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YUKIの子供の「突然死」の原因は?|長男の命を奪ったSIDSの正体

バンドJUDY AND MARYのボーカルとしてデビュー、ソロでも女性のカリスマとして活躍する歌手・YUKI。しかし、実は結婚して生まれた第一子である長男が「SIDS(乳幼児突然死症候群)」で亡くなっていました。YUKIの子供の死の真相にせまります。

【この記事は2021/05/28に更新されました。】

YUKIの1人目の子供は突然死していた

元・JUDY AND MARYのボーカリストで、ソロ歌手としても大活躍する女性アーティスト・YUKI。幅広い世代の女性たちの間でカリスマとして愛されています。

そんなYUKIですが、2005年になによりも不幸な出来事が。当時1歳の長男を、突然亡くしてしまったのです。

子供の死を乗り越えて今も音楽活動を続けるYUKIですが、2005年当時にはいったい何があったのでしょうか。子供の突然死の真相や当時のYUKIの様子、現在の家族構成についてまとめました。

YUKIのプロフィール・経歴

出生名   磯谷有希
生誕    1972年2月17日(46歳)
出身地   北海道函館市
学歴    函館市立深堀中学校
      遺愛女子高等学校
      函館大谷短期大学卒業
ジャンル  J-POP,GiRLPOP
職業    歌手
      シンガーソングライター
担当楽器  ボーカル
      ギター
      ドラム
活動期間  1992年 -
レーベル  エピックレコードジャパン
共同作業者 agehasprings
      玉井健二
      蔦谷好位置
      JUDY AND MARY

大人気バンド・JUDY AND MARYを結成

1972年2月17日、函館市深堀町に生まれ、「希望が有りますように」という意味で『有希』と名付けられる。たまたま函館市を訪れていた恩田快人と出会い、一年後の1992年2月にJUDY AND MARYを結成した。

1993年、JUDY AND MARYのヴォーカリストとしてデビュー。
1996年、『そばかす』がオリコンチャート初登場1位を記録。

GLAYメンバーとも親交

GLAYのJIROとは同郷で高校時代からの知り合い。TAKUROら他のGLAYのメンバーとも高校時代から交流があり、「アブノーマル」というバンドでGLAYの主催するライブに参加した。

高校卒業後はバスガイドをしていた。就職試験に歌のテストがあったが、「声が大きすぎる」と周囲に驚かれたそう。

偶然恩田快人にデモテープを渡していたことがきっかけで、のちにボーカルとして誘われ上京。東京では、さいしょエステティシャンとして働いていたとか。

YUKIの結婚から子供が生まれるまで

そんなYUKIですが、人気絶頂の時期に結婚することになります。結婚相手の詳細や馴れ初め、子供が生まれるまでの経緯についてまとめました。

結婚相手はバンドマン・倉持陽一

YUKIが結婚した相手は、バンド「真心ブラザーズ」のYO-KINGこと倉持陽一。ポジティブな性格や、あまり周りに干渉しないことで知られています。

YUKIは、そんなYO-KINGの顔や考え方に魅力を感じ、片思いをするように。当時YO-KINGには学生時代からの彼女がいたそうですが、あきらめずに猛アタックを続けた結果交際が始まったようです。

2003年に第一子出産へ

YUKIは、結婚をメディアに発表する前から「自分は倉持陽一と付き合っている」と周囲に公言していたそう。言いふらされたYO-KINGの気持ちを考えると微妙ですが、よほど嬉しかったんでしょうね。

2人が結婚したのは2000年9月ですが、結婚生活やプライベートについての情報はあまりありません。そして、2003年の4月には第一子となる男の子を出産。しかし、そんな幸せな家庭に不幸が待っていました。

YUKIの子供の突然死の真相は?

2005年3月、YUKIは自身のホームページに手書きの文書を掲載。夫であるYO-KINGとYUKIの署名が入ったその文章は、とても悲しいものでした。

内容は、「今日は、かなしいお知らせをしなければなりません。先日、私たちの息子が、安らかな長い眠りに就きました。」「突然のお別れでした。1年と11ヶ月の間、私たち3人は本当に幸せでした」といったもの。

最後は「彼の分までしっかりと、生きていこうと思います。」と前向きな言葉で締めくくりましたが、別の場ではやはり「33年間生きてきた中で一番辛かった」と語ったそうです。

原因となった病気は「SIDS」

YUKIの子供が亡くなってしまった原因は、「SIDS(乳幼児突然死症候群)」という現象。原因といっても、そもそもSIDSの正体はほとんど解明されておらず、「健康な乳幼児が突然死んでしまうこと」をSIDSと呼んでいるに過ぎません。

SIDSは、乳児7000人に1人ほどの確率で起こる疾患とのこと。0歳児の死亡原因で第3位となっています。多くは生後1〜6ヶ月のうちに起こりますが、YUKIの子供のように1歳を超えていてもSIDSと診断されることがあります。

SIDSには、呼吸器の異常が関係していると考えられています。実際に、呼吸に関係するさまざまな条件下でSIDSが起こりやすいということが統計的に知られています。

恐ろしいSIDSの予防法とは

具体的な予防法として知られているのは、「仰向けに寝かせる」ということ。理由は不明ですが、SIDSで亡くなった子供にはうつぶせで寝ていた子が多いということが知られています。

ただし、常に仰向けで寝かせていると頭蓋骨が変形してしまうという別の危険があります。成長してからも長く健康などに影響が出るので、定期的に頭の向きを変えさせたりうつぶせで遊ばせる時間を設けると良いでしょう。

そのほかには、「母乳で育てる」という予防法も。因果関係は不明ですが、母乳で育った乳幼児の方がSIDSになりにくいという統計があります。不確実でも、子供のことを考えると少しでも安全な方法をとりたいですよね。

また、添い寝をしているとSIDSが起こりやすい、親が喫煙をしていると起こりやすい…といった報告もされています。一部では、「YUKIが喫煙していたことが原因だ」と責める声もありますが…不確実なことをそういって責めるのも酷ですよね。

ただ、出産後であるかどうかなどに関わらず、喫煙は子供の健康に悪い影響を与えます。特に子供が乳児のあいだは、タバコはもちろんのこと飲酒も避けたほうがいいでしょう。

YUKIが亡くなった子供のために書いた曲

YUKIは、大きな悲しみにもかかわらず、ファンのためにと長男を亡くした2ヶ月後にはステージに立ちました。武道館のMCでは、「今日来れるかどうかわからなかった」と語ったそうです。

その後、YUKIは子供の死を思わせるような歌詞の曲をいくつも発表しています。YUKI本人が「これは長男についての曲だ」と話すことはありませんが、聴いているファンはときどきハッとなり涙を誘われます。

子供が亡くなった直後の曲「長い夢」

たとえば、ファンの間ではYUKIの「長い夢」という曲は亡くなった子供について書かれたものだと考えられています。

子供の空想を思わせる世界観や、「そこへ行くにはどうすればいいの?」「夢で逢えたなら何を話そう」といった歌詞が涙なしには聴けないと語る人も多く、この曲が子供の死に関係していることは間違いなさそうです。

「自分に素直になり始めた時期」の楽曲も

また、のちに発表された「同じ手」という楽曲はかなりストレートに子供のことを歌っているように聞こえます。親が自分の子供の手を見て「自分の手と同じだ」と感じるのはよくあることですし、曲名だけでもそれを想像させます。

さらに、「私の涙は渇く間もない」「私のかわいい」といった言葉は子供を失った悲しみを意識したもの。これらの曲を聴くことで、すこしでもYUKIの当時の悲しみに思いを馳せることができるのではないでしょうか。

YUKIの2人目・3人目の子供の詳細

YUKIは、長男がSIDSで亡くなった後も2人目・3人目の子供を出産しています。有名アーティストの子供ということで、ネットにも色々と情報が出回っているのでしょうか。

通っている小学校は不明

実は、YUKIの2人目・3人目の子供についてはほとんどわかっていません。芸能人の子供が多く集まる幼稚園や小学校に通っている様子もなく、ほとんど手がかりがないという状態のようです。

2人目の子供は2006年8月生まれですので、2018年現在では12歳。小学校六年生の年齢です。来年度に中学校へ進学すればまた生活が変わるでしょうから、その際にはたまたま何か情報が飛び出してくるかもしれませんね。

情報流出はほとんどなし!

3人目の子供は2009年5月生まれの小学三年生。やはり、小学生くらいの小さい子供がいるとなればYUKIもマスコミや週刊誌はかなり警戒しているのかもしれません。

YUKI自身は東京都目黒区に住んでいるという噂があり、有名私立でないならば案外近くの公立小学校に子供を通わせているのでは?とも考えられますが…あまり詮索しないほうがいいですよね。

家族と子供を愛するYUKIに感動!

子供を亡くしたことで大きな悲しみに包まれたYUKI。しかし、それでも「元気な顔を見せて欲しい」と心配するファンのためにたった2ヶ月後にライブを行う姿は、誰もに感動を与えました。

YUKIは「長男の分も生きる」と宣言し、時には亡くなった子供に思いを馳せるような楽曲を作ってきました。いかにYUKIの子供への愛が深かったのかということがうかがえます。

また、現在の2人の息子について情報が全くないのも、YUKIが子供たちをマスコミから守っているからではないでしょうか。家族を大事にしながらミュージシャンを続けるYUKIを、これからも応援していきましょう!

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