木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
主人公である警察官の沢村久志が、ある猟奇的な殺人事件を担当したことをきっかけに、その犯人を捜し、追っていくストーリーを描いた物語です。
2016年11月12日に小栗旬主演で公開された映画「ミュージアム」は、初日に18万217人を動員し、興行収入2億4,449万6,500円(「全国映画動員ランキング」)を記録しました。
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漫画「ミュージアム」の冒頭は、沢村が刑事として忙しい日々を送るうちに家庭をおろそかにしていたことに気が付かず、ついに妻と子供に家を出ていかれるシーンからはじまります。
そんなある日、沢村と同僚の西野純一は、部屋に監禁されたうえ三匹の腹を空かした獰猛犬に襲われて、生きたまま食い殺された女性の事件に遭遇します。
獰猛犬が吐き出した「ドックフードの刑」という手書きのメモ・・・。
後日の調査から、その女性は、最近恋人の犬アレルギーのため、泣く泣く飼い犬を保健所に引き取ってもらっていたことが判明します。
その後、パートで働く母親のスネをかじって働かず、家でゲームをしながらニート生活を送っていた男性が殺害されます。
その殺害方法は、ビルの屋上に椅子に縛り付けられた男性が、糸ノコギリで耳や鼻を切り取られるという陰惨なものでした。
死体のそばにあった計量秤の上のバケツの中には、3280gの男性の肉片。
現場には「母の痛みを知りましょうの刑」のメモが・・・
目撃情報から、二つの事件現場で雨がっぱ姿の人物がいたことがわかります。
さらに、被害者の共通点は、共に2月3日の「幼女樹脂詰め殺人事件」第一審で死刑判決を下した裁判官だったことがわかります。
沢村の妻も、その裁判官の1人でした。
「幼女樹脂詰め殺人事件」で死刑判決された被告人、大橋はその後移送先の警察病院で首つり自殺し、死亡。
犯人の犯行は、復讐目的なのか・・・
沢村が必死に妻子の居場所を探してもみつからないまま、第三の事件がおきます。
行方不明になっていた元裁判官の男性の死体が、縦半分に切断されて段ボール箱に詰められ、自宅にいる妻と愛人関係にあった女性の勤め先に宅配便で届けられます。
箱の荷札の品名欄は「均等の愛の刑」。
妻子の行方を探す沢村は、妻の親友の元を尋ねます。
知らないと否定する彼女ですが、刑事の勘で何かを隠しているのではないかと気づき問い詰めます。
第四の事件は、女裁判官の死体が自宅で発見されます。
「ずっと美しくの刑」というメモが貼られた大型冷凍庫に入れられて・・・
55歳の彼女の自宅には、美容整形外科のチラシがちらばっていました。
ようやく、沢村の妻子を親友がかくまっていたことを突き止め、親友の自宅に向かいますが、時すでに遅く、二人は容疑者に連れ去られていました。
部屋に残されていたメモは「お仕事見学の刑」
最後に発見されたのは、占いの館の店主。
全身をぐるぐる巻きにされ、口には大量の画びょうを入れられた死体。
沢村は必死に妻子を探すがみつからず、捜査から外されたうえに、これ以上首をつっこむなと自宅謹慎を命じられます。
妻子を探すため諦められない沢村は、同僚の西野に頼み、捜査資料を持ち出させます。
ファミレスで話す二人がふとウィンドウを見ると、雨がっぱを着てカエルのマスクをつけた男の姿が・・・
男を追う沢村と西野。拳銃をつきつけるカエル男。
ビルの屋上でカエル男にとらわれた西野は、沢村の目の前で屋上から落とされてしまいます。
雨の日に出現するカエル男。
沢村は日光アレルギーを疑い、自分も裏ルートで拳銃を手に入れ、病院を調べます。
そしてある病院で、ついに、カエル男のカルテをつきとめます。
カエル男の正体は、霧島早苗。
中学生の時、美術商の父と専業主婦の母をコマ切れにされた夫婦の子供。
沢村は霧島の自宅へ乗り込みますが、逆にカエル男に拉致されます。
パスワードつきの簡素な部屋にとじこめられた沢村の前に置かれた、大量のジグソーパズル。
沢村はあたえられるコーラやハンバーガーもほとんど食べず、パズルをはめていきます。
ついに、パスワード「EAT」を探り当てます。
パスワード「EAT」を打ち込み、部屋を脱出した沢村。
同じく拉致されていた妻子と再会した沢村に、カエル男は、最後の刑を完成させるため、沢村が妻を殺すよう仕組みます。
しかし、カエル男が仕組んだ罠を見抜いた沢村。
カエル男に扮装した妻を、カエル男ではないと気づき、見誤って打ち殺すことなく、妻の名を呼びかけます。
カエル男は子どもを人質にとり、妻を殺すよう沢村に命じます。
だが最後に登場した関端ら刑事により、カエル男は追い詰められます。
戸外へ逃走したカエル男に襲いかかったのは、まぶしい日光。
灼熱の太陽の日差しの下、カエル男は意識を失い、倒れます。
そして刑事たちに確保されます。
再び、家族三人での生活をはじめた沢村の妻の買物帰り、あるフリーライターの男が名刺を差し出します。
「無実の人間を罪に追い込んだ心境は・・・どんなものですか?」と。
その名刺に書かれているURLですが、ここにアクセスすると画像や作者のメッセージがダウロードできるそうです。
ちなみにURLはhttp://ux.getuploader.com/m12/download/1/m.zip
そして、漫画の最後は、3人で息子のバースデーケーキをかこみ、ろうそくを吹き消すシーンで終わります。
呆然とした沢村の前のそのろうそくは、まるで墓前の煙のよう・・・
カエル男が芸術作品と称して行った殺人は、異常者による殺人遊戯だったのか、それとも・・・?
最後に、5つの刑は、「捨てた人」「嘘をつく人」に対しての私刑だったのではないかと、個人的に深読みしてしまいました・・・。
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