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    ”他人の失敗が見れない”共感性羞恥って?症状例や対策は何?

    ”共感性羞恥”という言葉を知っていますか?共感性羞恥とは他人の失敗を見ることができないことです。2016年に「マツコ&有吉の怒り新党」で取り上げられて話題になりましたね。共感性羞恥の症状や対策法にはどのようなものがあるのでしょうか?

    共感性羞恥の症状は?

    皆さんは共感性羞恥という言葉をご存知でしょうか?

    共感性羞恥とは頼んの失敗を自分ごとのように感じてしまう心理状態のことを指すそうで、家族や友人などの親しい存在の失敗のみならず、ドラマや物語での登場人物の失敗を見てもまるで自分のことのように関じてしまって、見ているのが恥ずかしくなる感覚を指します。

    今日はその共感性羞恥についての参考例や対策法、なぜ起こるのかなどの情報を詳細に紹介していきます。

    人の失敗を自分のことのように感じてしまう

    TV番組などを見ていると「わかるわかる」と共感をすると同時に何故か自分自身も恥ずかしくなってしまう症状を持つ方がいます。

    恥ずかしかったりトラウマを引き起こされて精神的に不安定になったケースもあるそうです。他人事のはずなのに自分のように見てしまう、不思議な出来事ですよね。

    共感性羞恥を経験したことある人は10.4%

    過去にこの症例は「マツコ&有吉の怒り新党」で取り上げられ話題になったのですが、この番組中で男女500人にアンケート取った結果、共感性羞恥を経験したことがある人はたったの10.4%だったそうです。

    「もっといるかと思っていた」と当時マツコさんも発言しており、SNSでも共感している人は多かったのであくまで参考例として。偶然、余りそういう事を感じない人が多かった可能性もありますね。

    共感性羞恥はどのような時起こる?

    世の中の10%ほどがこの共感性羞恥を患っているということは、逆にこの症状がどのような時に起こるか理解できていない人もいらっしゃいますよね。共感性羞恥の症状がどのような原因で起こるか具体例を探していきましょう。

    テレビ番組を見ていて感じることが多い?

    身近に他人の行動が見ることが出来る一番の機会といえばテレビ番組ですよね。画面越しなので出演者が失敗したり恥ずかしい体験をしていても、視聴している側に取っては被害を被ることはまずありません。しかしこの共感性羞恥の原因になりがちなのがこのテレビと言われています。

    ドキュメンタリー番組やドラマで失敗体験・エグい体験を語られる機会って結構あると思いますが、その天上の人の日常ありえない失敗談であっても自分のことのように感じて辛くなる人が多いんだとか。人に限らず動物などが辛い目にあっていても同じ感情を覚えるそうです。

    お笑い番組でもアウト?

    辛い目とは正反対にいるようなお笑い番組でも駄目だそうです。お笑い芸人の中には「すべり芸」を得意とされている方や番組で「ドッキリ」などにかけられて、視聴者の笑いを誘うような番組数多くありますよね。

    これも出演者の「失敗」「追い詰められている」には変わらない状況であり、やはり自分自身の気持ちが辛くなる共感性羞恥の症状が出てしまう人もいらっしゃるそうです。昨今、過激な番組が減っているのはこういった方への配慮もあるのかもしれませんね。

    男性が御用達のアレでもアウト?

    また男性から上がっていた意見でもあるのですが、AV...いわゆる「セクシーなビデオ」でも駄目という声もそれなりに上がっているようですね。

    普通の内容なら大丈夫みたいですが、やはりセクシー女優さんに過度の負担がかかるものもありますし、趣味趣向によってはい「痛み」さえ感じさせてしまう作品だって世の中にはあります。

    それらの演出上であっても「辛さ」に関して痛みを共感して致すどころじゃなくなってしまう人もいるそうで、男心の複雑さを感じさせますね。女性がAVを好んで見る機会が少ないので男性視点で書きましたが、当然「辛い目」にあっているので女性でも共感性羞恥の気配がある方は同じ感情を覚えます。

    共感性羞恥の症例

    厳密には病気ではないそうなので症例とも言いづらい部分もありますが、この共感性羞恥を持っているかたが、実際にそのシーンに遭遇するとどのような症例や特徴が発症するかを見ていきましょう。

    恥ずかしい気持ちになる・ドキドキする

    一番多く見られるのがこの症例でしょうか。お笑い番組などで頻発しているようです。

    ドラマやドキュメンタリーでも同じ例はあれど、誰かが恥ずかしい目に遭うのは「お笑い番組」が一番機会が多いと思いますが、この共感性羞恥のきらいがある方は自分と重ねてドキドキしてしまうことも多いんだとか。

    芸人さんが滑っても滑りそうでも、恥ずかしい話を暴露されてあたふたしているときでも、まるで自分のことを言われているようだと鼓動が早くなりドキドキし、最終的には見ていられない気持ちになるそうです。

    気分が辛くなる・落ち込む

    恥ずかしいだけならまだ良かったのが、まるで自分が責められているように感じて不快感を覚える人も少なくないようです。これはお笑い番組と言うよりドラマや映画などのストーリー性が強いものでよく見られる症例だそうな。

    辛い展開を見ていて自分と重ねて吐きそうになったり、最終的に終わりは幸せだとはわかっていても途中が辛すぎて視聴をやめて機会も非常に多いそうです。

    不快になる・怒りを覚える

    世の中には様々な作品がありますね。辛い展開のままに最後までスッキリしないものもいっぱいありますし、例えば「いじめ」や「孤立」していくさまを書くドキュメンタリーに近いようなドラマ・映画作品も存在します。

    そういったものを見て過去の自身のトラウマと重ね合わせ、悲しみを通り越して怒りを覚えて「不快感」を示してしまう人も数多くいるそうですね。その描写がリアルすぎて不快になったためテレビ番組にクレームを入れる人もいるそうです。

    共感性羞恥経験者の声

    ここまで共感性羞恥でどのような気持ちになるか、どのような症例になるかをご紹介させていただきました。テレビ番組で取り上げられる度にSNSなどで反響が大きいので、実際の経験者の声や困っている悩みなども多く見る機会があります。

    怒り新党を見ていた人から様々な声が?

    2016年にマツコ・有吉の怒り新党で「共感性羞恥」が大きく話題になり、その時に多くの反響の声が上がっています。

    ・登場人物に恥をかかせて笑いを取るタイプのマンガやアニメが見れない。
    ・アニメやドラマでキツいシーンがある時は音量を消したりスキップでやり過ごす。
    ・授業中や会議で的はずれなことを言ってしまう人がいると耳をふさぐ。

    ・学校とかで怒られている人を見ると自分のように感じて辛くなる。
    ・居酒屋で他の席の客が盛り上がっていないとダメージを受ける。
    ・ドラえもんののび太くんの失敗やサザエさんの勘違いが見ていられない。

    上げればキリがないほどに反響があったようですね。

    共感性羞恥の種類は2つある!

    ここまで共感性羞恥と一括りにしましたが、この共感性羞恥の症例・特徴は大まかに分けて2つの種類のタイプがあるそうです。次はこの2つのタイプ「リアルタイプ」と「ストーリータイプ」のそれぞれの特徴について調べていきたいと思います。

    現実の人の失敗がだめ(リアルタイプ)

    共感性羞恥でも多くの人が該当するのがこの「リアルタイプ」となります。他人の失敗を見ると自分のことのように感じてしまっていたたまれない気持ちになってしまう方ですね。

    誰かが怒られていたり恥をかいたりするとこの共感性羞恥が発症するそうで、この感覚を覚えている方自身も、集団の中に身を置くと辛いと愚痴をこぼしていたるするのが現状のようですね。

    現実の人+物語の中の人の失敗もだめ(ストーリータイプ)

    先に上げました「リアルタイプ」の方よりもこちらは重症となります。テレビを見ていて沿う感じてしまうタイプは大体の人がこちらに該当するかもしれません。

    たとえ物語の中の人・・・「フィクションであっても駄目」という方々ですね。ドラマやアニメ・小説などで登場人物が苦境に立たされたり、痛い目にあったりするとこの共感性羞恥が発症し、ひどい場合はチャンネルを変えてしまうことも。

    昨今はドラマ・アニメなどの辛い展開を見てSNSでありえないと吠える人も稀に見られますが、もしかしたらこの共感性羞恥が発症しているのかもしれませんね。

    どんな人が共感性羞恥になるの?

    共感性羞恥は性格やそれまでの人生経験が色濃く影響するとも言われています。やはり症状が出やすい方と出にくい方がいるそうですが、今日は出やすい方の特徴を判例を挙げながら紹介していきたいと思います。

    共感性が強い、同情心が強い人

    相手の失敗や揺らぐ感情を自分のことに思って傷ついてしまうこと。つまり、感受性が非常に強く、物事に対して同情しやすい人がかかりやすいとも言われています。良く言えば他人の痛みを共感できる人、とも言いましょうか。

    特に先に上げました「ストーリータイプ」の方に強く該当しますが、感情移入がしやすく自分と重ねやすい人もこの症状に陥りやすいと言われています。小さい頃から想像で情景を補完する小説などに触れているほど、共感性羞恥になりやすくなるのかもしれませんね。

    人の目を気にしやすい人

    また「他社の失敗に対して過剰な反応をする」ということは、良くも悪くも人の目を気にしすぎるにも繋がっていますよね。誰も御本人を責めているわけではないのに、自分と重ねて恥ずかしがってしまうわけです。これは、被害妄想と勘違いされることも多々あります。

    結局の所、恥ずかしい事を恥ずかしいと思うと言うことは自己評価を気にしすぎている部分もありますので、そういう意味でも人の目を気にしすぎる人がかかりやすいとも言われています。

    自分が思う理想と眼の前の「恥ずかしいこと」「辛いこと」に現実のギャップを感じ「その場から逃げたい」と逃避思考に陥ってしまうんだとか。

    共感性羞恥は気にしなくても良い?

    これを恥ずかしいことと思い、対策・改善方法を知り直したいと思っている方も非多いのがこの共感性羞恥ですが、過去の人生体験なども色濃く影響するこの症状は本当に治す必要はあるのでしょうか?

    他人の気持ちがわかる優しい心を持っている

    さて、共感性や同情・感情移入をしやすいということは他人の気持ちになって考えることが出来る人である、とも取れますよね。被害妄想と茶化す人も確かに存在はするのですが、毒に他人の恥に対して敏感な人は優しい心をお持ちなのではないでしょうか?

    また先程、幼い頃から「物語」「文学」に触れている方がかかりやすいとも言いましたし、「共感」するということはリアルの「経験値」の差でもありますよね。要は引き出しが大きい人ほど先の展開が予想できて共感性羞恥が発症しやすくなるんです。

    日常生活に支障はない!

    多少不便な部分はあれど、日常生活において「他人が辛い目にあっている」「他人が恥ずかしい目にあっている」シーンと向き合うことは早々ありません。怒り新党の視聴者の声でもそうですが、共感性羞恥の発症例の声は数が特に少ないはずの「ストーリータイプ」の方の声が大きいですよね。

    そう考えてもそういったテレビ番組を見ないなどの、対策さえしておけば日常生活を送るにあたり、大きく支障が出ることはありません。

    共感性羞恥を治すには?

    気にしなくて良いと断じたものの、それでも治したいんだって人はやっぱりいますよね。もしかしたらお店などに行くと、上司が部下を叱咤している場面とかに出会うかもしれませんし、その度に共感性羞恥を発症していたらたまりませんしね。

    改善・対策方法があるのかないのかをチェックしていきましょう。

    ”これは現実ではない”と思い込む

    根性論かつ精神論的なものではありますが、空想上や作り物でもそう感じてしまう「ストーリータイプ」の方はこうやって対処していくしかありません。確実に現実に起こっていることではないので「実際は誰も恥ずかしい目に遭ってはいない」のです。

    あくまで画面の向こうや紙の媒体で起こっているフィクションの出来事であるので、不幸になっている人物などいないと思いこむことで対処していきましょう。画面の向こうは勿論のこと、自分自身への影響は一切ありません。

    治す方法はない!

    唯一の改善点であげたものが精神論・根性論系列であったことからお察しではありますが、明確に治す方法はありません。共感性羞恥は性格的な要素が強く、医学的には病気としても認められていないのが現状です。

    アスペルガーに代表される発達障害ではないかと捉えているような記事もネット上にはあるのですが、関連性は非常に薄く、理解が薄い方が精神的な障害と一緒くたにしているとしか言いようがありません。

    今日感じた共感性羞恥を覚えた出来事を書き出すとマシになるという声もありました。強く自分を振り返って戒めるわけですね。一部で効果が出ている方法ではあるみたいなので、悩んでいる方は試してみてはいかがでしょう?

    共感性羞恥と生きる生活

    共感性羞恥に関して色々な情報を集めてみましたがいかがだったでしょうか?

    結局この共感性羞恥という症状も病気ではなく、自分らしく成長し生きた結果ではないのでしょうか? 感受性が強いことや同情的なこと・共感する力が優れていることは決して病気ではありませんし、もしかしたら優れている部分である可能性だってあります。

    言い換えれば自分に起きかけて物事を考え、先の想像を働かせることができているのですから。その感覚とともに生きていくことも決して悪い道ではありません。余り悩まずに「自分らしく」生きていきましょうね!

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