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2023/12/28
大今里
思い出のマーニーは米林 宏昌が監督を務めた2014年7月19日に公開されたジブリ映画作品です。
米林 宏昌監督の代表作は「借りぐらしのアリエッティ」「メアリと魔女の花」(スタジオポノック初作品)があります。
今作「思い出のマーニー」は宮崎駿と高畑勲が一切関わっていないのだそうです。
思い出のマーニ―の始まりは、新幹線の中から始まります。
札幌に住む12歳の少女佐々木杏奈は、実の両親と祖父母を幼少期に失い、里親である佐々木頼子に育てられていました。
ある出来事から頼子のことを「おばちゃん」と呼び、感情を表に出さなくなっています。ある日、学校の写生の授業でひとりスケッチをしていた杏奈は、持病である喘息の発作を起こしてしまいます。
学校でうまく馴染めていない様で孤立をしていると思われる杏奈を環境の良い所でしばらく療養をさせることを主治医の山下医師は提案します。
夏休みの間だけ、頼子の親戚である大岩清正・セツ夫妻の家で過ごす事になった杏奈は、札幌から特急列車で海辺の田舎町へ向かいます。
大岩家に着くと、杏奈は荷物の中に複数枚のハガキと「何でも良いので、あったことを書いて下さい」と書かれた頼子からの手紙が入っていることに気づきました。
仕方無く手紙を書いた杏奈は、ハガキを出すため郵便局へ向かいますが、人が近づいてくるのを見てその場から走り去ります。
逃げた先の入り江で、杏奈は古い屋敷を見つけると「知っている気がする」と直感的に感じるました。
「湿っ地屋敷(しめっちやしき)」と呼ばれるその屋敷は廃屋に見えましたが、杏奈はその後、夢の中で屋敷を訪れ、隅の部屋の中にある金髪の少女を目撃します。
思い出のマーニーの原作はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品同名「思い出のマーニー」(原題:When Marnie Was There)です。
初版は1967年にイギリスの出版社コリンズより出版され25万部を売り上げた有名作品です。
ストーリーは、かたくなに心を閉ざした少女アンナが海辺の村に住む少女マーニーとの交流を通じて心を開いていく様子が描かれています。
思い出のマーニ―の映画版では日本の北海道がモデルで、主人公の杏奈が日本人の設定に変更されていますが、原作版はイギリスがモデルとして書かれています。
唯一マーニーの設定はそのままで活かされている様です。
これまでのジブリ作品は主人公とヒロインのちょっとした恋愛要素を盛り込みつつの壮大な物語が基本になっていたと思います。
無論、「男の子と女の子」の淡い恋物語や片思い色んな形で表現されていましたよね。
「思い出のマーニー」という作品はそれとはまったく違うのですよね。
物語の主人公「杏奈」は「マーニー」と接していくうちに恋心に近い淡い思いを持ってしまうんですよね。
もちろん、物語が進む内にその理由が分かってくるのですが、男の人に嫉妬してしまうくらいマーニーに執着していますからね。
最終的に「思い出のマーニー」での杏奈とマーニーの関係性がわかってくると、とても深い繋がりがあることに感動しますね。
スタジオジブリの作品はある一定期まで主要キャラクターには普通に声優を起用していました。「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」などはほぼ声優さんがキャストを占めていましたよね。
もちろん、有名俳優さんなども一部のキャストとしてゲストとして起用されていた作品などもありました。
ここ最近は、俳優さんのあまり声を作らない「演技」を尊重しているようですね。
宮崎駿も最近の若い声優の甲高い作った声が苦手といった理由もある様です。
今回、思い出のマーニーでも、ほぼ、脇役以外のキャスト陣は声優を使われておらず、有名な俳優陣が殆どですね。
それゆえ、初めて声優経験を行う俳優さんがキャストを務めるのでなれない演技に不満を持つ方も少なくはない様ですね。
思い出のマーニ―の主人公、佐々木 杏奈役を務めるキャストは高月彩良さん。
主な出演作は、
GTO:桑江遥 役(2012年)
地獄先生ぬ〜べ〜: 菊池静 役(2014年)
黒崎くんの言いなりになんてならない:芦川芽衣子 役(2016年)
など。
他、舞台やモデルとして活動されています。
思い出のマーニーでは主人公の一人、12歳のショートヘア―が印象的な、回りに馴染めない不器用な性格の少女、杏奈を務めています。
思い出のマーニーのもう一人の主人公、マーニー役のキャストを務めたのは有村架純さん。
主な出演作品は、
あまちゃん:天野春子(青年期) 役(2013年)
ひよっこ:谷田部みね子 役(2017年)
ようこそ、わが家へ:倉田七菜 役(2015年)
映画 ビリギャル:工藤さやか 役(2015年)
など。
今現在大活躍中の話題の女優さんですね。
思い出のマーニ―では、杏奈が古い洋館で出会うブロンドの長い髪が印象的な清楚に見えてすこしお茶目な所がある少女マーニーを演じられています。
思い出のマーニ―で、杏奈の義理の母親、佐々木 頼子役のキャストを務めたのは松嶋菜々子さん。
主な出演作は、
GTO:冬月あずさ 役(1997年)
救命病棟24時シリーズ:小島楓 役
やまとなでしこ:神野桜子 役
など。
思い出のマーニ―では、杏奈になかなか「お母さん」と呼んでもらえず「おばんさん」としか呼んでもらえないまだ心の距離が遠いことに葛藤している義理の母を演じられています。
思い出のマーニ―で山下医師役を務めるキャストに大泉洋さん。
主な出演作に、
まれ:津村徹 役(2015年)
真田丸: 真田信之 役(2016年)
ゲゲゲの鬼太郎:ねずみ男 役(2007年)
探偵はBARにいる:探偵 役(1.2.3シリーズ)
アイアムアヒーロー:鈴木英雄 役(2016年)
など。
今でも再放送などでお馴染み「水曜どうでしょう」が有名な、面白い役者さんです。
思い出のマーニ―では、杏奈の主治医であり、精神面や持病のことを思って今回、夏休みの間親戚の家へ行くよう促す役割を果たしています。
思い出のマーニ―久子役のキャストは黒木瞳さん。
主な出演作に、
白い巨塔:花森ケイ子 役(2004年)
過保護のカホコ:根本泉 役(2017年)
仄暗い水の底から:松原淑美 役(2002年)
魍魎の匣:柚木陽子 役(2007年)
など。
元宝塚の娘役を演じられてきた今でも数多くのドラマなどをこなす俳優さんですね。
久子の役柄は、よく湿っ地屋敷の絵を描いている老婦人で、マーニーとは子供時代からの友人の間柄で、マーニーが歩んだ人生を杏奈と彩香に話してくれます。
思い出のマーニ―で十一役を演じられたキャストは安田顕さん。
主な出演作に、
ホタルノヒカリ:二ツ木昭司 役(2007年)
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸:島津吾郎 役(2011年)
アオイホノオ:庵野ヒデアキ 役(2014年)
など。
大泉洋と同じTEAM NACSのサブリーダーで、「水曜どうでしょう」のでもonちゃんの中の人とも言われていますね。
シリアスな役から面白い役までこなす俳優さんです。
思い出のマーニ―では、白いひげを蓄えた老人で、口数が非常に少なく、10年に一度しか喋らないと噂されています。
その性格から親しい友人は少なく、近所の子供たちからもからかわれています。満潮になり湿っ地屋敷で立ち往生していた杏奈を見つけ、ボートで岸まで乗せて行ってくれます。
思い出のマーニ―で老婦人の役のキャストを演じられたキャストは森山良子さん。
ミュージシャンで、シンガーソングライターの森山直太朗が長男の音楽一家としても有名ですよね。
代表曲には、
さとうきび畑
涙そうそう
など。
思い出のマーニ―では、久子の回想話の中に登場するとある人物の役になります。
自分の夫に娘を亡くしてしまったりとてもつらい半生を過ごした人で、「思い出のマーニ―」の最終的な重要人物なのではないでしょうか…。
以上、思い出のマーニーの有名なキャスト陣紹介でした。
思い出のマーニーは、ジブリ映画としては珍しい少女たちの淡い恋物語であり、家族の物語でもある作品です。
キャスト陣に注目しながら、是非鑑賞してみては如何でしょう。
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