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    邦画で泣ける恋愛映画をランキング!あなたの泣ける恋愛映画は?

    つい泣けるという恋愛映画は邦画にたくさんあります。人によって泣ける要素はいろいろ。あの場面で泣ける、あの言葉に泣ける...そこで邦画で泣ける恋愛映画をまとめてみました。このランキングが絶対ではありません。あなたにとって大事な恋愛映画を心の中で大切にして下さい。

    邦画で泣ける恋愛映画は感動の賜物

    洋画でも邦画でも、泣ける恋愛映画はいろいろありますが、邦画だとより私達の心に身近に感じられ、この邦画を観て良かった、こんなに泣けたことはなかった、こんな恋愛映画みたいな恋愛をしたい.....といった感想が込み上げてきます。

    邦画で泣ける恋愛映画にはどんなものがあったのか、過去の作品を振り返ってみます。

    邦画で泣ける恋愛映画第5位:『ただ君を愛してる』

    ただ、君を愛してるー 

    何も言わずに自分の前から姿を消した静流に会うため、誠人はクリスマスでにぎわうNYへとやってきます。写真が趣味の誠人と一緒にいたい一心で、カメラを始めた静流。しかし誠人は別の女性みゆきに片思いをしていた.....

    ただ、君を愛してる - 予告編

    他の女性に心を寄せたものの、やはり静流だけが僕のすべてなんだーこう言って誠人が涙を流し、静流にキスをするシーンはジーンと心に迫ります。

    俳優・玉木宏さんと女優・宮﨑あおいさんが主演の邦画「ただ、君を愛してる」は、2006年10月28日に公開された心温まる、泣ける邦画、おすすめの恋愛映画です。

    邦画で泣ける恋愛映画第4位:『僕の初恋をキミに捧ぐ』

    原作は青木琴美のコミックで、2005年から2008年まで『少女コミック』(小学館)で連載されました。

    主人公の垣野内逞(かきのうちたくま)は幼い頃から心臓病で入院しています。そして主治医の娘、種田繭(たねだまゆ)は幼い8歳の日、逞が20歳まで生きられないことを知り、悩みますが、ある日逞は繭に「20歳になったら僕のお嫁さんになって下さい」と恋心を打ち明けます。

    僕の初恋をキミに捧ぐ(プレビュー)

    限られた時間の中で 一生分の恋をしたいの.....

    そういう繭の言葉に惹き寄せられ、唇を重ねるふたり。
    でも逞はやはり20歳まで生きられなかったー

    限りあるあまりにも短い人生で最愛の人と出逢ったのに別れなければいけない、そんな恋人同士の切なさが胸を締め付ける作品です。

    繭はそれに対し「20歳になったら絶対ね!」と応じますが、逞は20歳まで生きられずに若い命を終えてしまいます。

    逞役に岡田将生さん、繭役に井上真央さん出演しています。好きな人が亡くなってしまうというのは本当に泣ける恋愛映画ではないでしょうか。

    原作は発行部数750万部を突破。2009年に井上真央さんと岡田将生さん主演で実写映画化された際は、興収20億円を超える大ヒットとなった邦画の泣ける恋愛映画です。

    邦画で泣ける恋愛映画第3位:『Tomorrow 明日』

    1945年8月9日午前11時2分、長崎に原子爆弾が投下されました。

    映画は原爆投下前日から翌日午前11時までの長崎の日常風景を舞台に、原爆が投下されることを知らずに、懸命に生きた人々の姿を描いた辛く切ないドラマです。

    井上光晴の小説『明日・1945年8月8日・長崎』をもとに黒木和雄監督が映画化し、1988年8月13日劇場公開されました。

    黒木和雄監督 戦争レクイエム4部作予告編

    『Tomorrow 明日』を始め、広島原爆下で生き残った娘とこの世に舞い戻った父との不思議な4日間を描く宮沢りえさん出演の『父と暮せば』の紹介予告編です。平和を愛し、戦争を憎んだ故・黒木和雄監督の想いが結晶した4部作です。

    1945年8月8日、長崎。その日挙式した一組の夫婦。そして8日の晩から陣痛が始まり、9日朝に無事子供を出産した妊婦。恋を打ち明けようとしていたけれども、彼女に言いそびれた若者。それぞれに明日を夢見て一生懸命に生きていた……

    8月8日の晩から9日早朝まで陣痛に苦しむ妊婦は桃井かおりさんの実にリアルな演技が感動的です。また、赤ちゃんが生まれた際の安堵感が、その後に迫り来る「人生の終わり」の無慈悲さと大変対照的です。

    そして親戚、近所集まっての記念撮影ーその後に何が起きたのでしょう。
    若い母親の出産の苦しみと愛情、生まれた初々しい子供の人生はどこにいったのでしょう。

    8月8日の夕方、学生姿の若者とモンペ姿に三つ編みの娘が橋のたもとで夕焼けを見つめ合っていた。ふたりはずっと相思相愛。でも若者から思い切って「お前んこと、好きじゃけん、結婚しよう」と言うのを引き伸ばしていた。

    今日こそ言おう。若者は娘に「あんな.....」と声をかける。「なんとね?」

    でもとても恥ずかしくって言えなかった。それで、つい「いや、何でもなかったい。また明日、明日な。夕方、ここで会おう」「うん、明日ね。待っとっとうよ」

    こんな会話も普通に交わされていた、1945年8月8日の長崎の日常。

    8月9日午前11時2分の原爆投下によって、恋人たちの「明日」、新婚夫婦の「明日」、生まれたばかりの赤子の「明日」がすべて奪われるという酷さ、愛し合っていた人たちが引き裂かれるという悲しみを描いた、本当に泣けてしまう珠玉作です。

    邦画で泣ける恋愛映画第2位:『いま、会いにゆきます』

    『いま、会いにゆきます』は市川拓司作ベストセラーのファンタジー恋愛小説が原作です。小説は2003年刊行。邦画としての映画化は2004年です。竹内結子さんが初の母親役に挑み、その夫を歌舞伎界の中村獅童さんが演じています。

    主人公秋穂巧は、1年前に最愛の妻である澪を亡くしたあと、1人息子の佑司と過ごしていました。父と息子は、生前に澪が残した「1年たったら、雨の季節にまた戻ってくるから」という言葉がずっと気になっていました。

    それから1年後のある雨の日、二人の前に亡くなったはずの澪にそっくりの女性が現れます。二人は妻が、母が蘇ったと喜びますが、その女性は記憶を完全に失っていました。それから3人の奇妙な共同生活が始まるのですが......

    いま、会いにゆきます(プレビュー)

    この予告編だけでも涙が出てしまう作品です。愛し合っていた夫婦、亡くなった妻、そしてまた愛し合い、最後のお別れのキス.....本当に哀しくて泣ける恋愛映画です。

    邦画における恋愛映画でファンタジー系は多いように思えます。

    何よりも、家族が亡くなることに泣けるでしょうし、亡くなった人が不思議と蘇ったのに、相手は自分たちを覚えていないことも哀しくて泣ける作品です。夫婦や家族愛も恋愛映画と何ら変わりがないことを知ることができます。

    邦画で泣ける恋愛映画第1位:『のだめカンタービレ』最終楽章

    映画『のだめカンタービレ最終楽章』は、二ノ宮知子さんのコミック『のだめカンタービレ』を原作としたものです。テレビドラマ版の続編という形で前後編2部作で制作されました。

    映画制作のために、撮影はヨーロッパ各地の有名な劇場や観光地を敢行した、恋愛とクラシックの豪華さを同時進行させた素晴らしい作品です。

    主演は「のだめ(野田恵)」を上野樹里さん、先輩「千秋真一」を玉木宏さんという豪華キャスト。他にウエンツ瑛士さん、ベッキーも出演した作品です。

    のだめカンタービレ最終楽章 前編(プレビュー)

    こちらは、のだめの明るいキャラクターとイケメン先輩千秋真一のまさか?のコミックな表情、そしてキリッと引き締まった指揮者像が楽しめる予告編です。

    前編は2009年12月19日に公開されました。キャッチコピーは「この冬、映画館がコンサートホールに変わる」「待っててくださいね先輩。今すぐ追い付きますから」ー

    一見オトボケの音大生のだめと先輩の千秋真一、ふたりの音楽に打ち込む熱意と、のだめの千秋先輩への愛情と千秋がそれに気づかないすれ違いが描かれます。

    のだめカンタービレ最終楽章 後編(プレビュー)

    この予告編では、のだめこと上野樹里さんの素晴らしいピアノ演奏『ショパンピアノ協奏曲』と、ついに千秋先輩との恋が叶うシーンが登場します。

    後編は2010年4月17日に公開されました。キャッチコピーは「さらば、のだめ」「先輩、お別れデス」ー

    同じ音大のピアノ科であるのだめと千秋ですが、千秋は指揮の勉強へと熱意を傾け、「コイツはピアノの天才だ」と分かっていても、普通の女の子とはワンテンポいつも何かズレているのだめと、同居しづらさを感じた千秋。

    nodame plays ravel.mpg

    こちらはのだめがラヴェルのピアノ曲を独奏する場面です。その輝くようなタッチとリズミカルな演奏に、見守る先輩千秋は「コイツ.....やっぱりスゴイ」と感心する場面ですが.....

    そして「別々に暮らそう」とのだめに告げますが、もう千秋よりも気持ちが募っていたのだめは「先輩、結婚して下さい」と告白。それを冗談と取って相手にしなかった千秋。

    ショックを受けたのだめは、この先どうしようと音楽への情熱をも失いかけます。そんな中、恩師シュトレーゼマンの誘いで管弦楽との演奏会でピアニストデビュー。

    のだめの言葉をのちのち思い返し「あれは冗談じゃなかった」とのだめのコンサートに駈けつけた千秋。

    その後、「のだめ、やっぱり俺たち一緒になろう」と千秋がのだめを抱きしめるところが泣ける、本当に感動する恋愛映画です。

    まとめ:泣ける恋愛映画を邦画でもっと観たい

    邦画は洋画よりも地味に感じる人もいるかも知れませんが、出演する俳優や描かれる風景は私達が普段過ごしている日本の暮らしの中に溶け込んだものです。そんな邦画で、思わず泣けるという映画は素晴らしいものです。

    何よりも、恋愛映画は心を切なくし、涙を流したあとは、「また明日も頑張ろう」「この映画を観て良かった」という静かな感動に包まれるでしょう。

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