『anone』はどういったドラマ?

『anone』は、2018年1月10日にスタートした、毎週水曜日22時~23時に日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送の連ドラです。
主演は広瀬すずさんです。
大ヒットドラマ『Mother』、『Woman』に続く日テレ系ドラマとしては坂元裕二オリジナル脚本の3作目として、両ドラマのスタッフも再結集したことから話題になっていました。

ドラマのキャッチコピーは「私を守ってくれたのは、ニセモノだけだった。」
1話を見ただけで、なんとなくピンと来るキャッチコピーでした。

主人公の辻沢ハリカ(広瀬すず)はネットカフェで寝泊まりしながら遺品整理のアルバイトをしている、親も兄弟もいない孤独な女の子です。
そんなハリカと、カノンというハンドルネームの男の子とのチャットでのやり取りが主な内容となっており、それ以外は第1話ではキャストの顔見せや簡単な紹介程度で終わりました。
まだ素性が良く分からない役も多く、続きが気になります。

『anone』のキャスト・その1 辻沢ハリカ役の広瀬すずさん

『anone』のキャストとしてまず最初に紹介しなければならないのが、主演の広瀬すずさんです。
いつもの明るくて笑顔が可愛い役柄ではなく、このドラマ『anone』の中では寂しげな目をした無表情の女の子を演じています。
「ハズレ」と周りからは呼ばれ、自分でもそう名乗っています。
どうしてそう名乗るようになったのか、彼女が作り上げたニセモノの過去との食い違いを見事な演出や映像を駆使しながら明らかにされていく第1話でした。
見応えありました。

広瀬すずさん、このドラマのために随分なベリーショートにしましたね。
スケボーを愛用する役なのですが、相変わらずこの子の運動神経には感心させられます。
映画『海街diary』でのサッカーのシーンでも凄いなと思ったのですが、お姉さんの広瀬アリスさんもアメトークでバスケの腕前を披露していたところを見ると、姉妹揃って運動神経抜群なのですね。
広瀬すずさんは『anone』のキャストのうちの1人(1匹?)である共演の猫ちゃんを実際に飼うことになったらしいです。
この猫がまた可愛いんです。
ドラマのタイトルにちなんで、「あの」ちゃんと名づけたそうです。

『anone』のキャスト・その2 網島美空役の北村優衣さん

『anone』のキャスト紹介の2人目にあえて紹介したいのは、北村優衣さんです。
主人公ハリカと同じネットカフェで寝泊まりする少女・網島美空を演じていますが、第1話では金を持ち逃げしようとする衝撃的な展開でした。
唇が魅力的な女優さんですね。

『anone』のキャスト・その3 為貝真砂子役の倍賞美津子さん

『anone』のキャストの中でも最もインパクトのある役柄を演じているのが倍賞美津子さんではないでしょうか。
主人公ハリカの記憶の中では、優しくてユーモア溢れるたのしいお祖母ちゃん。
最初の倍賞美津子さんの登場シーンは、ティム・バートン作品や中島哲也監督の映画の色使いや世界観を思わせる、ファンタジックなものでした。
しかし、それは全てハリカが自己防衛のためか記憶をすりかえた、言わば自分で作り上げたニセモノの世界でした。
並み居るキャストの中でも、主人公ハリカの人間形成に大きく関わった人物として、今後の登場シーンも要注意の人物です。

『anone』のキャスト・その4 林田亜乃音役の田中裕子さん

今後、主人公ハリカやストーリー全体とどう関わっていくのか謎が多い林田亜乃音役の田中裕子さん。
ドラマの中で、「あのね」という台詞がキーになってくるドラマなのだろうなと思って見ていました。
しかし、実は田中裕子さんの役どころも名前が「亜乃音(あのね)」さんなのですね。
第1話では、自宅の床下から恐らくニセ札と思われる大量の一万円札を見つけてしまいました。
それらを海辺で燃やそうとしていましたが、今後どのような展開を見せるのか要注目の人物です。
田中裕子さんはやはり上手ですね。
かつてはみじん女優、そして今はいたって普通のどこにでもいるおばさんを演じさせれば圧倒的な自然体。
私の周りにも何人かこんなおばさんいるなぁという所作や表情など、素晴らしい演技力だなと思いました。

『anone』のキャスト・その5 持本舵役の阿部サダヲさん

主要キャストの中で、このドラマに最初に登場したのは持本舵役の阿部サダヲさんでした。
登場シーンがいちいち面白いです。
余命を宣告されるシーン、カレー屋でのシーン、フリスクを出そうとするシーン、お金を皆で奪い合うシーン、どこを取ってもクスッと笑ってしまいます。
カレー屋の名前も「東印度会社」。いちいちふざけていて面白いです。
主人公と、今後どのような接点を持っていくのか、ストーリー全体を通して展開にどう関わっていくのか、まだ謎です。

『anone』のキャスト・その6 青羽るい子役の小林聡美さん

小林聡美さんが演じる青羽るい子という役柄も、今後ストーリーの上でどのような役割を果たすのか謎ですね。
阿部サダヲさん演じる持本舵のカレー屋に入って、ここで2人は意気投合というか、自殺願望があるために二人で死に場所を探すような流れになっていました。
何かでもこの二人がいると明るいんですよね。暗さがない。

『anone』のキャスト・その7 紙野彦星役の清水尋也

『anone』のキャストの中で今最も気になっているのが、清水尋也さんです。
主人公カノンとチャットをしている紙野彦星という余命短い男の子の役です。
お互いハンドルネーム同士でチャットをしていたのですが、「ハズレ」を名乗っている少女の事をカノンだと気づいていて、実は以前に二人は出会っています。
今後のストーリー展開に大きく関わるはずの大役です。
清水尋也さんは、2015年に映画『ソロモンの偽証』に出演していた時の印象があまりに強すぎてきになっていました。
まだ弱冠18歳ですよ。
末恐ろしい俳優さんです。

他にも未出演の謎のキャストが多い『anone』は今後の展開に大いに期待!

発表されている『anone』のキャストの中で気になるのは瑛太さんですね。
第1話では最後の最後にニセ札をゲームセンターの両替機に突っ込んでみるというシーンで少し出演したところで、ドラマが終わってしまいました。
謎の男です。
これだけの俳優さんを起用しているわけですし、このドラマのキーになりそうな役柄です。

『anone』は小説や漫画などの原作があるわけではないので、これから先の展開が誰にも予測できません。
今後が大変楽しみです。
坂元裕二はとにかくヒットメーカーで外れがありませんからね。
必ず毎週チェックしてください。
きっと面白い展開が待っているドラマだと思います。

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