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プロゲーミングチームbycmを率いた元プロゲーマーkunの凄さとは?

かつてプロゲーミングチームbycmを率い、バトルフィールド4の大会などで活躍した元プロゲーマーkun。現在はYouTubeでゲーム実況者として人気を博しています。そんなkunの経歴や活動、ゲーミング業界などについてご紹介します。

bycmを率いた元プロゲーマーkunとは?

かつてプロゲーミングチームbycmを率い、バトルフィールド4の大会などで活躍した元プロゲーマーkun。kunの経歴や活動、ゲーミング業界などについてご紹介します。

ゲームの花形であるFPSとは?

FPSとは何かというと、First Person Shootingの頭文字を取ったもので、プレイヤー1人称視点で行われるシューティングゲームです。戦争を題材とするものが多く、画面はプレイヤーの目線となっており、銃撃戦が行われます。

3人称のゲームに比べて難易度は高く、初心者はなかなか入っていきづらい玄人好みのゲームと言えるでしょう。またPC版であれば、PCの高い性能が求められます。マルチプレイヤーのゲームが人気であり、快適なプレイにはネット回線のスムースさも必要です。

FPSは大きく、スポーツ系とリアル系に分かれます。スポーツ系はシューティングゲームとしての楽しさを追求したもので、eスポーツの大会などのゲームタイトルとなります。リアル系は戦争や時代背景のリアルさを追求しています。

Quake、Half-Life、Unrealが三大FPS

三大FPSの一つ「Quake」は1996年にid softwareから発売された作品です。FPSの始祖である「DOOM」の後継的作品で、完全な3D描写を導入し、インターネットでのマルチプレイも可能としました。

「Unreal」は1998年5月にGT Interactiveから発売された作品です。独自のUnreal Engineを用いた雰囲気のある描写、演出が話題となりました。同シリーズのUnreal Tournamentはスポーツ系FPSのスタンダードとなりました。

「Half-Life」は1998年11月にSierraから発売された作品です。アメリカの研究施設の装置異常により出現したエイリアンと格闘する主人公を描いており、ストーリーへの没入感が高く評価されました。「カウンターストライク」など多くのMODも生み出されました。

BFおよびCODシリーズが二大タイトルに

近年の人気二大FPSタイトルと言えるのが、バトルフィールド(BF)シリーズ、コール・オブ・デューティー(COD)シリーズです。バトルフィールドは、2002年にシリーズ第1作「バトルフィールド1942」が発売され、2018年発売の「バトルフィールドV」まで実在や架空の戦争を舞台とした13作品が作られています。

一方、コール・オブ・デューティーは、2003年にシリーズ第1作「コール オブ デューティ」が発売され、2018年発売の「コール オブ デューティ ブラックオプス4 」まで、BF同様実在、架空の戦争を舞台とした15作品が作られています。

ただし順調なコール・オブ・デューティーに対して、バトルフィールドは勢いに陰りをみせており、時代の変わり目を迎えているのかもしれません。

プロゲーミングチームbycmとは?

bycm(バイシム)は、2012年に設立されたBF3およびBF4のゲーミングチームです。2014年1月にはESL Asia – BF4 5on5 Asia Cupで優勝し、最強の名を欲しいままにしました。

DetonatioNに加入

DetonatioNは2012年に設立されたプロゲーミングチームです。管下に多くの部門を持つ巨大なチームで、2014年3月bycmはDetonatioNに加入し、そのBATTLEFIELD 4部門となりました。

kunやDustelBoxが所属

bycmはkunをリーダーとし、NULLPO11(ぬるぽ)、DustelBox(ダステルボックス)、Oimos4n(おいもさん)、HANnyan(はんさま)、Akagami(赤神)、tanaka90(たなか)、GTX_029(おにく)、Karnikazeeeeeeee(神風)、abitun(あびつん)が所属していました。

DetonatioNのBATTLEFIELD部門は、2017年11月に休止となり、所属メンバーはPUBG部門に移行しています。

kunの経歴は?

kunは本名や生年月日を公開していません。kunの発言からは現在、30歳近くであるとみられます。身長は165cmであると言われています。kunのハンドルネームは、bycmの公式キャラクターである「bycmくん」に由来しています。

BF3からFPSにハマり、BF4でプロゲーマーに

kunは2011年に発売されたバトルフィールド3からFPSにハマったといいます。バトルフィールド3、バトルフィールド4の実力は抜群で、bycmを率いてアジア大会で優勝しており、同シリーズの第一人者的な存在となりました。2014年3月にbycmがDetonationNに加入し、プロゲーマーとなりました。

チーター検証問題でbycmを脱退

kunはチーター検証問題でbycmを脱退しました。kunが言うには、bycmのなかで他のチームのプレイヤーがチートしているのではないかと問題となり、bycmの名前を出して批判するのではなく、匿名で批判する動画を上げたといいます。

その後、その動画がbycmによるものであったことが明らかになり、kunが責任を取って辞めたと述べられています。kunはチーター批判にあまり乗り気ではなかったのに、まるで首謀者かのように言われ、チームでやることにモチベーションを失い、人を信用しなくなったと語っています。

kunの現在の人気動画は?

kunは2014年よりニコニコ動画やYouTubeでゲームの配信、動画投稿を始めました。bycm脱退後も動画制作を続けています。YouTubeが隆盛となるのに合わせて、kunもYouTubeを主軸としました。

BFシリーズで有名になったkunは、当初、BF4の動画が人気となりました。しかし、どんな人気ゲームであっても、その流行が終わるときが来ます。一つのゲームしかネタを持っていないゲーム実況者は、そのゲームの寿命の終わりとともに終わってしまいます。

kunの凄いところは、BFシリーズなどFPS以外の動画の再生回数を伸ばしていったところです。kunはゲーム実況者、あるいはYouTuberとして非凡な才能をみせたわけです。

核シェルターサバイバルゲーム「60 Seconds! 」

「60 Seconds!」は2015年にリリースされたダークコメディゲームです。1950年代アメリカを舞台に、原爆衝突までの60秒間でランダムに配置されたアイテムを集め、サバイバルに臨むというゲームです。

kunの動画で最も再生回数が多いのは、2017年10月17日に発表した、この「60 Seconds!」の動画で、400万回を超える人気となっています。

大人気バトルロイヤルゲーム「PUBG」

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUBG)は、2017年にリリースされて大ヒットし、バトルロイヤルゲームの流行を作ったゲームです。

100人のプレイヤーが上空からある島にパラシュート降下し、武器や装備を拾いながら、最後の1人になるまで戦い合うものです。2人あるいは4人チームで戦うモードもあります。

3人称視点のゲームですが、FPSゲーマーを多く参戦しており、kunも多くの実況動画を公開しています。2018年1月8日のゲーム実況者りきとーと一緒にプレイした動画は、再生回数が104万回を超えています。

幅広い層に根強い人気の「マインクラフト」

「マインクラフト」は2009年に発売された世界的に人気のサンドボックスゲームです。プレイヤーは建築をしたり、冒険をしたり、自由に行動することができます。シングルプレイのほか、マルチプレイも可能です。

YouTubeでは多くのゲーム実況者がプレイするゲームですが、kunも大人数で壮大な建築物を作ったり、さまざまなプレイをしています。2016年5月9日に公開した、2年以上かけて建築した街の動画は、再生回数が103万回を超えています。

kunの今後は?

以上、元プロゲーマーで人気ゲーム実況者のkunの活動などについてご紹介してきました。kunはFPS以外にも多くのジャンルのゲームに取り組んで、人気を維持しており、ゲーム実況者として今後も目が離せない存在でしょう。今後のFPSやゲーム実況の行く末についてもkunの見解が気になるところです。

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