記事ID134171のサムネイル画像

漫画「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」と鷲巣巌についてまとめ

漫画「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」はカイジで有名な福本信行さんの作品です。福本さんが麻雀最強としてイメージしたアカギとそのアカギにとって最強の敵と言える鷲巣巌についてご紹介します。作品そのものを変えてしまうような鷲巣の存在感は一見の価値があります。

アカギと鷲巣について

アカギとは福本伸行さんの漫画「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」の略称であり、同時に主人公の赤木しげるのことを作中でアカギと呼びます。

アカギや漫画アカギに登場する鷲巣巌についてご紹介します。

漫画アカギとは?

「アカギ ~闇に降り立った天才~」とは福本伸行さんの漫画「天 天和通りの快男児」に登場した赤木しげるを主人公にした麻雀漫画で、赤木しげるのことは作中でアカギと呼ばれます。

アカギは福本漫画のキャラの中では最強と言われています。

福本さんのインタビューによると理想の男性像をイメージしたキャラクターで精霊のような存在だそうです。

13歳の頃に初めて麻雀を打ちますが、すぐにヤクザの代打ちを圧倒するほどの腕前になるほどで人の心理を操ることに関してはまさに天才と言えます。

若い頃のアカギは死を全く恐れない異常者と鷲巣に呼ばれていて、何があっても冷静さを失いません。

死は恐れませんが、命を賭けるギリギリの勝負に取り憑かれているような描写もあります。

どんな強い相手とギャンブルをしても満足せず、自分の同類などいないと言ってきましたがそんなアカギが唯一自分と同類だと感じとったのが鷲巣と言う男です。

天では結構よく喋るアカギですが、若い頃は口数が少なくその天才性がより際立っていると思います。

鷲巣巌とは

鷲巣巌はアカギに登場する人物で、戦後に巨万の富を築き、日本を裏から支配する闇の帝王と呼ばれる男です。

元々は賢明な人物だったのが、老いと死への恐怖から若さに嫉妬して狂気のルールの鷲巣麻雀を若者に持ちかけるようになります。

そのルールは鷲巣は現金を相手は自分の血液をかけると言うとんでもないもの。

何人もの若者の生命を奪い、殺人を隠ぺいした結果財産を失いつつある鷲巣は高飛びする前の最後の勝負の相手としてアカギを選びます。

設定からして恐ろしい人物のはずですが、連載が進むにつれて顔つきが変わり、子供っぽい発言や振る舞いをするようになり、だんだんと憎めない感じになっていきます。

数々の名言(迷言?)を残し、基本無感動なアカギの代わりをするかのように面白いリアクションをして人気を得ていきます。。

最初の頃の威厳は失わられた感がありますが、強烈な存在感で、現実の世界でも妙なカリスマ性を発揮しており、ファンには鷲巣様と呼ばれています。

鷲巣本人も血液を賭けるようになり一度死にかけて地獄に落ちますが、人間よりはるかに巨大な鬼相手に反乱を起こし巨大化して閻魔大王を殴りつける、挙句に巨大化したまま富士山から現れて街を破壊するというとんでもない展開になります。

結局、意識を失った鷲巣の見た夢と言うことでおさまったようですが、「新たな使徒」だの「進撃の鷲巣様」といった煽り文が載せられました。

これだけやりたい放題ができるのも鷲巣が愛されているからでしょう。

麻雀では驚異的な豪運でアカギと渡り合います。

鷲巣が主人公の漫画ワシズとは?

ワシズとは鷲巣が若い頃を描いたアカギのスピンオフ漫画のことを指すだけでなく、鷲巣の全盛期の姿をワシズという場合もあります。

敗戦直後の日本で共生を立ち上げ、鷲巣が天下を取るまでを描く「ワシズ -閻魔の闘牌- 」と続編「ワシズ 天下創世闘牌録」があります。

アカギの作中でも圧倒的な豪運が描かれている鷲巣ですが、豪運だけでなく肉体や頭脳などあらゆる点において圧倒的な強さを持つ鷲巣が描かれます。

アカギと同じく基本的に麻雀で勝負をする漫画ですが、イカサマをする相手に対してイカサマ無しで圧勝する事で鷲巣の強さを見せつける展開が多いです。

首に付けられた二つの鉄球を首の筋肉だけで振り回し、空を飛ぶワシズコプターなどとにかく独特な名シーンの多い漫画になっており、ワシズコプターは原作に逆輸入されています。

アカギのアニメについて

アカギのアニメは2005年10月4日から2006年3月28日まで日本テレビなどで放送されました。

残念ながら鷲巣麻雀の決着がつく十年以上前の作品ですから、勝負は結末まで描かれていません。

視聴率は4%前後深夜アニメとしてはかなり高い数字でした。

アカギ の声優は カイジ役もしている萩原聖人さんで、鷲巣役は津嘉山正種さんです。

アカギも完結間近なので結末までアニメ化される可能性は今後十分あると思います。

アカギのドラマについて

アカギはVシネマで「闘牌伝アカギ」「雀魔アカギ」のタイトルでドラマ化され、BSスカパーでも2015年にテレビドラマ化されています。

Vシネマでは鷲巣が登場しませんが、テレビでは全10話をアカギと鷲巣の対決に焦点を当てて無駄な部分を極力排除した内容になっています。

Vシネマではアカギ役に柏原崇さん、テレビドラマではアカギを本郷奏多さんが
鷲巣を 津川雅彦さんが演じています。

テレビドラマDVDのジャケットでは津川さんの異様な笑顔が描かれていて鷲巣の不気味さをよく表していると思います。

アカギと鷲巣についてまとめ

漫画「アカギ」とアカギに登場する鷲巣巌についてまとめてみました。

鷲巣麻雀も終わりアカギ自体の完結も近いですが、鷲巣は死なずどんな物語はどんな結末を迎えるのか見えていません。

20年近く続いた鷲巣麻雀の後にどんなラストが描かれのか楽しみですね。

TOPへ