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【知る程に面白い将棋の世界】ビートたけしと真剣勝負したプロ棋士達

お笑い芸人としても映画監督としても超一流、その多彩さで知られるビートたけし。そんな彼は実は今までに多くの将棋プロ棋士と対局しています。ビートたけしが語る、プロ棋士の凄さ、面白さ。そして知れば知るほど魅力的な将棋棋士たちをご紹介します。

2017年から、空前の将棋ブームが到来中!

羽生善治永世七冠の誕生、加藤一二三九段の活躍、藤井聡太四段の快進撃

将棋(しょうぎ)は、2人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種で、
一般に「将棋」というときは特に本項で述べる本将棋(ほんしょうぎ)を指す。
チェスなどと同じく、古代インドのチャトランガが起源と考えられている

出典:https://ja.wikipedia.org

ビートたけしと将棋の「意外な関係」

ビートたけし(北野 武)

北野 武(きたの たけし)1947年1月18日 東京都出身

東京都足立区出身の生粋の下町っ子であるビートたけし。
彼にとって将棋は子供の頃から慣れ親しんだゲームである事でしょう。

日本を代表するコメディアンであり、世界的映画監督「世界のキタノ」としても名を馳せる「ビートたけし」こと北野武。
芸人であり映画監督でありながら、その他にも音楽、絵画、落語、など驚くべき多彩さを持つビートたけしさんですが、実は今まで何度となく将棋のプロ棋士と対局をしています。

【ビートたけしと将棋対決】前人未到の永世七冠達成により国民栄誉賞受賞!羽生善治竜王

羽生 善治

羽生 善治(はぶ よしはる )1970年9月27日 東京都出身。
小学一年生から将棋を始め、15歳で四段に昇格しプロ棋士となる。
加藤一二三、谷川浩司に続く史上3人目の中学生棋士。
通算優勝回数、獲得賞金ランキングなどにおいても圧倒的な歴代トップ。

永世七冠(永世竜王、十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖)を達成し、国民栄誉賞を受賞。

その才能だけではなく、人気の面でも圧倒的な羽生竜王。
いつも穏やかで、決して奢ることなく謙虚な人格者として有名。

将棋界の宝。伝説でありながら現役最高峰の棋士、羽生善治

2017年に前人未到の永世七冠を達成し、国民栄誉賞を受賞のニュースも記憶に新しい、
誰もが認める将棋界の唯一無二の天才、羽生善治。
将棋を全く知らない人であっても「将棋の羽生名人」だけは知っている、
という方も多いのではないでしょうか。

そんな羽生善治竜王と将棋で二度対局をしたことがある、とはビートたけし談。
平手(ハンデなし)で当たり前だが全く勝負にならず、羽生竜王の勝利。
ビートたけしの提案で、二度目はビートたけしが好きなように駒を並べて王を守り、
羽生竜王の持ち駒は王と角と飛車のみ。それでも5分とかからず羽生竜王が勝利した。

「羽生竜王には、あらゆる手段を使っても勝つことができなかった」
コンピューターよりすごい、とビートたけしは語る。

【ビートたけしと将棋対決】バラエティでお馴染み。将棋界のアイドル加藤一二三。

加藤 一二三(かとう ひふみ)

加藤 一二三(かとう ひふみ) 1940年1月1日 福岡県出身。

2017年に引退するまで最高齢現役、最高齢勝利、最高齢対局、現役勤続年数、
通算対局数、通算敗戦数と、数多くの歴代1位の記録を持つ生きる伝説。
中学生であった1954年に14歳7ヶ月で「史上最年少プロ棋士」となり、
この記録は藤井聡太四段(14歳2ヶ月)に破られるまで62年に渡って守られていた。

その愛らしいキャラクターと面白発言でテレビで引っ張りだこの加藤九段ですが、
将棋の才能と引退までに残した数々の功績は並大抵のものではありません。

加藤一二三九段の異名は「神武以来の天才」「1分将棋の神様」

「ひふみん」の相性でお馴染みの加藤一二三九段とは対談の際に対決したそう。
平手では勝てるわけはないので、飛車と角行抜きの二枚落ちで対局しても負けて、
飛車角金銀抜きの6枚落ちで勝負を挑み、負けそうになりながらもやっと勝利。

やっぱり強かった、この年の加藤九段にだからやっと勝った、とビートたけしは語っている。
しかし6枚落ちとはいえ元名人に勝つ事ができるとはすごい事。
ビートたけしの将棋の腕も相当なものなのでしょう。

【ビートたけしと将棋対決】羽生善治に勝った男。中村太地七段と9マス将棋で対決!

中村 太地(なかむら たいち)七段

中村 太地(なかむら たいち)1988年6月1日 東京都出身
幼稚園の時から将棋を始める。
2006年春、早稲田実業高等部に在学中の18歳でに四段昇段しプロ入り。
2017年、第65期王座戦で羽生善治に勝利し初タイトルを獲得。

今年30歳を迎える中村七段。
今後が楽しみな棋士の一人である。

大一番の舞台で羽生善治に勝利!王座のタイトルを獲得した実力者

当たり前だが将棋界には羽生、加藤、藤井以外にもたくさんの強い棋士がいる。
ビートたけしがテレビ特番で9マス将棋で真剣勝負したのがこちらの中村七段(当時は六段)
中村七段はあの羽生竜王に勝利してタイトルを奪取した実力者。

9マス将棋では後手の方が有利という事でビートたけし後手で対局開始。
そして、なんと22手目でビートたけしが勝利しました!
この結果からも、やはりビートたけしの将棋の腕、
そして考える力は想像以上のものである事がわかります。

中村七段はビートたけしの正確な指し回しを賞賛。
「最初の攻めに対して的確に対応なされていました」「素晴らしい」
「将棋界を理解し、尊重して下さった事が印象的でした。」
「すごく嬉しかったです」と笑顔で語ったという。

【次に対局してほしいのはもちろんこの人】新鋭の天才、藤井聡太四段

藤井 聡太(ふじい そうた)四段

藤井 聡太(ふじい そうた)2002年7月19日 愛知県出身

史上最年少棋士としてデビュー、そして無敗のまま29連勝を記録し、
2017年に巻き起こった将棋ブームの火付け役となった藤井四段。

中学生とは思えない落ち着いた言動と、偉業を達成しても謙虚な姿勢、
そしてたまに見せる少年らしい笑顔で、あっという間に日本中を虜にしたまさに逸材。

史上最年少プロ棋士としてデビュー、そして負けなし29連勝。藤井聡太四段はもはやスターである、

2017年、史上5人目の中学生プロ棋士として鮮烈なデビューを飾り、
史上最多の29連勝を挙げて一躍時の人になった将棋界の若き天才棋士。
名前の通り聡明で礼儀正しく、そして恐ろしい程の将棋センスを持つ藤井聡太四段。
これまでも非公式戦では羽生竜王を含む数々の現役トップ棋士に勝っており、
ついに2018年1月、公式戦で現名人である佐藤天彦名人から大金星を挙げた。

ビートたけしはそんな藤井四段と「やってみたい」と熱望しているが、
実現なるでしょうか。今後に期待しましょう。

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