木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
「ひよっこ」は、2017年度上半期放送のNHK『連続テレビ小説』シリーズ96作目の作品です。2017年4月3日から9月30日まで放送されました。
「ひよっこ」の物語は、東京オリンピックが開催された1964年から始まります。高度成長期の真っただ中、日本の発展を支えたのは、地方から上京し懸命に働いた名もなき人々でした。
「ひよっこ」のヒロイン・みね子も、そんな一人です。集団就職で上京した“金の卵”であるヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈の青春記です。
「ひよっこ」は、福島にほど近い茨城県北西部の山あいの村・奥茨城村で育った米農家の長女・谷田部みね子がヒロインです。
出稼ぎのために東京へ行った父・実が正月に帰宅しなかったことをきっかけに集団就職で上京し、下町・向島のトランジスタラジオ工場の寮暮らしで働きながら父を探します。しかし、1年もせずにオリンピック後の不況で工場が倒産してしまいます。
行くあてのないみね子を拾ってくれたのは、かつて父もハヤシライスを食べた赤坂の洋食屋でした。そこでホール係として働きながら、様々な試練を乗り越えて成長していくみね子の姿が描かれました。
ドラマ「ひよっこ」の舞台となるのは、茨城県北西部です。茨城県の農業産出額は全国2位。県の北西部には、清流に育まれた豊かな田園や里山が広がり、のどかな風景をお茶の間に届けました。
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大家族の農家に生まれ、おっとり、のんびりした少女に育ったヒロイン。特に大きな夢もなく、高校を卒業したら畑仕事を手伝って、いつかお嫁さんにと思っていました。
ところが、高校3年の冬、彼女の人生は突然動き始めます。東京に出稼ぎに行った父が行方不明になってしまったのです。
みね子は、父の分も働くために上京することを決意します。自分の殻をひとつ破って『幸せな家族を取り戻す大冒険』に乗り出すと共に、「ひよっこ」の新たな物語の1ページがスタートします。
遠くにいる家族のことをいつも思っている心優しい、みね子の父親です。5年前の不作で負った農協への借金返済のために、東京で出稼ぎをしていました。
稲刈りのために帰省した後、東京へ戻ったのを最後に行方不明になってしまいます。実は家族へ送金しようと外出した際にひったくりに遭い、犯人ともみ合って頭を棒で殴られ失神。
その後、記憶喪失になっていました。彷徨い歩いていた所を、女優の川本世津子に保護されます。血だらけだったことから、自身の正体を知ることに怯えて警察や病院に届け出ず、2年半の間「雨男(あめお)」と呼ばれ世津子の家で生活していました。
みね子の母で、おちゃめで明るい働き者。
夫の留守宅を守り、家事の傍ら農作業をしていました。更に洋裁の内職もし、夫がいないことで寂しい思いをしているものの、子供の前ではそんな姿を見せない気丈な一面もあります。
夫が消息を絶ってしまってショックを受けますが、無事を信じています。
みね子の祖父。
農業に勤勉で口数は少ないですが、みね子の相談に乗るなど家族を優しく見守っています。
みね子の幼馴染で同級生で、農家の三男。
高校卒業後、東京の安部米店に就職しました。時子に思いを寄せる一方で親友として応援しています。時子が初めてのオーディション不合格で落ち込んでいる際には「女優を諦めるなら嫁にする」と宣言し、発破をかけます。
赤坂の洋食屋・すずふり亭の店主。
たまたま帰省前に来店した実の話に心を打たれ、手土産にポークカツサンドを持たせて以来、実と親しくなります。
父を探して集団就職で上京したみね子に、親切に接してくれます。「仕事をする間は上下関係や男女は関係ない」「仕事は決められた時間だけするもの」など、みね子に仕事とは何かを教えてくれました。
鈴子の息子で、すずふり亭の料理長。妻は、店の仕事と家事育児の忙しさに耐えた末に、10歳の娘を残し病で先立ちます。
軍隊や修行時代の大きなレストランでの嫌な体験から「自分の店では上下の良い関係を保つこと」を心掛けています。
すずふり亭の見習いコック。新メニューの提案を省吾から命じられ、その一環として休日に行く名店のランチの外食にみね子を誘うようになり、やがて交際を始めます。
後に、みね子と結婚します。
省吾の娘。母の節子が過労で倒れ死去したことを機に店を嫌い、鈴子と省吾を恨むようになります。家を出た後は、鈴子と省吾に頻繁に金の無心をしていました。
みね子の生き方などが、自分の母どこか似ていて気になっています。
向島電機時代のみね子の同期で、女子社員寮・乙女寮で同室でした。集団就職列車内で、みね子・時子・三男と出会い、打ち解けます。
澄子と同じく、みね子の同期で乙女寮の同室でした。
苦労無く高校へ進学し、仕事で失敗を続けるみね子に対して、当初は棘のある物言いをしていました。しかし、時子も交え本音をぶつけ合ったことで打ち解けます。
幼い頃に両親が相次いで他界し、引き取ってくれた叔父叔母の家業を手伝って家計を助け、苦労しながらも人気女優へと上り詰めました。
記憶をなくしたみね子の父・実を保護して、自宅に住まわせていました。
「ひよっこ」では、ヒロイン・みね子の成長と共に、それを見守るベテラン・若手キャスト陣の温かみが感じられました。
みね子の幼馴染や、同僚など若手キャスト陣はオーディションを勝ち抜いて選ばれた、若き精鋭達ばかりです。彼、彼女たちの今後ますますの活躍にも期待が集まります。
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