木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2018年5月28日。神奈川県茅ヶ崎市の路上で、横断歩道や付近を通行中の男女4人に乗用車が突っ込み死傷した悲惨な事故があった事をご存知でしょうか?事件はなぜ起こったのか?事件を起こした斉藤久美子(当時90歳)容疑者の背景や、事件の詳細について検証したのでご覧下さい。
神奈川県茅ケ崎市の路上にて、乗用車に歩行者4人がはねられて、内1人の女性が死亡するという事故が起きました。茅ケ崎署は2018年5月28日に、車を運転していた同市の斉藤久美子(当時90歳)容疑者を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕しました。
斉藤久美子容疑者ですが、3月に免許を更新するために認知機能検査を受けており、その際は特に問題なかったという事実もあります。死者1名を出した事故の真相は?90歳という高齢での車の運転が原因なのでしょうか。
2018年5月28日午前11時頃。目撃者の女性から「1台の乗用車が赤信号で進み、横断歩道に突っ込んできて歩行者をはねた」と110番通報がありました。
斎藤久美子容疑者は、事故現場のすぐ近くにある自動車修理店に来店。自動車修理店の社長とは車検や点検などで数十年の付き合いがあり、事件当日は旅行の土産を渡しに寄ったそうです。その帰りの際、駐車場を出た直後に事故を起こしたのです。
斎藤容疑者が乗る乗用車に歩行者4人がはねられ内1人の女性が死亡。他の歩行者3人と斉藤容疑者はいずれも軽傷で命に別条はありませんでした。警察の調べに対して斎藤容疑者は容疑を認めていて、「赤信号とわかっていたけれど、急いで通過しようと思った。」等の話をしていたということです。
事故現場は神奈川県茅ケ崎市元町の国道1号線にある一里塚交差点で、JR茅ケ崎駅の北約300メートル程の場所になります。片側一車線の道路で見通しも非常に良い場所です。
図でも示すとおり、交差点手前にある自動車整備修理会社から左折し、国道1号線に出た直後の事故でした。斎藤久美子容疑者は事故後、被害者や警察に対して「ごめんなさい」と繰り返していたそうです。
茅ケ崎署は28日、車を運転していた同市の斉藤久美子(当時90歳)容疑者を自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対しては容疑を認めていて、「信号が赤信号だと分かっていたが、歩行者が横断歩道を渡り始めていなかったので行けると思った。」「歩行者を発見し、避けようとハンドルを切った」との趣旨の話をしていたことがわかりました。
また、当初は撥ねられた人数を6名と発表していた茅ケ崎署ですが、内2名は事故を目撃して気分が悪くなり病院に搬送されていたことが判明し、被害者は6人ではなく「4人」だったと訂正しています。
90歳という高齢者にも関わらず、車を運転し事故を起こした斎藤久美子容疑者。この年齢ならば自主的に免許を返還するべきと感じますが...彼女の意識の低さは勿論、家族はなぜ車の運転を止めなかったのか?逮捕された斉藤久美子容疑者とは一体どのような人物なのでしょうか?
名前:斉藤久美子(さいとうくみこ)
住所:神奈川県茅ヶ崎市若松町
年齢:90歳
職業:無職
車: プリメーラ(赤)
斎藤久美子容疑者は最近になって車体を擦るなどのトラブルが増えていて、運転も週一回に留めていたそうで「免許更新が近いけど、免許を返納しようと思っている」と周囲にも話していたとのことです。
現在90歳の斉藤久美子容疑者は、昨年(2018年)3月に免許証を更新しゴールド免許を取得していて、75歳以上に義務付けられている認知機能検査も受けており、問題なしという結果でした。
認知機能検査では、憶力や判断力に心配がない第3分類と判定されていましたが、今回の更新を最後に免許証を返納しようと決めていたという。
「自動車運転処罰法違反」とは、交通事故の加害者を処罰するための法律で、悪質な事案の場合は非常に重い刑罰を受ける可能性があります。また、物損事故には適用さず、人身事故のケースにしか適用されません。
今回の事故においては女性が1人死亡していますので、「過失運転致死傷罪」が適用されます。「過失運転致死傷罪」とは危険運転で人にケガをさせる、または死亡させたときに問われる罪です。罰則は7年以下の懲役または禁固もしくは100万円以下の罰金刑となります。
起訴状によると、5月28日の午前、茅ヶ崎市元町の国道1号で乗用車を運転。赤信号で交差点に進入し、横断歩道を渡っていた女性(当時57)をはねて死亡させ、男女3人にケガを負わせたとしています。
同日の夜に自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で逮捕さましたが、横浜地裁が検察の勾留請求を却下し、翌々日の5月30日に釈放となりました。横浜地裁は、逃亡のおそれがないことなどを考慮したと見られ、検察は在宅で捜査を進めることになりました。
事件後の報道で、斉藤久美子容疑者には62歳の息子がいることが分かりました。息子によると、「週に1、2度は通院などで車を運転していた。」と語っており、高齢者がブレーキとアクセルを踏み間違えたといったテレビのニュースを見ると、「そんなことあり得るのかな」などと話していたとか。
以下は斉藤久美子容疑者の息子の言動について検証したのでご覧ください。
息子は母(斎藤久美子容疑者)は10年ほど前から足を悪くしており、週1~2回の通院は自ら運転していました。「申し訳ないです、本当に」と謝罪。
「本当に大変なことになってしまって申し訳ないと思う。高齢者の事故が問題になっていますし、やめた方がいいんじゃないか(免許の更新を)と話した事もあった」とも語っていました。
斉藤久美子容疑者は数年前に車で自損事故を起こしていますが、息子は「今回が最後ということで実地研修も受けて合格したので、もうちょっといけると思ったのかもしれない」と無責任ともとれる返答。
さらに、「50年運転をやってますからね」「縁石に乗り上げることはあったが、重大な事故などはなかった」「運転しても大丈夫だと思っていた」と、まるで他人事のようなコメントも残しています。
斎藤久美子被告が2018年5月28日に起こしてしまった茅ヶ崎死傷事件の初公判は?また、斎藤被告の出廷の様子や弁護側の被告人質問の様子も伝えていきます。
斎藤久美子被告は、赤信号で横断歩道へ侵入し横断歩道にいた4人をはね、内女性一人が死亡し、男女3人にケガを負わせた「過失運転致死傷」の罪に問われていました。
2019年1月18日の初公判に、斎藤久美子被告(90歳・無職)は車椅子で出廷しました。斎藤被告は起訴内容を認めた上で「本当に申し訳ない。今後は車の運転は絶対にしない。」と謝罪。証言台に立った斎藤被告の息子も、母(斎藤被告)が高齢であることなどを理由に執行猶予を求めました。
弁護側の被告人質問では「家族から運転をやめたほうがいいと言われなかったか?」との質問に、「もう年なんだから、車の運転はやめた方がいい」と言われていた。「言うとうりにしていれば、事故を起こさずに済んだと後悔している」と話していました。
近年、ドライブレコーダーの普及に伴い「煽り運転」の検挙数は増えてきてはいますが、以前、交通ルールやマナーを守れない人があとを絶ちません。
今回のような事件に限らず、いつ自分が加害者になるかも分かりませんので、決して他人事とは思わずに日々過ごしていきたいと改めて思いました。亡くなられた被害者の方には心よりご冥福をお祈りいたします。
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