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2023/12/28
大今里
「シケモク」という言葉をご存知でしょうか?喫煙率が年々低下している世の中ですので、ご存知ではない方も多いと思います。
昔は今程喫煙マナーが整っておらず、テレビではかっこいい大人がタバコを吸うコマーシャルも放送されておりました。
映画に出てくるセレブな俳優、女優がカッコよくタバコを吸うシーンが話題になると、真似をする人も多くいました。
食費を削減してもタバコは止めないという、根っからの愛煙家が行っている「シケモク」の活用について、ご説明いたします。
「シケモク」とは、「タバコの吸い殻」の俗称という意味と、「タバコの吸い殻を集めてつくったタバコ」という意味の2つの意味があります。
タバコの吸い殻や、吸い殻を集めて作ったタバコが、なぜ「シケモク」と呼ばれるようになったのでしょう?次の章で、語源について、ご説明します。
「シケモク」を吸う時というのはタバコを吸いたいときにタバコがない時です。
愛煙家にとっては、タバコが切れる、つまり吸えなくなってしまった時ほど、不安になる事はありません。
タバコを吸いたくても、お金がなくて買えない、タバコを買いたくても売っている場所が遠い、というケースに「シケモク」を吸う事が多いようです。
今でこそ、24時間営業のコンビニに行けば、手軽に購入できるタバコですが、物資が不足していた戦後は貴重品でした。貴重品である為に、「シケモク」で不足を補ったり、商売をしていたようです。
そんな「シケモク」の歴史についてひも解いてみましょう。
街に捨ててあるタバコの吸い殻を集める事を「シケモク拾い」、或いは、「モク拾い」といいます。
戦後(1945~1956)、物資の欠乏でタバコが市場で流通しずらい状態だった際、タバコの吸い殻を集めてまき直し、それを売る商売をしていた人も大勢いたそうです。
「シケモク拾い」を生業としている方が多く、「シケモク拾い」専用の機材として篠竹に針をつけたものも流通していたようです。
現代はどうかというと販売している人は稀なのでしょうが、「シケモク拾い」を行っている人はいるようです。
タバコが一昔前とは異なり、かなり高価なものになってしまった、景気が悪く小遣いが減ったという事が背景にありそうですね。
調べた所、現在の「シケモク拾い」は、パチンコ屋、ゲームセンター、バッティングセンター等の喫煙の制限がない、室内で行われているようです。
室内だと、「シケモク」が雨に濡れることがなく、場合によっては、ほぼ新品の「シケモク」が手に入りますからね。
現在でも小遣い不足対策として行われている「シケモク拾い」ですが、そもそも、「シケモク」はおいしいのでしょうか?その辺り調べてみました。
一度吸ったタバコを再度吸う「シケモク」。お味や匂い、効果はどうなのでしょうか?
一般的に考えると、再度吸っても効果が薄いような印象があります。
そもそも、一度使用して灰皿に廃棄したものですので、衛生的なイメージはありませんよね。
まずは、「シケモク」の味、匂いについて、調べてみました。
「シケモク」の味は、当然といえば当然ですが、『不味い』というのが一般的のようです。味の変化としては、苦くなるようですね。
元々、タバコは吸えば吸うほど、根本にニコチンやタールが溜まっていく仕組みになっているようで、新品のタバコを吸うよりもニコチンやタールが増量するようです。
普段吸っているタバコと比べると、いつも以上に摂取することになるので、不味く感じるようです。
味もさることながら、「シケモク」の匂いも味に影響を与えているようです。匂いについて続けて調べてみました。
「シケモク」の味が悪くなるのと同じ理由で、匂いも新品よりも臭くなります。
吸い殻の残った部分には、ニコチンやタールが付着している為、それを再度、燃やす事でよりニコチン臭が際立つからだそうです。
加えて、一度燃えた所を再度燃やすので、コゲた匂いも加わります。これらが「シケモク」の匂いを臭く変えている原因のようです。
味が悪くても、匂いが臭くても、愛煙家としてはタバコを吸えないよりは、マシと考えてしまいますよね。
せめて、これから人に会う場合等は、気を付けた方が良さそうす。
愛煙家の方ならご存知の加熱式タバコ、『IQOS』。ホルダーと呼ばれる部分に、ヒートスティックというタバコのような物を装着して吸います。
加熱式タバコの良い所は、愛煙家にとってはしっかりとニコチンが摂取できて吸いごたえがある所だそうです。嫌煙家にとっては、副流煙が発生しないので、紙巻きタバコよりは我慢ができそうという所でしょうか。
加熱式タバコに装着するヒートスティックは、一度吸うと廃棄するものですが、再度、ホルダーに装着して「シケモク」吸いができるそうです。装着後の状態から「十字吸い」とよばれるこの方法、効果としてはどうなのでしょうか?
調べてみると、紙巻きタバコ同様、味は苦く、吸いごたえが全くないそうです。
『glo』とは『IQOS』と同じく加熱式タバコの喫煙具です。ネオスティックという専用タバコを『glo』差し込んで喫煙します。
ネオスティックの「シケモク」はヒートスティックの「シケモク」よりはマシのようです。加熱方式が『glo』と『IQOS』で異なる為、『glo』で「シケモク」を吸う場合は、吸い終わったネオスティックは抜かずにそのままにしておくことがポイントのようです。
ネオスティックの「シケモク」は味や臭いが悪くなることはなく、薄く、吸いやすくなりますが、やはり吸いごたえは悪くなります。
これまでの結果から、あきらかに「シケモク」は体に悪いと思われます。普通にタバコを吸うのと、「シケモク」を吸うのでは、どちらが健康に害を与えるのでしょうか?
愛煙家としてはちょっと気になる事を、調べてみました。
「シケモク」の先端、つまり、前回火をつけて消した部分は、タールが溜まっており、再び火をつけて吸うと普通に吸うよりも多くのタールを吸い込んでしまいます。
また、ニコチンが蓄積された部分を再度吸う事になるので、新品を吸うよりもニコチンを多く摂取してしまうというのが体に悪いといわれる理由のようです。
ただし、いつもよりも、ニコチンやタールを多く摂取してしまう事が、すぐに体に影響を与えるものではないそうです。
「シケモク」を吸っても即健康に影響を与える物ではないという理由は、「そもそもタバコを吸っている時点で健康を害している」という事のようです。
「シケモク」を吸った事のある方でしたらお分かりとは思いますが、「シケモク」を吸うと、いつもよりも苦く、肺に重い感じを受けます。
いかにも、体に悪い物質が含まれているのだろうと思ってしまいますが、いつも吸っているタバコよりも、ニコチン、タールが多いタバコを吸っているのと同じという事のようです。
タバコを吸う側は影響なしとしても、タバコを吸わない人にとってはいつもよりも強力なニコチン、タールの副流煙を吸う事になりますので、「シケモク」に限らず、喫煙マナーは守りたい所ですね。
リスクとマナーを確認した所で、「シケモク」の吸い方についてご説明したいと思います。
先に記述した通り、「シケモク」という言葉には、「タバコの吸い殻」の俗称という意味と、「タバコの吸い殻を集めてつくったタバコ」という2種類の意味があります。
それぞれの吸い方、作り方についてご説明したいと思います。
お金がない時や、どうしても吸いたいときにタバコがない時に、活用できる方法ですが、ご自身の健康や、周りの環境を考慮し、自己責任でお試しください。
「シケモク」、つまり、吸い殻にもう一度火をつけて吸います。
通常、吸い殻は火を消す際に曲がってしまう事が多いですので、再度、火をつける場合は、指で伸ばし、極力まっすぐな状態に戻してから火をつけてください。
前回、火種だった箇所は焦げて黒くなっていますので、ある程度、削った方が、火をつけやすいですし、多少、苦みも抑えられると思います。
そして、「シケモク」を吸う歳に最も気を付けなければならないのは、ゆっくり吸う事です。
吸い殻を吸っているので吸う部分が短く、新品のように吸うと一気に燃え尽き、灰や火種が床に落ちるという事がありえます。
ただの「シケモク」(吸い殻)では満足できない場合は、複数の「シケモク」をまとめて1本のタバコを作る事ができます。
まず用意するものは、数本の「シケモク」と、タバコの葉を巻くための紙です。紙は新聞紙程度の厚さのものであれば問題ありません。
以下の手順でつくってください。
すると、両切りタバコが完成します。フィルターのない両切りタバコなので、初めて吸う方にとっては、きついかもしれません。
又、吸うときは、ゆっくり吸うようにしてください。口の中にタバコの葉が入ったり、熱風が口の中を襲ってやけどを負う事があります。
今のご時世では考えられない事かもしれませんが、昔はタバコを吸う事がイケてる大人の男性というイメージが流行していた時期がありました。「チョイ悪おやじ」という言葉も流行った時期でもありました。
そのようなご時世を反映してか、マンガやアニメ等では、ちょっと悪い大人、イケてるお大人がタバコを吸うシーンをよく見かけました。
特にキャラクターが物静かな大人の場合、「シケモク」がより一層、大人の男性の魅力を引き立たせておりました。
「シケモク」が魅力を引きだたせている代表的な作品をご紹介します。
「シケモク」と言って思いつくキャラクタとしては、『ルパン三世』の登場キャラクタで、「次元大介」ではないでしょうか。
よくよく調べてみると、「次元大介」が「シケモク」を吸っているのは劇場版「カリオストロの城」という作品中だけのようです。
劇場版「カリオストロの城」は、かなりヒットした作品ですので、「次元大介」が「シケモク」を吸うというイメージが固定化されてたようです。
ちなみに、一度、禁煙を試みた事があるそうですが、失敗したようですね。
「シケモク」について調べてみると、「違法」というキーワードを見かけました。シケモクを吸う事が法律に違反しているのでしょうか?気になります。
確かにタバコを生産できるのは、特定の企業だけという法律はあるようです。「シケモク」を作ることは、タバコの生産にあたるのでしょうか?
また、関連する事件についても調べてみました。
結論からいいますと、「シケモク」を作るのは違法ではないようです。確かに、タバコの葉を栽培して新たに生産している訳ではありませんからね。
ただし、「モク拾い」も度が過ぎると逮捕される事もあります。2015年に車の灰皿から「シケモク」を取ろうとした男が逮捕されたという事件がありました。
この犯人は車の所有者の元同僚で、合鍵で車のドアを開けて物色していたそうです。元同僚は女性の方で交際した事はないと証言しているので、ただの窃盗事件ではなく、悪質なストーカだったのではないかと言われております。
この犯人、「シケモク」で何をしようとしていたのでしょうか?吸うために「モク拾い」をした訳ではないと思うと、ちょっと背筋が凍る事件ですね。
タバコの代金がどんどん値上がりし、喫煙者の減少も重なって、愛煙家にとっては厳しいご時世となりました。
今回、苦肉の策として、「シケモク」の吸い方、「シケモク」の体への影響についてご紹介いたしました。
タバコに限らず、ネオスティック等の加熱式タバコでも「シケモク」ができますので、お財布事情に合わせて活用してはいかがでしょうか。
喫煙は20歳から、喫煙マナーを守って楽しい喫煙ライフをおくり下さい。
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「シケモク」の語源は、「シケ」と「モク」の組み合わせでできています。
湿気ったタバコ、貧乏くさいタバコという意味から発生した隠語です。あまり良い印象を受けない「シケモク」ですが、人によっては重宝される方法であることは確かです。
どのような時に利用されるのかを見てみましょう。