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格闘技界に名を残した神の子『山本kid徳郁』の功績や癌の噂は?

神の子山本kidというニックネームで親しまれる山本kid徳郁さん。タトゥーなどを入れていてちょっと怖い印象もありますよね?しかし彼は格闘技界の異端児として数々の伝説を残していました。この記事では山本kid徳郁の経歴や衝撃のエピソード、癌の噂をまとめてみました!

山本kid徳郁は天才格闘家であり異端児でもあった!?

神の子というニックネームで親しまれ、2000年代の格闘技シーンに大旋風を巻き起こした山本"kid"徳郁さん。2018年9月18日に癌のため逝去されました。

ここ数年では引退していたもの、年末のTV番組にて永遠のライバルと語り継がれる「魔裟斗」と試合をし、現役さながらのスピード感のある動きを見せ、会場やファンを奮い立たせたことが記憶に残っている方もいるはず。

私も山本"kid"徳郁選手の大ファンですし、この記事を見てくださっている方の中にも、もっと彼のことを知りたい」と思っている方がいるのではないかと思い、過去の試合の功績や生い立ち、逝去された病気の真相についてまとめてみました。

山本"kid"徳郁のプロフィールは?

引退後も観客やファンに喜んでもらうため、そして格闘技を盛り上げるためにリングに上がり続けた山本"kid"徳郁さん。元々は総合格闘家ではなくレスリングを専門にしていた格闘家です。

山本"kid"徳郁さんを、テレビで見たことはあるけれどもあまり知らない方のために、簡単なプロフィールをまとめてみたので紹介します!

山本"kid"徳郁のプロフィール

本名:岡部 徳郁(旧姓:山本)
通称:KID 神の子
国籍:日本
生年月日:1977年3月15日
没年月日:2018年9月18日(41歳没)
出身地:神奈川県川崎市
身長:163cm
体重:61kg
リーチ:168cm
階級:フェザー級、バンタム級
バックボーン レスリング、修斗

山本家は有名なレスリング一家だった!

レスリングをバックボーンに持つ山本"kid"徳郁さんですが、実家が有名なレスリング一家でした。お姉様には元レスリング選手で、野球選手のダルビッシュ有さんと結婚したことでも知られる山本聖子さんがいました。

父親にはミュンヘンオリンピックのレスリング日本代表でもあった山本郁榮さんを持ち、山本"kid"徳郁さんは父親の元、幼少期からレスリングの英才教育を受けました。

プロの格闘家になってからのスピード感抜群の動きは幼少期の努力のたまものなのです。アスリート家庭に育ち、家族一丸となって夢を叶えてきた山本家は素敵ですね!

山本"kid"徳郁の経歴や過去のヤンチャエピソードは?

有名なアスリート家庭で育ち、格闘技に専念してきた山本"kid"徳郁さん。長い格闘技人生の中で数々の偉大なる結果を残してきました。もしレスリングを続けていれば、金メダルを取れた可能性だってあると期待されていたそうです。

しかしその背景には並外れた努力や、厳しい家庭に育ったが故の制約、驚愕なエピソードがあったはず。そこでここからは山本"kid"徳郁さんがプロになるまでに、どんな経験をし、どんな成長を遂げ、どんな生活をしていたのかなどを調べてみたので紹介します。

山本"kid"徳郁のおやつは煮干しだった!

アスリートになるための英才教育を受け、実力で周囲を認めさせてきた山本"kid"徳郁さん。そんな彼の幼少期のおやつは「煮干し」だったそう。煮干しはカルシウムやビタミンなどを含む栄養が豊富で、体を強くする上ではもってこいの食事です。

他にも山本家の家庭料理にはスープやお鍋が多かったそうで、味噌汁でも具の種類が多いそう。このように食事にも人一倍気を使って体を作られてきました。

山本"kid"徳郁は高校生時代に単身でアメリカ修行をしていた!

なんと山本"kid"徳郁さんは桐蔭学園高校を中退し単身アメリカ修行をしていたそう。修行の結果は、なんとアリゾナ州でレスリング王者に3度も輝きました。

体は小柄ですが、行動のスケールは誰よりも大きな山本"kid"徳郁さん。総合格闘家として認知される前にも、アスリートとして十分すぎるほどの功績を残していました!

アリゾナ州で王者に輝き、華々しい活躍をした後は日本に帰国し、山梨学院大学入学したのだとか。

山本"kid"徳郁は大学生の時に母親を亡くしていた!

日本に帰国後、山梨学院大学に入学した山本"kid"徳郁さんですが、大学生のときにお母様を亡くしていたのだとか。

お母様の逝去を知らされた山本"kid"徳郁さんは、数日後に試合を控えているのにも関わらず、夢や目標を失って落ち込んだそうです。告別式の3日後、試合の当日には気持ちを入れ替え、大学選手権に出場し優勝を果たします。

家族全員で落ち込んでいたそうですが、山本"kid"徳郁さんが優勝したエピソードによって家族全体が明るくなったそう。大事なときに結果を出せるのが山本"kid"徳郁です。

山本"kid"徳郁が格闘技を始めたきっかけ!

大学生時代に母親を亡くすなど、壮絶なエピソードを乗り越えてきた山本"kid"徳郁さん。総合格闘技を始めたきっかけは、大学在学中に起きたチンピラとの揉め事なのだとか。

当時からヤンチャで友人と空気銃を使い遊んでいたそう。遊んでいるとたまたま通りがかったチンピラの目に、空気銃の弾が当たり山本"kid"徳郁さんは逃げたそうです!

逃げながらお姉さまの山本聖子さんと当時、結婚していて総合格闘家でもある「エンセン井上さん」に電話し解決に至ったのだとか。その事件後にエンセン井上さんが、総合格闘家の道に引き込んだそうです!

山本"kid"徳郁を代表する試合は?

学生時代には驚愕するエピソードを多数持つ山本"kid"徳郁さんですが、プロの総合格闘家になっても歴史的で驚愕するようなエピソードが目白押しでした。

そこでここからは、プロの総合格闘家になってからの驚愕エピソードや、有名な試合をピックアップしたので紹介します!

勝田哲夫 対 山本"kid"徳郁

山本"kid"徳郁と同じくレスリング出身で、総合格闘技の勝田哲夫選手と、修斗でデビューした山本"kid"徳郁選手の試合が決まりました。

勝田哲夫選手は山本"kid"徳郁選手に対し「彼はレスリングの実績があるけど、総合におけるレスリングってものを俺が教えてあげますよ」と挑発します。

実際に試合の当日を迎えると、山本"kid"徳郁選手のKO勝利で終わりましたが、彼はレフリーストップがかかってからも殴り続けると言う虚構に出たのです。これによって山本"kid"徳郁選手は120日の謹慎処分を受けることになります。

山本"kid"徳郁 対 魔裟斗

その後にK-1参戦をし、ミックスルールながらも衝撃的なKO勝ちで勝利の山を築きあげた山本"kid"徳郁選手ですが、K-1で当時のスーパースターでもある魔裟斗選手に試合を挑みます。

二人のスーパスター同士の勝負は、お互いがダウンを奪い合うなど壮絶な試合となりましたが、最終的に判定という形で終止符が打たれ魔裟斗選手に軍配が上がります。

山本"kid"徳郁選手は体が小さいながら、大きな相手と勇敢に戦う姿には勇気をもらったという方も多いはず。この試合は今でも語り継がれていて、日本の格闘技を語る上で忘れてはいけない試合となりました!

山本"kid"徳郁 対 宮田和幸

格闘技史上、最短でのKO勝利を飾った試合です。開始4秒、左跳び膝蹴り一発で失神KO勝ちでした。この試合で山本"kid"徳郁選手は日本だけではなく海外からも注目されることになります!

試合後のコメントで、「ヤバイ、かっこ良すぎる、俺」と自画自賛し会場を大いに賑わせました。山本"kid"徳郁選手が残した有名な台詞でもあります。

山本"kid"徳郁のガンや病気の噂は本当?

格闘技界に数々の歴史を残してきた山本"kid"徳郁さんですが、2018年に話題になったのはガン闘病中であることや、そして逝去されたという突然の訃報ですよね?

突然すぎて「どんな状況なの?」と思った方もいるはず。そこでここからは山本"kid"徳郁さんの癌がどんな状況だったのか調べてみました。

3週間前に闘病中と明かしていた

2018年9月18日に癌で亡くなられた山本"kid"徳郁さん。闘病中と明かしてわずか、3週間の出来事でした。山本"kid"徳郁さんは「日本で治療すると、人目につくからという理由でグアムでの療養を選んだ」と言っています。

稀にメディア出演などもしていましたが、相当無理をしていたのかもしれないですが、その姿を見せることでファンに対して「オレは元気でやっているよ」とメッセージをしていたのかもしれないですね。

山本"kid"徳郁はガンを報告前から闘病していた!

山本"kid"徳郁さんは報告する2年前から癌と闘病していたそうです。2年前に発覚した時には、すでにステージIVまで進行していたそうで、そんな状況でも教え子たちをサポートし、格闘技の技術を教えていました。

山本"kid"徳郁は想像以上に凄かった!

2000年代の格闘技シーンを引っ張ってきた山本"kid"徳郁さんですが、幼少期から格闘家としての英才教育を受けてきました。学生時代には単身アメリカでの修行を経験したり、母親の死を乗り越えていたり波乱万丈な人生を歩みます!

若い頃は、ヤンチャをしていてチンピラに追いかけられたこともありましたが、そのエピソードがきっかけで総合格闘技の世界に足を踏み入れます。

プロ入り後は数々の名勝負を繰り広げ、日本の格闘技シーンに名を残したキットさん。病によって逝去されましたが、天国でも格闘技の神様になってリングで戦うファイターを見守っているはずですね!

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