pspパワプロ！実況パワフルプロ野球（パワプロ）のpsp版を振り返る

実況パワフルプロ野球、通称パワプロは、sfc（スーパーファミコン）用ソフトとして１９９４年に発売された、「実況パワフルプロ野球'94」（パワプロ94）から始まりました。この第１作目パワプロは、それまで平面で表現されていたバッティング画面を、疑似３Ｄ化するという確信的システムと、２等身キャラの可愛さとそれに反比例するリアルな挙動から、人気ソフトの仲間入りを果たしました。そして、３作目の「実況パワフルプロ野球3」（パワプロ３）で、以後、看板モードとなるサクセスモードが搭載されたことにより、野球ゲームナンバー１の地位を不動のものにしました。

シリーズを重ねるパワプロは、ついに２００６年に、初のpsp用ソフトとして「実況パワフルプロ野球ポータブル」が発売されました。その後、９本＋アルファの合計１０本のパワプロがpsp用ソフトとして発売されました。
ちなみに、それ以前の携帯機用パワプロには実況がついていないため、タイトルにも「実況」が入っていません。psp版からはれて実況パワフルプロ野球を名乗れるようになったのです。
それでは、psp版パワプロの歴史を、ゲーム内で看板となる、前年度日本一のチームと共に振り返っていきましょう。

pspパワプロ１号となった、「実況パワフルプロ野球ポータブル」。携帯機で実況付きのパワプロができる革新的ソフトだった半面、サクセスモードは未収録でした。
２００５年の日本一チームは千葉ロッテマリーンズ。

psp２作目となった「実況パワフルプロ野球ポータブル２」は、新たに段位認定モードやポタカ、ゲームシェアリング、アイテムダウンロードの「つなゲッター」、野球ニュースダウンロードの「野球情報リーダー」などpspの機能を生かした新要素が搭載されました。
２００６年の日本一チームは北海道日本ハムファイターズ。

２００８年に発売された「実況パワフルプロ野球ポータブル３」、で、ついにpspでもパワプロのサクセスが遊べるようになりました。記念すべきpsp初サクセスは高校野球編でした。
さらに、マイライフも収録され、マイライフもpspできるようになりました。
２００７年の日本一チームは中日ドラゴンズ。

２００９年に発売された「実況パワフルプロ野球ポータブル４」。翌年以降は、実況パワフルプロ野球２０１０と年数がつくようになったので、ナンバリングとしては最後の作品です。
今作では、大学野球編のサクセスに加え、高校野球の監督になる情熱が遊べるようになりました。
２００８年の日本一チームは西武ライオンズ。

psp５作目にして、psp版は独立の作品ではなく、メインシリーズの他機種同時発売版という扱いになりました。その名も「実況パワフルプロ野球2010」。
これは、独自性がなくなったというマイナスな意味ではなく、これまでpsp版は据置機版に比べ機能が限定されていましたが、以降は据置機と同等の作品がpspでも遊べるというプラスの意味です。一部機能や演出には、据置機よりは制限されていますが、段位認定やアドホック等のpsp独自機能は４から引き継がれています。
サクセスはプロ野球編です。
２００９年の日本一チームは読売ジャイアンツ。

psp版パワプロがメインシリーズに統合されてから、据置機のメインシリーズ発売に合わせて、「実況パワフルプロ野球2010」「実況パワフルプロ野球2011」「実況パワフルプロ野球2011決定版」「実況パワフルプロ野球2012」「実況パワフルプロ野球2012決定版」「実況パワフルプロ野球2013」と、次々に発売されました。

２０１０年に発売された「パワプロ サクセスレジェンド」は、n64で発売された実況パワフルプロ野球５と実況パワフルプロ野球６のサクセスモードのみを、pspに移植した異色の作品です。

いかがでしたでしょうか。少々駆け足でしたが、以上がpspで発売されたパワプロです。
あなたが、電車の中で、布団の中で、友達の家で遊んだパワプロはありましたでしょうか。
これからも、末永く続いて行ってほしいシリーズですね。