2015/10/08
tomoyo1984
2015/08/09 更新
日本の大人気漫画「七つの大罪」。皆さんは「七つの大罪」って言葉、どんな意味があるかご存じですか?今回は、漫画としての「七つの大罪」ではなく、歴史や宗教的な角度からの「七つの大罪」の「罪」とは何か、またその「罪」に関わるキャラや、「罪」と悪魔の関連性などをご紹介します!
鈴木央先生の漫画「七つの大罪」!
アニメ化もされ、大人気ですね★
私も愛読者の一人ですが、読み進めるうちにちょっとした疑問にぶつかりました!
「七つの大罪って・・・そもそも何なの!?」
「七つの大罪」と言う言葉、なんとな~く聞いたことあるような、ないような・・・
と言う事で、今回は漫画「七つの大罪」をもっと深く理解するために。
歴史的、宗教的にみた「七つの大罪」とキャラクター別の「罪」をご紹介したいと思います♪
◆宗教的に見た!「七つの大罪」◆
七つの大罪(ななつのたいざい、ラテン語: Septem peccata mortalia、英: Seven deadly sins)は、キリスト教の西方教会、おもにカトリック教会における用語。ラテン語や英語での意味は「七つの死に至る罪」だが、「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指すもので、日本のカトリック教会では七つの罪源(ななつのざいげん)と訳している[1]。
なるほど、「七つの大罪」とは直接的な「罪」ではなく。人間の内に潜む感情などを指すのですね!
◆歴史的に見た!「七つの大罪」◆
七つの大罪は、4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作に八つの「枢要罪」として現れたのが起源である。キリスト教の正典の中で七つの大罪について直接に言及されてはいない。八つの枢要罪は厳しさの順序によると「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」である。6世紀後半には、グレゴリウス1世により、八つから現在の七つに改正され、順序も現在の順序に仕上げられた。「虚飾」は「傲慢」に含まれ、「怠惰」と「憂鬱」は一つの大罪となり、「妬み」が追加された。
現在は「七つの大罪」と言われている「罪」は、元は八つあったなんて知らなかったです!
◆悪魔とも関連がある「七つの大罪」◆
1589年、ドイツのペーター・ビンスフェルト(Peter Binsfeld)は、罪と悪魔の関係を記した著作を著したが、その中で、七つの大罪も特定の悪魔との関連付けている。このような七つの大罪と悪魔との関連づけは、キリスト教の本質的な部分と無関係だが、通俗的なグリモワールにおいて引用されることとなった。七つの大罪と悪魔の関連を最初に表現したのは、16世紀の版画家ハンス・ブルクマイアーである。これには、悪魔がそれぞれ自分の名の記されたリボンを手にしている姿が描かれていた。また、中世には悪魔でなく動物の姿で表しているものも見られる。
宗教的にはあまり関連がなかったのですが、「罪」から「悪魔」を連想したようですね!
確かに、「罪」と「悪魔」は何かしらの関連があるように感じます!
宗教的、歴史的さらに悪魔とも関連がある「七つの大罪」!
思った以上に奥が深い「七つの大罪」。何だかワクワクしてきますね★
ここからは、漫画「七つの大罪」のキャラクターと対象悪魔について解説していきましょう♪
傲慢(高慢)【エスカノール】
漫画「七つの大罪」では、未だに正体不明の謎の人物!
◆人物紹介◆
手配書では威厳のある老人の姿で描かれているが、正体は大人しくひ弱な青年。真夜中の午前零時において、エスカノールの闘級は王国聖騎士の中で最弱だが、日の出と共に力が増していき正午になると同時にピークに達し、外見も筋骨隆々となる。ピーク時の闘級は他の<七つの大罪>の闘級の合計を軽く凌駕するが、その時の性格は自制心を完全に忘れた傲慢そのものの存在である。マーリンに強い想いを寄せており、それは昼でも夜でも変わらない。
傲慢(高慢)【ルシファー】
天使から堕天した悪魔として有名ですね!
◆【傲慢(高慢)】の対象悪魔「ルシファー」の解説◆
ルシファーの名の悪魔たるゆえんは、旧約聖書「イザヤ書」14章12節にあらわれる「輝く者が天より墜ちた」という比喩表現に端を発する。これはもともと、ひとりのバビロニア王かアッシリア王(サルゴン2世かネブカドネツァルであろうと言われる[25])について述べたものであった。キリスト教の教父たちの時代には、これは悪魔をバビロニアの王になぞらえたものであり、神に創造された者が堕ちて悪魔となることを示すものと解釈された。
憤怒(激情)【メリオダス】
漫画「七つの大罪」では主人公を務めているメリオダス!
◆人物紹介◆
手配書の人相書きは無精髭をたくわえた男[2]だが、実際には年端もいかない少年の姿をしている。16年以上前から外見が変わっていない[3]。お尋ね者となった後は「豚の帽子亭」を営んで生計を立てながら、10年前の事件の真相を求めて散り散りになった「七つの大罪」の団員を捜索していた。そのさなかにエリザベスと出会う。セクハラが目立つものの、その対象はエリザベスと今は亡き恋人のリズのみに限定される。
憤怒(激情)【サタン】
悪魔と言えはサタン様!
泣く子も黙る悪魔の中の悪魔です!
◆【憤怒(激情)】の対象悪魔「サタン」の解説◆
サタンとは「悪魔・悪霊の統率者」としてのイメージが一般的であるが、その中で一体どのような存在であるか定まっていない。「悪魔の王・サタン」という存在でも、「サタンという名の悪魔がいる」「特定の著名な悪魔(主にルシファーなど)の異名」「サタンという悪魔・悪霊の階級がある」など、多様なとらえ方が存在する。七つの大罪や地獄の階級付けなど一般的な信仰とは相いれないような、神学的側面でも取り上げられることもあり、その名は多様な場所で見受けられる。
嫉妬(羨望)【ディアンヌ】
【憤怒(激情)】の「罪」、メリオダスが大好きな女の子(?)
◆人物紹介◆
一人称は「ボク」。団の中でも一、二を争う怪力の少女だが、拗ねたり、照れると髪で顔を隠すしぐさをするなど子供っぽい一面も見せる。仲間が傷つけられたり、無辜の民を傷つける非道には容赦しないが、反面非情になりきれない甘さが本来の実力を抑制してしまっている一面もある。
数百年前、戦いを拒み巨人族の里から出奔していた際にキングと出会い、しばらくの間生活を共にしていた。お互いに想い合うが別離の際に彼に記憶を封じられ、巨人族の里に戻り、巨人族の戦士として訓練や戦に身を投じた。
嫉妬(羨望)【レヴィアタン】
ビックネーム悪魔なレヴァアタン!
何かこんな恐竜いそうです!
◆【嫉妬(羨望)】の対象悪魔「レヴィアタン」の解説◆
基本的には、本来のものと同じく、海または水を司る者で外観も怪物とする。その一方で、一般的に想起されるような悪魔の外観を持つ場合もある。元のレヴィアタンが何物の攻撃も通さない様に、悪魔としてのレヴィアタンは、どんな悪魔祓いも通用しないとされている。レヴィアタンは大嘘つきで、人にとりつくこともでき、それを追い払うのは非常に難しいとされた。 特に女性にとりつこうとする。
怠惰(堕落)【キング】
怠惰と言う割に、漫画「七つの大罪」の中ではしっかり者のキング!
◆人物紹介◆
小柄な少年の姿をした妖精族の王。本名は「ハーレクイン」。妖精界に生える神樹によって選ばれた絶対的な守護者として恐れられ、「キング」の名がついたとのこと。手配書では丸々と太った巨漢の姿で描かれているが、これは妖精族特有の変身能力を使った正装としての仮の姿で10年前(騎士時代)はこの姿で活動していた。本来の姿は少年の方である。妖精族だが特徴的な翅を持たない。
怠惰(堕落)【ベルフェゴール】
怠惰の悪魔ベルフェゴールは兎に角変態なおっさんです!
◆【怠惰(堕落)】の対象悪魔「ベルフェゴール」の解説◆
ベルフェゴールはまた人間界の結婚生活などをのぞき見る悪魔とされ、女性の心に性的で不道徳な心を芽生えさせる力を持ち、その為か、女性に対して非常な不信感を持っていたとされる。 中世ヨーロッパの伝説によれば、ある時魔界で「幸福な結婚というものは果たして存在するのか?」という議論が起こり、実際にそれを見てくるためにベルフェゴールは人間界へやってきたという。彼は様々な人間の結婚生活を観察したが、その結果幸福な結婚など無いと言う結論を出したとされる。
強欲(貪欲)【バン】
いかにも強欲そうなお方です!
◆人物紹介◆
不死身の(アンデッド)バン」の異名で知られる、不死の肉体を持つ青年。左の首筋にメリオダスにつけられた消えない傷跡が残っている。語尾に「〜♪」をつけて喋る。他者の服を盗むなど手癖が非常に悪い。また不死の肉体を持つため生の刺激を希薄に感じており、非情に刹那的な性格の持ち主。生の実感の為に楽しみや痛みを求めている。普段は気さくながらも冷静沈着だが、エレインの事となると我を忘れてしまう未熟な一面もある。
強欲(貪欲)【マモン】
なんか名前可愛いな!
と思ったら、全然可愛くない!!!!
◆【強欲(貪欲)】の対象悪魔「マモン」の解説◆
ドイツのイエズス会士、ペーター・ビンスフェルト(英語版)は著書『魔女と悪人の告白について』(1589年)において、キリスト教の「七つの大罪」を司る七つの悪霊のリストを示した。その中でビンスフェルトは、マモンを「強欲」を司る悪霊とした[20]。ネッテスハイムのコルネリウス・アグリッパは、1533年に出版された三部作『隠秘哲学論』の巻3第18章「悪霊の階級、その堕落とさまざまな性質について」の中で、マモンについて次のように述べた[21](この箇所は1801年に出版されたフランシス・バーレット(英語版)『秘術師』にも引用されている[22])。
暴食(大食)【マリーン】
暴食なのにスレンダー!
セクシーなお姉様です♪
◆人物紹介◆
胸元が開いた非常に露出度の高い服を纏う、蠱惑的な容姿の美女。常にうっすらと笑みを浮かべているが、メリオダスからは胡散臭いと言われている。「ブリタニア一の魔術師」であり、その力は弟子であるビビアンから「反則」と言われるほど。様々な魔法具を開発しており、リオネス聖騎士が扱う「呪言の玉」や「女神の琥珀」等もマーリンによって作成された。
暴食(大食)【ベルゼブブ】
ベルゼブブは蠅の王様でもあります!
キモイって言わないで!蠅は綺麗好きなんだよ!
◆【暴食(大食)】の対象悪魔「ベルゼブブ」の解説◆
本来はバアル・ゼブル (בַעַל זְבוּל)、すなわち「気高き主」あるいは「高き館の主」という意味の名で呼ばれていた。これはおそらく嵐と慈雨の神バアルの尊称の一つだったと思われる。 パルミュラの神殿遺跡でも高名なこの神は、冬に恵みの雨を降らせる豊穣の神であった。一説によると、バアルの崇拝者は当時オリエント世界で広く行われていた、豊穣を祈る性的な儀式を行ったとも言われる。しかし、イスラエル(カナン)の地に入植してきたヘブライ人たちは、こうしたペリシテ人の儀式を嫌ってバアル・ゼブルを邪教神とし、やがてこの異教の最高神を語呂の似たバアル・ゼブブすなわち「ハエの王」と呼んで蔑んだという。これが聖書に記されたために、この名で広く知られるようになった。
色欲(肉欲)【ゴウセル】
いかにもそれっぽい!
ちなみに男性です!
◆人物紹介◆
過去に偉大なる魔術師によって命を吹きこまれた人形であり、術が解けると掌に乗る程度の本体の姿を晒してしまう。現在は血肉を持つ存在として行動しているが首をもがれても死なない。
色欲(肉欲)【アスモデウス】
こんな見た目ですが、元は天使でした!
見た目では判断しちゃダメって事ですね!
◆【色欲(肉欲)】の対象悪魔「アスモデウス」の解説◆
悪魔学によると、彼は元が激怒と情欲の魔神のためか、キリスト教の七つの大罪では色欲を司る。悪魔になる前は智天使だったとされる。グリモワールのひとつ『ゴエティア』では悪霊の72人の頭目の一人に挙げられている。アマイモン配下の東方の悪魔の首座で、72の軍団を率いる序列32番の大いなる王とされる。姿かたちは牛・人・羊の頭とガチョウの足、毒蛇の尻尾を持ち、手には軍旗と槍を持って地獄の竜に跨り、口から火を噴くという。 姿を見ても恐れずに敬意を払って丁寧に応対すれば非常に喜び、指輪やガチョウの肉をくれたり[3]、幾何学や天文学などの秘術を教えてくれるという。
今回は、漫画「七つの大罪」の歴史や宗教背景、
また悪魔との関連について、ご紹介しましたがいかがでしたか?
「七つの大罪」について深く掘り下げる事で、今までとは違った
新たな目線で物語を見ることが出来そうですね★
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございます♪
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