだろう?

実はドラえもんの最終話は本当に存在しています。ただ、最終話というよりも一区切りという言い方の方が正しいかもしれません。なぜなら公式で確認されるだけでも最終話は3回描かれているからです。どういう事なのか、早速見ていきましょう。

ドラえもん、未来へ帰る

ある日のび太はざわざわという音に目を覚まします。何だろうと思い顔をあげると、なんとたくさんの人が壁をすり抜けては現れ、また消えていくからです。次の朝、未来の世界に一時的に帰っていたドラえもんが戻ってきます。

なぜか元気がなくぼんやりとするドラえもん。のび太は昨日の変なできごとを説明しようとしますが、ママがのび太を呼び、壁の落書きを指差して怒っています。

でものび太には身に覚えがなく、否定します。するとパパも大切にしていたライターがないと嘆きます。そう言えば物がよくなくなっていると3人が顔を見合わせると、ドラえもんは「とうとう、このへんにもあらわれたか」とつぶやきます。

時は変わってのび太は勉強部屋でドラえもんと向き合っておやつを食べていました。でもドラえもんは大好きなどら焼きを前にしても手をつけようともしません。声をかけても気のない返事しかしないドラえもんを不審に思っていると、突然壁をすり抜けてたくさんの人たちがまた壁を通り抜け始めました。

1人男が名刺を差し出し、「私は未来世界の観光会社ガイドで、未来世界の時間観光ツアー客を案内している」と名乗ります。「旅先の時代の住人に気づかれないように行動するのが時間旅行のルールだろう」とドラえもんが怒りますが、ガイドは「それでは客が満足しない」と笑っていうことを聞きません。

やがてツアー客達はその傍若無人ぶりをエスカレートさせ、のび太の家族は怒りますが、彼らは4次元移動で壁をすり抜けて移動して家の中を駆け回る為、なかなか捕まえられません。そんな中、銃を持った男が「ここが気にいった、下宿するぜ」と野比家への下宿を要求します。

男はなんと「殺し屋ジャック」という未来世界から逃亡してきた凶悪犯!ジャックは銃をを突きつけみんなを脅迫し騒然とさせますが、駆けつけてきたタイムパトロールに撃たれ拘束されます。みんないなくなり、野比家がようやく静かになりました。きのび太が「時間観光旅行なんて迷惑だ!」とぼやいていると、そこへセワシが現れます。

セワシが話すには未来からの渡航者たちのマナーが今回のように非常に悪い為、過去の人間に迷惑をかけないために「時間旅行規制法」が制定され、過去への渡航が一切禁止となったと説明してくれます。ドラえもんが元気がなかったのは、この「規制法」が近々制定されるのを知っていたからでした。

当然ドラえもんも帰らなくてはいけません。のび太は引き止めますが、「男だろ!これからはひとりでやってくんだ。きみならできる!!」とのび太に檄を飛ばします。やがて帰還のサイレンが鳴り、別れの時が。のび太に檄を飛ばしたドラえもんも、その時には「のび太くんとわかれるのいやだあ」と泣きわめきます。しかしセワシに引っ張られ、結局未来へと帰っていきました

ドラえもんはセワシとともに未来の世界へ戻り、あのタイムマシンの出入り口も机の引き出しから消えました。勉強机に向かうのび太は、その引き出しを開けるたびにドラえもんのことを思い出し、そこに彼の影を見て静かにつぶやきました。

ご存知でしたか?

これは正式な最終話といわれています。ただ、これが掲載されていたのは学年誌でした。なので一番最後の号では区切りをつけなければいけないもの。だからこの話を書いた後もドラえもん自体は続いているんです。

ドラえもんがいなくなっちゃう!

ある日友達とサイクリングの約束をしたのび太、しかし彼は自転車に乗れません。のび太はいつものようにドラえもんの道具に頼ろうとしますが、ドラえもんはそれを突き放します。

実はドラえもん、自分に頼りっきりなのび太の自立心を養うために未来へ帰ろうと考えていました。でもなかなか言い出せず、困り果てたドラえもんはセワシと話をして「自分が故障した」と嘘をつき未来に帰ることにしました。

その嘘を聞いたのび太は全く疑わず、ドラえもんがいなくなるのは困るけど故障をしているのなら自分に構わず未来へ帰ってと送り出します。その言葉にドラえもんは本当のことを伝えますが、それでものび太は勇気を持って送り出しました。

その後、のび太は自転車に乗る練習をします。何度転んでも立ちあがって頑張るその姿を、ドラえもんはタイムテレビを使って頑張るのび太を応援し、暖かく見守りました。

しかしこのお話には後日談があり、ドラえもんがまた未来から帰ってくるという2ページの漫画が公開されたのです。これも先ほど話した学年誌と関連があります。小学5年生で連載されていたドラえもんが小学6年生でも連載されることになったので、ドラえもんは帰ってきたのです。

ご紹介した二つは紛れもなく藤子・F・不二雄本人が描いたものでコミックスにも掲載されています。たしかに最終話にふさわしい感動作ですね!まさにドラえもんに合った個性溢れる最終話になっています。しかし、もう一つ有名な最終話があるのをご存知ですか?

実は他にもドラえもん最終話がある?

もう一つの最終話は本当に最終話になる予定だったものです。しかしこの続きがあることはみなさんよくご存じだと思います。3つ目にご紹介する最終話の名前は「さようならドラえもん」

さようならドラえもん

ご存知の方も多い名作です。ある日、ジャイアンにいじめられ泣きながら帰ってきたのび太はいつものようにドラえもんに泣きつきますが、ドラえもんは冷たくつっぱなします。様子がおかしいと感じたのび太が問い詰めると「未来へ帰らないといけない」と告げられます。

のび太は泣き叫びながら帰ることを引きとめます。ママに「ドラちゃんにも都合があるから仕方ないでしょう」と言われパパには「人に頼ってばかりいてはいけない」と言われ、ドラえもんが帰ることを受け入れます。

一緒の布団に寝る二人でしたがどうにも寝付けません。二人は夜のお散歩に行くことにしました。「僕はもう大丈夫だから、安心して帰って」というのび太にドラえもんは涙をこらえられず、その場から去ります。

入れ替わるようにやってきたジャイアンとのび太は喧嘩になります。敵うはずのないのび太ですが、どれだけやられてもジャイアンに向かっていきます。そして叫ぶのです「僕の力で君に勝たないと、ドラえもんが安心して、未来に帰れないんだ!」

のび太のあまりのしつこさにジャイアンもついに根を上げ「俺の負けだ」と帰っていきます。駆けつけたドラえもんに起こされたのび太はジャイアンに1人で勝ったんだと伝えます。

のび太はジャイアンに1人で勝ったから安心してと何度も繰り返します。そしてドラえもんはのび太を布団に寝かせ、しばらくその寝顔を見た後、静かに未来へ帰って行きました。

このお話は本当の最終話になるはずでした。しかし、藤子・F・不二雄が他の作品を描く気になれずもう一度描く決意をしたんです。ドラえもんに対する愛が感じられますね!ちなみに、この後の話が「帰ってきたドラえもん」です。

クオリティの高い同人誌が一気に有名に

ドラえもんの最終話と言われるものは実はまだ存在します。次にご紹介するのは壮大なドラえもんの最終話です。

ドラえもんの最終話と書かれたこちらの本。ドラえもんのコミックスそっくりですが、よく見ると作者も違い、出版社の名前も違いますよね。同人誌と書いてある通り、こちらはドラえもんファンが描いた二次創作物です。

元々は最終話の都市伝説を元にしたものなんで、チェーンメールなどでもよく見る内容だったようです。しかしこの漫画はかなりレベルが高い為公式なものだと勘違いした方も多いようです。一体どんな話なんでしょうか?

ある日、ドラえもんが動かなくなります。急いでドラミちゃんをよんで原因を調べてもらうとバッテリー切れだとわかりました。なんだ、と安心するのび太でしたが・・・

なんとバッテリーを変えると記憶がなくなってしまうのです。本来、耳に記憶されるはずの記憶ですが、ドラえもんにはそれがない為、記憶がなくなってしまうそうです。しかもタイムパトロールのせいでドラミちゃんが来ることすら難しい、まさに最悪の状態でした。

設計者との接触も機密事項とされていて、どうすることもできないのび太達の選択肢は2つでした。記憶をなくしてもいいからバッテリーを変えるか、未来の技術に期待をしこのままの状態にしておくかです。

のび太はこのままの状態にしておくことを選びます。ドラミちゃんもその意見を尊重してくれました。のび太は今までのことをドラえもんに話しかけますが返事をしてはくれません。のび太は悲しくて悲しくてたまりませんでした。

それから何年もたって、のび太は学年で一番の成績をとるようになりました。それでも喜ぶことなくさらに上を目指すのび太を友達は変わったと言いますが、しずかちゃんだけは涙を流して否定します。一体彼はなぜこんなに勉強をするようになったかというと・・・

ロボット工学者になるためでした。今やその道の第一人者とまで言われるのび太にみんなは感心します。しかし、みんなはドラえもんが止まってしまったことを知らず、黙って未来へ帰ったと思っていました。ただ一人、出来杉くんを除いて。

のび太としずかちゃんは結婚して何年も経っていました。ある日しずかちゃんをラボへ招き入れたのび太は横たわるドラえもんを見せます。そう、彼がロボット工学者になったのはドラえもんを復活させるためでした。つまりドラえもんの設計者はのび太だったのです。だからタイムパトロールはドラミちゃんにのび太との接触を禁じ、設計者の事も機密にしていたのです。

研究は無事成功。何十年振りかにドラえもんは動き、いつものように宿題をしたかどうか尋ねました。そしてあのころに戻ったような気持ちになったのび太は、ドラえもんに抱きつくのでした。

すごいですね。しっかりと構成された作品で正規な最終話になってもおかしくない作品です。しっかりと軸に立って普段ののび太のギャップも見ることが出来、とても良い作品となっていますね!このお話には「のび太は15歳で海外留学する」「しずかちゃんも一緒に研究する」といった脚色がある場面もあります。

ただあまりにもクオリティが高すぎるため、先ほどもご紹介したとおり公式だと勘違いする人が続出。あまりの人気でドラえもんの出版元、小学館から抗議を受け問題となりました。

都市伝説になっているドラえもん最終話がある?

次にご紹介するのは設定がとても悲しい最終話です。このお話では「のび太が植物人間」ということになっています。

1986年ごろの秋に「ドラえもんの話はすべて交通事故にあったのび太が見ている夢」という噂が広がりました。その後、「植物人間ののび太を、ドラえもんがどこでもドアで連れて行く」といった物や「そもそものび太は身心障害者でドラえもんは彼の妄想」という続きが何年にもわたって作られます。

またその他の話として「植物人間になったのび太にドラえもんが全エネルギーを与え助ける、でもドラえもんは止まってしまって、悲しんだのび太の涙がドラえもんに落ちてドラえもんは復活しエンドロールが流れ終わる」というものもあります。

ただ、この噂は91年に放送された「丸出だめ夫」の内容そのままという事でこのアニメからとられたのではと言われています。

そもそも86年のあの噂は作者がその年の夏に入院したことが元になっているのではと言われているそうです。

なぜファンが作成したドラえもん最終話が都市伝説として流れたのか?

一体なぜこんな都市伝説が爆発的に広がったのでしょうか?その理由の一つにチェーンメールがあります。メールが一般的になっていた当時、チェーンメールも大流行し、その中の一つがこのドラえもんの都市伝説だったんです。

特に同人誌になった「のび太がドラえもんの開発者」という話は、描いた方とはまた違う作者がいました。彼はチェーンメールでこのお話を流されお話が独り歩きすることを望んでいませんでした。自身のページにも「勝手に使わないで」「知らないところでお話が独り歩きしていて恐ろしい」とのコメントを自身のページで発表しました。

それでも止まらないチェーンメールに「こんなニセのお話がメールで回っているなんて、作品の権利の侵害で、熱心なファンに対する冒涜だ。その全責任は私にある」としてサイトを閉鎖してしまいました。

その後も真実の確認がないままチェーンメールは流れ続け、タレントが深夜番組で「のび太がドラえもんの開発者説」を話すこともあったそうで、より公式だと勘違いした人も多かったそうです。元の話を作った方はバッシングを受けることもあり、ナーバスになってしまっていたそうですよ。

作者の藤子・F・不二雄はこのことに対してどう思っていた?

あまりにも爆発的に広がったため、ドラえもん元の出版社に問い合わせが殺到したこともあり、作者の藤子先生もこの都市伝説のことは知っていたようです。

その為藤子先生はコメントを発表し「ドラえもんの最終話はこんな突然悲しい終わり方はしない」「最終話はもっと楽しいお話にする」とファンに向けて伝えました。ただの個人が作った創作物が独り歩きし都市伝説になった結果、作者がコメントを発表すると言った少し異常な結末となったのです。

人気者の宿命とも言うべき『ガセネタ』それはドラえもんにも存在しました。何が本当で何が嘘か、当時よりもより情報を手に入れやすくなった今、しっかりと自分で見極める力が大切ですね。

最終回を乗り越えた国民的漫画ドラえもん!

本当の最終話がなんと3回あったにもかかわらず、未だに現役コンテンツとして活躍し続けるドラえもん。それは作者の、そして読者からの愛があったからに違いありません。

それゆえにガセネタもありますが、それでも人気がなくなることはこれから先もきっとないでしょう。いつまでも国民に愛される漫画として輝き続けてほしいですね!

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