木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2018/01/09 更新
映画 ライオン / 25年目のただいま という作品は実話なんです。サブタイトル「25年目のただいま」を逆に考えると「25年前にいってきます」なわけです。どうして25年目にしてただいまなのか。映画のタイトルはなぜ「ライオン」なのか。実話はどんななの?など紹介。
オーストラリアで幸せに暮らしていたサルーですが、彼には隠された驚くべき過去がありました。5歳の時に生まれたインドで迷子になってから、生き別れた家族の生死も分からないままオーストラリアへ養子に出されました。
大人になって、幸せな日々を過ごすにつれ、インドで別れた家族への気持ちが募ります。本当の自分自身がなんなのか?そして、将来へ踏み出すため、母と兄に会って【ただいま】というために【家を探し出す】ことを決心します。
手がかりになるものは、あいまいな記憶。そしてGoogle Earthだけ。記憶はパズルのピースがはまって行くように、記憶の断片だったものは、完成に近づいていきます。完成した先に待っているものは!?そして、ライオンとは一体何なのか?
「迷った距離1万キロ、探した時間25年間、道案内はGoogle Earth」
という、なんとも絶対見たくなる心理をうまくついたキャッチコピーで、映画はくり広げられます。しかも実話。もれなく感動と涙がセットで付いてきますよ。
第89回アカデミー賞に6部門にノミネート
・作品賞・助演女優賞・助演男優賞・撮影賞・脚色賞・作曲賞
監督 ガース・デイビス
製作 2016年 オーストラリア
出演
サルー・ブライアリー → デーヴ・パテール
幼少期のサルー → サニー・パワール
ルーシー → ルーニー・マーラ
スー・ブライアリー → ニコール・キッドマン
ジョン・ブライアリー → デビッド・ウェナム
グドゥ・カーン → アビシェーク・バラト
マントッシュ・ブライアリー → ディヴィアン・ラドワ
など
ちなみに日本では「映画 ライオン / 25年目のただいま」となっていますが、原題は「Lion」です。
原作は【25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語】です。この本は、映画ライオン / 25年目のただいま の主人公サルー・ブライアリーご本人が、自身の体験したことをそのまま書いているノンフィクション。
残念ながら、筆者は原作はまだ読んでいません。こちらは映画用に脚色された部分もあるようですが、ほとんどが原作を忠実に再現しているそうです。
現実は小説より奇なりという言葉があります。この映画ライオン / 25年目のただいま を例えるなら「実話は映画より奇なり」としてみました。
調べてみると、この作品の主人公は小さい頃にアンラッキーな出来事で母親と兄弟から離ればなれになってしまったけど、それ以降は大変な思いをしてますが、とてもラッキーが幾重にも重なったからこそ、【25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語】という本が書けたと思うのです。
筆者は1度目を見たとき、サルーの幼少期のシーンは何度も早送りをしてしまいました。子どもが生きて行くために、ストリートチルドレンになって働く。そして、孤独な孤児院での日々。筆者は最初、情けないことに直視できませんでした。だってこれが実話なんですもの。
大人になって、幸せになって、辛い日々を思い出すのはしんどいものです。でもそれ以上に、家族って大切なんだなって感じました。実話に胸をドン!と突かれるような映画です。
映画 ライオン / 25年目のただいまのキャッチコピーにも登場している《Google Earth》は愛用されている方が、とにかく多いGoogleの地図です。
主人公のサルーは生まれた場所を「Google Earth使って探そう!」と子どもの頃の記憶を思い出しながら、Google Earthで探しまくります。何年も何年も毎日のように探している様子は必死すぎて、心配になるほどです。
Google Earthで探しているシーンは結構多くあります。その度に、こんな使い方もあるんだな!と発見したりして、サルーはもちろん心配なのですが、勉強になりました。
奇跡の実話のなかで、Google Earthの便利な使い方も分かってしまうかもしれませんね。私たちの身近なものが出てくると「あ。実話なんだよね」と実感できます。
ロンドン出身
1990年4月23日生まれ
デビューはテレビドラマ
《スラムドック$ミリオネア》主人公ジャマール・マリク役で一躍有名になりました。
ナショナル・ボード・オブ・レビュー受賞
ブロードキャスト映画批評家協会賞受賞
英国アカデミー賞にノミネート
数々も賞を受賞し、その後も、俳優としてたくさんの作品に出演。世界的俳優としての地位を築いています。
サルーの子ども時代役のサニー・パワール。この作品当時5歳。
インドにあるムンバイという所の学校に通っているそうです。映画ライオンのスタッフがかなり苦労して、何千人の中から探し当てました。
これこそ、本当のスターの卵と言っても過言ではない逸材です!日本で例えると、芦田愛菜さんが芦田愛菜ちゃんだった頃くらいの演技派。
この実話映画では、見るものすべての涙を誘います。そして、作品にのめり込ませてくれる演技を披露してくれています。というか、演技だなんて思えません。心底いたたまれないシーンもあったほどです。
この先も、デミ・ムーアと共演も決定していたりと、再び、彼の澄んだキラキラした眼差しを見られると思うと、ワクワクします。
彼が出演する作品も今後楽しみですね!
映画ライオン / 25年目のただいま のタイトルの《ライオン》は、どこから来て、どんな意味なのか?
筆者もすぐ感じました。はじめは、ライオンに育てられた子どもの実話かな?なんて思ったくらいです。ライオンだけに弱肉強食ってことなのかな?とも考えましたが、これは感動の実話ではありえないかなと。
このライオンの意味はラストあたりで分かります。サルーは自分の名前を「サルー」だと思っていましたが実は違ったのです。
【サルーの本当の名前は「シェルゥ」でした。】
これがヒントです。
映画ライオン / 25年目のただいま を 筆者は「実話は映画より奇なり!」として記事を書きました。
調べてみると、今でもインドの一部では毎年8万人以上の子ども達が行方不明になっているそうです。なので、サルーご本人が25年目のただいまができたことは、本当にラッキーだったようですよ。
他の行方不明になった方々が全員「ただいま」をして、奇跡の実話となることを祈っています。
この 映画ライオン / 25年目のただいま を全世界で放映できたなら、私たちが感じる感想とはまた違った意見などが、聞けるのかもしれませんね。
こういった実話を目の当りにすると、つくづく思います。日本に生まれてよかったって。
そして、本当の「ライオン」を知ってください。
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