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2023/12/28
大今里
格闘技漫画「バキ」は、1991年の『グラップラー刃牙』から続く大人気シリーズです。
第二部『バキ』の最凶死刑囚編では、
という世界各国から日本にやって来た5人の“最凶”死刑囚たちが、バキら地下闘技場の選手たちが対決するというもの。
その中の1人、アメリカからやって来た【スペック】は死刑囚たちの中でも最強候補にあげられる人物である。5人のなかで最大の体格と残虐性を誇る彼だが、何よりも驚異的なのは…
という点。
実際彼が捕らえられていた監獄は水深200メートルを潜行する潜水艦内にあり、そこから自力で海面まで上昇するという離れ業をやってのけている。
ロシア(ソビエト)で52人を殺害した殺人鬼、アンドレイ・チカチーロがスペックのモデルとされています。
数々の異名を持つ戦後指折りの連続殺人者であり、当然死刑になっています。
確かに狂人ではあるのですが、スペックとの共通性や参考にされたであろうエピソードなどは確認できませんでした。
スペック同様にスキンヘッドではありますが、これは逮捕後にシラミ除けの為に髪が剃られた結果です。
恐らくは残された数々の写真でも見ることのできる、その狂気に満ちた笑い顔から着想を得て、スペックという凄みに溢れたキャラクターが創られたのであろうと思われます。
死刑囚たちはそれぞれの美学を持っていて、それが強敵との戦いの中で顔を覗かせ言葉として表現されます。以下、有名なものをあげると、
スペックは手段を選ばず貪欲に勝ちにこだわる男でした。その強さはあの花山薫を持ってしても紙一重の勝利でした。
そんなスペックが言い放ったのが上記のセリフ。彼にとって武器の使用は相手を気遣っている証拠だという。彼の必殺技は無呼吸状態で繰り出される猛烈ならラッシュ!そのパワーはあと少しであの【自由の女神】を倒壊させたことからも分かる。
己の肉体の強大さを信じて疑わないスペックの圧倒的自信があらわれた名言と言える。
30年近く連載されている作品なだけあって、バキにいくつもの名勝負が存在します。しかし、その中でも特に最高のバトルとして、最凶死刑囚編の「スペック対花山薫戦」をあげるファンが多くいます。
まず花山薫が作中でも人気の高いキャラであること。
そして、その花山のポリシーは
たとえ相手が武器を使用してこようが、どんなに耐久力があろうがお構いなし。武器を使わず己の肉体のみを武器として戦うのが花山のポリシーであり、強さの源になっています。
画像はスペックに後ろからチョークスリーパーを決められる花山薫。モノローグはこの戦いを目撃した警官のセリフなんですが、後に回想としてあの時の戦いの顛末が語られるのもバキの特徴の一つだと思います。絶体絶命の花山はここから…
桁違いの握力にモノを言わせて相手の腕を粉砕します!!
勝つまでやめないスペックを持ってしても、花山薫の漢を貫く闘いには勝てませんでした。またこの戦いが花山薫という漢を体現した闘いだったのでそれだけファンの人気も高いのだと思います。
花山薫に敗れたスペックですが、最後に衝撃の事実が判明します。
なんと50歳前後と思われていたスペックは…
とんでも科学もある意味バキの魅力ですよね。(現在連載中の「バキ道」では宮本武蔵が現代に復活したりしてますし笑)
スペックは「敗北を知る」ために日本にやって来ました。花山薫という男によって初めて「心から」の敗北を教えられたことで、それまで若々しさを保っていた気力が衰え、容姿が実年齢に追いついたものだと考えられています。
それにしても、最凶死刑囚編の囚人たちは、どいつもこいつも諦めが悪くしつこい敵だらけだったのが印象的です。
バキシリーズの中でも屈指の人気を誇る「最凶死刑囚編」がついにアニメ化されるそうです。
すでに、現在連載中の第4部「バキ道」限定14巻の付録として死刑囚編のOADがついていたそうです。(ちなみに「バキ道」14巻は2016年発売)
「バキ」のアニメ化は、「グラップラー刃牙」以来の久々の出来事です。
バキら地下闘技場戦士と最凶と恐れられる死刑囚たちの戦いをぜひアニメでも見てみたいですね。
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