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安室奈美恵が歌手人生最後に歌ったあの曲は小室哲哉への感謝の証?

2018年9月に引退した安室奈美恵。歌手安室奈美恵としてのスター街道を作り上げたと言っても過言ではない小室哲也の楽曲の数々。一時は小室哲也から離れ独自路線へと進んだ安室奈美恵がそれでも最後に選んだのは、やはり小室哲也のあの曲だったのです。

安室奈美恵と小室哲哉の出会いは運命だった?

国民的アーティストとして華麗なる幕引きをした安室奈美恵ですが、デビュー当初はSUPER MONKEY'Sというグループの一員としての活動で、楽曲セールスも知名度もそこまで上がらず華々しいデビューとは程遠いものでした。

バラエティ番組や女優としてのドラマ出演、朝の子ども向け番組ポンキッキーズでうさぎの着ぐるみ姿でレギュラー出演したりと、当時は歌手以外の活動にも積極的でした。

そんな安室奈美恵がどのようにしてスター街道へと進んで行ったのか。安室奈美恵のその後の歌手人生を語る上で小室哲哉との出会いは、彼女を語る上では欠かせない運命的なものになったのです。

小室哲哉と安室奈美恵の出会いは?

SUPER MONKEY'Sというグループとしての活動から、安室奈美恵with SUPER MONKEY'Sという名義で発売した2作目「TRY ME 〜私を信じて〜」のヒットにより安室奈美恵の知名度は一気に上がりました。

その後グループとは離れ安室奈美恵ソロ名義での活動がスタートします。そこで当時プロデューサーであったMAX松浦のビジネスパートナーでもあった小室哲哉と出会うこととなるのです。

小室哲也はテレビ番組で安室奈美恵を見ていた!

「TRY ME 〜私を信じて〜」のヒット後、安室奈美恵は「夜もヒッパレ!」という音楽番組にレギュラー出演することとなります。その週のランキング楽曲をカバーするこの番組で、安室奈美恵も当時の流行曲を歌い、その歌唱力とパフォーマンス力はさらに多くの人に認知される事となりました。

その番組で歌う安室奈美恵を小室哲哉はテレビで見ていたそうです。小室哲哉自身が製作したtrfの楽曲をいとも簡単そうにパフォーマンスする安室奈美恵の姿を見て、彼女にさらなる可能性と方向性を感じたそうです。

小室哲哉が安室奈美恵に感じた才能

小室哲哉は安室奈美恵に対して「明確なイメージを一人で用意し、話せる子だった」と話しており、10代の頃から感情に動かされる事なく淡々と本能的な集中力があると感じていたそうです。

ジャネットジャクソンに憧れブラックミュージックが好きだった安室奈美恵の明確なイメージを、小室哲哉が楽曲へと反映させていく事で、これまで日本の音楽シーンにはなかった女性歌手としての安室奈美恵へと繋がっていくこととなりました。

小室ファミリーの歌姫となった安室奈美恵

小室哲哉のプロデュースを受け数々のヒット曲が生まれ、当時「小室ファミリー」と呼ばれた小室哲哉プロデュースのアーティスト達の中でも安室奈美恵は唯一無二の存在となりました。

安室奈美恵の人気は楽曲だけにとどまらず、安室奈美恵自身のヘアスタイルやファッション、メイクに憧れる若者が日本中に溢れ「アムラー」という言葉が生まれるほどの社会現象となりました。

安室奈美恵が小室哲哉プロデュースから離れた理由とは?

小室哲哉プロデュースにより出す曲全てがヒットし、もはやその人気は不動のものとなった安室奈美恵ですが、そんな人気の中でもレコード会社からどんな風になりたいのか自分自身でプロデュースしてみる事を提案されます。

人気絶頂の中にいる安室奈美恵は、どのような思いで小室哲哉から離れ、安室奈美恵ジブ自身を一人のアーティストとしてプロデュースしていくこととなったのでしょうか。

結婚、出産、休養、そして復帰

人気絶頂の中安室奈美恵は、結婚、妊娠、そして出産にに伴い1年間休養すること発表します。安室奈美恵のあまりにも潔いその決断に、ファンは祝福の声を上げ復帰を待ちました。

復帰後に発表された「I HAVE NEVER SEEN」もヒットし、復帰後の紅白歌合戦では感極まり涙する場面も見られ、まだ安室奈美恵として歌ってもいいんだと安室奈美恵自身が歌手としての居場所を再認識する事ができる場となりました。

安室奈美恵が感じた小室哲哉からの独り立ちの時期

沖縄サミットのテーマ曲となった「NEVER END」をリリースした翌年に、安室奈美恵は小室哲哉のプロデュースから離れることとなりました。安室奈美恵は人気絶頂の10代の頃からいつかは小室哲哉のプロデュースを卒業しなければならないと意識していたそうです。

意識はしていたもののどうしていいかわからなかった10代を過ぎ、結婚、出産をし子育てをしていく中で今後の事を考えていく上で、小室哲哉のプロデュースを離れた時からが本当の始まりなのだと感じたと、安室奈美恵は引退前のインタビューで当時の心境を語っています。

自己プロデュースによるアーティスト安室奈美恵の確立

小室哲哉のプロデュースを離れた安室奈美恵は、これまでの環境から一新、自ら全てをプロデュースしていくこととなりました。これまでの様に売り上げに恵まれない事や、よりR&B色が強まった事でファンにも戸惑いが起きたりと、安室奈美恵自身にとっても試練の時期となりました。

そんな状況の中でも安室奈美恵は、10代の頃からの明確なイメージや安室奈美恵自身がカッコイイと思うものを、歌とダンスそしてコンサートで自分を支えてくれるファンの為に届けることを追求していきました。

その結果、小室哲哉プロデュースによる安室奈美恵のイメージから、安室奈美恵自身が作り上げた「アーティスト安室奈美恵」は、色褪せることなく数多くのファンを魅了し続ける事となりました。

安室奈美恵からの小室哲哉への最後のお願い

2017年9月に引退発表をした安室奈美恵。引退に伴い安室奈美恵最後のアルバム「finally」がリリースされました。そのアルバム中で、ファンのみならず多くの人が歓喜したのが小室哲哉から安室奈美恵への最後の楽曲提供でした。

安室奈美恵と小室哲哉の16年ぶりにタッグを組む!

小室ファミリーとして共に一世を風靡した小室哲哉と安室奈美恵の2ショットは、引退するという状況も合間ってファンにとってはとても貴重で感慨深いものとなりました。

安室奈美恵は「大切なアルバムに小室さんに書いてもらいたい」と語っており、歌手活動25年を迎えた安室奈美恵の礎を築いてくれた小室哲哉への敬意と感謝を感じます。

小室哲哉が最後に安室奈美恵に提供した楽曲は

安室奈美恵が小室哲哉に書いてもらいたいとオファーしてできたのが「how do you feel now?」という楽曲。

小室哲哉は安室奈美恵の引退発表についてtwitterで「何とも言えない寂しさを感じるの初めて」と綴り、10代のこれからブレイクしていくであろう安室奈美恵の姿、国民的なスターとなった安室奈美恵の姿、小室哲哉自身のプロデュースから離れた安室奈美恵の姿、これまでの安室奈美恵の道を近くで見ていた小室哲哉だからこそ感じる寂しさが文字からも伝わってきます。

この「how do you feel now?」は、どこか小室ファミリー時代の安室奈美恵を思え出させてくれる様な楽曲で、コーラスには小室哲哉自身も参加しています。ミュージックビデオではレコーディングの様子も収められており、16年という年月を経て安室奈美恵と小室哲哉の間にある見えない強い絆を感じることができます。

安室奈美恵がラストツアー最後の1曲に選んだのは?

引退を発表し安室奈美恵として最後のツアーでは開始前からセットリストに注目が集まっていました。小室哲哉プロデュースを離れた後、小室の楽曲を敢えて歌わない時期もあった安室奈美恵ですが、「小室さんの曲はやっぱりいい曲」と、引退前のインタビューでも話しており、近年はコンサートでも小室哲哉の楽曲を当時と変わらぬパフォーマンスを見せていました。

ラストツアーの最後の曲は最初から決めていた!

引退前のインタビューで安室奈美恵は「楽曲を聞いた時にこれは絶対に一番最後に歌う楽曲だという風に決めていた」と語っています。
安室奈美恵にとって「how do you feel now?」は、小室哲哉のプロデュース時代を思い出す楽曲だったそうで、安室奈美恵にとっていかにあの時代が彼女にとって大切だったかが伺えます。

安室奈美恵の小室哲哉への想い

小室哲哉からもらったこの楽曲で自身の最後を彩るという事は、25年間の安室奈美恵の歌手人生の中で、小室哲哉の楽曲が安室奈美恵にとってどれだけ大きな支えとなっていたのか、安室奈美恵から小室哲哉への感謝の気持ちの現れだったのかもしれません。

そして、小室プロデュース時代から安室奈美恵を応援し続けてきたファンにとっても、安室奈美恵のこの最後の1曲の選曲は、共に時代を作ってきた安室奈美恵と小室哲哉への感謝を感じずにはいられないものとなりました。

安室奈美恵ラストコンサート最後の1曲もこれだった!

安室奈美恵が自身の歌手人生最後のパフォーマンスとなった沖縄でのラストコンサート。開催地が故郷沖縄であったことから、やはり最後は「NEVER END」を歌うのか?など様々な予想がされる中、安室奈美恵が選んだのは、ラストツアーと同じ「how do you feel now?」でした。

ラストツアーで「最後は笑顔で」と言い手を振った安室奈美恵はその信念を貫き、最後の1曲まで歌って踊る安室奈美恵であり続け、そして笑顔でステージから去っていきました。

安室奈美恵の最後のパフォーマンス姿を思い出すと、同時に小室哲哉の「how do you feel now?」が多くのファンの脳内に響きます。安室奈美恵と小室哲哉の二人のタッグはこの先も色褪せる事なく歴史に刻まれていくでしょう。

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