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2023/12/28
大今里
2017/12/29 更新
ゲームで通常にはない動作をさせたり、能力値を改竄したり、有料コンテンツを無料で解放してしまうチートについて調べてみました。また、チートの歴史、チートを使ってゲームをすると法律関係などでどうなるか、お伝えしたいと思います。
元々は英語です。よく、日本語で『テストでカンニングした』と言いますが、この『カンニング』に当たるのがチート。本当はカンニングした、ではなく『テストでチーティング(チートにingを付けた動詞系)した』と言うのが英語的には正しいのです。ややこしいですが、チートのが正解です。
このチートという言葉は『不正行為』という意味を持っています。
ゲームで使うときの『チート』も不正行為という意味です。場合によっては違法です。
この不正行為の範囲はどこからか、と言ったら、人によりけり幅広し、としか言いようがありません。
ほんの少しボタンを自動で連打してくれる機能や改造コントローラーをチートと呼ぶ人もいますし、ゲームの難易度を改変するとか、キャラクターの能力値をいじって底上げしてもチートにならない、という人もいるでしょう。
今回は、ゲームのプログラムに手を加えて改変するものあたりからチートと呼びます。
ゲームのプログラムをいじるチート、実は以前からありました。
そしてそれをゲーム会社もある程度黙認していました。
なぜ黙認していたか。
これまでのゲーム機は通信対戦などはあっても、基本的にはネット上のリアルタイムのやりとりを誰かとする、ということは少なかったので、ゲームがバグを起こしても、動作をしなくなっても、被害は改変を失敗した本人だけにとどまっていたのです。つまり、自己責任の範囲で話が済んでいた。
それから、ゲームソフトを販売し、購入された時点でゲーム会社の利益が確定していました。購入し終わった時点でサポートなどはありますが、追加のコンテンツもあまり高額なものはない…つまり、従来のゲームはソフトを販売した時点で大体の売り上げが見えてきます。
昔はチートが黙認されていました。
ですが、今は違います。
スマホやインターネットのオンラインゲーム。他のプレイヤーが大勢います。一人のバグで巻き添えでアカウントの停止などを食らう人たちが出てきました。
オンラインゲームはアイテム課金など、後から購入しゲームを充実させるコンテンツがたくさんあります。そしてプレイヤーもコンテンツに課金をします。重課金勢も出てきます。言い方が直接的ですが、稼ごうと思えばストーリーやキャラ・アイテムの解放などでいくらでも稼げます。アプリのダウンロードだけでは売り上げ確定しません。その後のアプリ内購入で入ってくるお金を伸ばしていく。その有料部分をチートで無料解放させられたら、企業に損害が発生しますよね。
チートが近年問題となってきたのは、こういった、オンラインプレイ化による被害の拡大があるのです。
チート行為は法律で罰せられることがあります。
チートをするプログラムの使用でゲームキャラクターの能力値をいじったり、有料アイテムを無料で解放したり、チートをするプログラムを作って販売すると犯罪になります。電子計算機損壊等業務妨害や窃盗罪、当然ながら著作権侵害に当たります。
有名な件としては『サドンアタック』というゲームのプレイヤーである少年三人が2014年にチートするプログラムの使用で電子計算機損壊等業務妨害の罪で書類送検となりました。
チートをする人たちの中には、ちょっとした裏技、という軽い認識でチートをする人たちもいるとのことです。
ですので、チートが犯罪であることを教えるのも一つの対策です。
もう一つの対策はやはり企業が対策ツールを導入したり、ゲームの骨組みであるソースコードが見えないように設定しておくことも対策です。
チートは昔からあって、しかし自己責任で済んでいた時代はもう終わっています。
オンラインゲームだと人より強くなりたい、目立ちたい、そういうときチートをする人がいるそうです。
ですが、チートは他のプレイヤーや運営企業に損害を発生させます。最悪、逮捕もしくは書類送検です。
ゲームを心おきなく、安心して楽しみたければチートはしない方が賢明と言えるでしょう。
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