記事ID135182のサムネイル画像

【ガールズバンド】2018年・チャットモンチー解散の理由は!?

伝説的なガールズバンド・チャットモンチーが2018年7月での解散を発表しました。彼女たちが解散に至る背景を考察すると共に、これまでの彼女たちの軌跡を振り返ってみようと思います。解散は本当に残念ですが、残り半年、チャットモンチーの音楽を楽しみましょう!!

史上最強のガールズバンド・チャットモンチーが解散

「好きなバンドなに?」と聞かれたら様々な意見があると思います。さらに「ガールズバンド」限定でこの質問をすればきっと多くの人がこう答えると思います。

「チャットモンチー!!」

2005年のデビュー以来、つねに日本のミュージックシーンをトップで走り続けたバンド・チャットモンチーが2018年7月での解散(完結)を発表しました。

いまでは女性だけのバンド、いわゆるガールズバンドは珍しくありませんが、それもすべて彼女たちの存在があったればこそだと思います。それだけにこの解散発表は衝撃でした。

解散はとても残念ですが、彼女たちの音楽に敬意を表してチャットモンチーの軌跡を眺めてみたいと思います。同時に、チャットモンチー解散の背景も探っていきましょう。

【解散の謎①】チャットモンチーのメンバーとは!?

橋本絵莉子(ボーカル・ギター)

出身は徳島県徳島市。高校1年生の時にギターを始め、高校2年生の時に“チャットモンチー”を結成。オリジナルメンバーは進学・就職などで脱退してしまい、その後福岡晃子が加入。その福岡が高橋久美子を誘い「チャットモンチー」としてデビューしました。

2011年にドラムの高橋が抜けたことにより、ドラムスやハーモニカの演奏を担当したりと、自身の音楽性の幅をさらに広げました。

また2010年に結婚し、13年には長男を出産しています。

福岡晃子(ベース・コーラス)

元々はオリジナルのチャットモンチーのファンだったようで、メンバーの脱退を機にベースとして正式にチャットモンチーに加入。さらに大学で出会った高橋久美子をメンバーに誘ったのも彼女でした。

高橋の脱退以後は一時期ドラムスに転身、2014年のサポートメンバー加入後はまたベース主体になりました。

高橋久美子(元ドラマー)

デビュー当時、チャットモンチーは3人体制でした。しかし元々教職志望だった高橋は、次第に音楽に対する意欲がなくなってきたことを理由に2011年に脱退しました。

チャットモンチー脱退以降は作詞家としても活動し、ももいろクローバーZや東京カランコロンなどに楽曲提供を行っている。

↓は東京カランコロンに作詞提供した「泣き虫ファイター」

【解散の謎②】高橋脱退後のライブ活動

高橋の脱退以降、2人は「月に1回のライブ活動」を目標に掲げて活動してきたといいます。それは高橋の脱退を、より一層チャットモンチーとしてのエネルギーを生み出すためのキッカケとするためだったのでしょう。そのおかげで数々のバンドとの対バンや、コラボレーションも活発になり、チャットモンチーとしての音楽性は広がったと思います。しかし2人体制での活動は、知らず知らずのうちにメンバーに負担を強いていたのではないでしょうか?

また、初期の代表曲「シャングリラ」「ヒラヒラヒラク秘密の扉」「風吹けば恋」などは高橋の作詞曲でした。高橋の作詞はタイトルからは抽象的な印象を受けますが、感情描写に優れ、それでいて爽快感を失わないキャッチーな詞が印象的です。その意味で、高橋の脱退はライブ活動以上に楽曲制作の面で2人の負担になったのではないでしょうか?

ここら辺にチャットモンチー解散の遠因があるような気がします。

【解散の謎③】チャットモンチー解散に関する2chの反応

Last Love LetterのPVぐう泣ける
続いてほしかったやね

出典:http://2chmania.com

染まるよは00年代トップ100くらいの曲だと思います

出典:http://2chmania.com

ボーカルの声質もあって間違ったイメージで捉えられているバンドNo. 1だと思うわ

「告白」は一度は聴いた方がいいアルバム
一度聴いたら一度じゃ済まなくなると思うけども
勿論他にも聴くべきものは沢山あるバンドだけどね

出典:https://matomezone.co

やはり解散を惜しむ声が多いですね。これは当然の意見だと思います。

また、解散の理由についての言及もいくつかありました。

でもドラムが離れる前から少しおかしくなり始めてた気はする
ドラムが辞める前に腰が悪いとかなんとか言ってたけど
辞めるための言い訳だったんじゃないかなあ
なんとか引き留めてたらしい

出典:https://matomezone.co

ドラムが居なくなって、一気に失速したよな。

出典:http://news.2chblog.jp

ドラムが支えてたバンドだったから
ドラムが居なくなってからのまとまりのなさがはんぱなかった

出典:http://news.2chblog.jp

やはりドラム高橋の脱退を解散の理由にあげる意見が多いですね。

どんなバンドでも活動期間の長さに比例して、様々な問題が噴出してくるものだと思います。解散はバンド結成の瞬間に約束されたようなものです。

しかし、彼女たちの曲は決して色褪せることはなくこれからも聞かれ続けると思います。もし食わず嫌いでチャットモンチーを敬遠している方がいたら、まずは「色眼鏡」抜きで彼女たちの曲を聞いてもらいたいと思います。

最後に、チャットモンチーの名曲を紹介

徳島で活動している当時、まだメンバー加入前の福岡は、ライブハウスでこの曲を聞いてチャットモンチーのファンになったと言います。

いきなりの橋本の高音ボイスに心を掴まれ、あれよあれよとエモーショナルな曲世界に引き込まれて行きます。青春の不安と葛藤が真に迫る名曲です。

爽快感が最高の一曲。女性とは思えないパワフルな演奏に、女性特有の繊細な歌詞世界が見事に融合した一曲!ライブでも特に盛り上がる曲です!!

近年のチャットモンチーの代表曲といって過言でないと思います。橋本自身の徳島時代の感情が描写され、その感情の揺れに合わせて聞くものの心も揺さぶられます。

徳島から東京に飛び出して10年間走り続けた「今」だからこそ書けた歌詞だと思います。

以上、チャットモンチーの活動の軌跡と解散の謎を追ってみました。毎年さまざなバンドが登場する日本の音楽シーンにおいて、そのトップを10年以上走り続けた実績だけでもすごいことだと思います。

解散前に、みずみずしい感性と、体に似合わねパワフルな演奏が生み出すチャットモンチーの世界観を多くの人に体験していただきたいと思います。

TOPへ