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映画の興行収入ランキングから見える傾向とは?来年の日本市場も予想

映画の興行収入ランキングを日米はたまた世界のランキングまでご紹介。歴代のものから2017年のデータ、そして最新の全米週末興行収入ランキングについても取り上げ、そこから2018年に日本でヒットするであろう映画を予想しちゃいます。ヒットの陰には法則あり!

2017年日本国内の映画興行収入ランキング

2017年の映画興行収入ランキング(日本国内)は以下の通りです。
1.美女と野獣
2.ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
3.怪盗グルーのミニオン大脱走
4.名探偵コナン から紅の恋歌
5.パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊

『美女と野獣』が興行収入約124億円と、以下を圧倒しました。
2位以下のランキングを見ても、子供から大人までが楽しめる映画というのは興行収入的にもやはり大きく見込めるようですね。
『美女と野獣』の主演、エマ・ワトソンは本当に綺麗になりました。
ハリー・ポッターのシリーズを通して、子供から大人への過程を見守っていたファンとしては嬉しい限りです。
「世界で最も美しい顔100 人」には常にランクインし、2011年には1位に輝いています。

日本国内の歴代興行収入ランキング

日本国内の歴代興行収入ランキングは以下の通りです。
1.千と千尋の神隠し
2.タイタニック
3.アナと雪の女王
4.君の名は。
5.ハリー・ポッターと賢者の石

2001年公開の『千と千尋の神隠し』が興行収入約308億円と、以下を大きく引き離しています。
大ヒットが記憶に新しい2016年の『君の名は。』が4位で約203億円。
なんと100億円以上もの差があるのです。
あれだけヒットした印象があるのに、これは記録を上回るのはジブリ以外では難しいのではないでしょうか。
子供から大人まで楽しめる内容の映画が多い中、『タイタニック』は異質ですね。
ラブストーリーで、しかも長編で、この映画が2位にランクインしているのは大健闘も良いところで、実質1位と言いたいくらい映画の力と話題性でとにかく大人達を映画館に向かわせたヒット作なのでしょう。(ちなみに興行収入は約262億円とのことです。)

2017年全米映画興行収入ランキング

2017年の全米映画興行収入ランキングは以下の通りです。
1.美女と野獣
2.ワンダーウーマン
3.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
4.スパイダーマン:ホームカミング
5.IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

日本国内のランキングと同じく、やはり2017年は『美女と野獣』の年でしたね。
興行収入約5億401万ドルとのことで、ものすごい金額ですね。
2位以下のランキングを見ても、やはり子供から大人まで楽しめるという点は世界共通ですか。
その中でも5位の『IT』が異質ですね。
スティーブン・キングの代表作の1つで、今年全米で大ヒットを記録したホラー映画です。
日本でホラー映画のヒット作と言えば、『リング』が思い浮かびますが、あの映画で興行収入10億円ほどだそうです。
『IT』は歴代ホラー映画の興行収入でトップに躍り出る勢いだと言われていて、現在歴代2位だそうです。
1位の『シックス・センス』に僅差まで迫っており、時間の問題でしょう。
そもそも『シックス・センス』はホラーなのか・・・?
アメリカには『エクソシスト』や『ハンニバル』など、ホラーでも興行収入が凄い作品がたくさんあります。

全米の歴代興行収入ランキング

全米の歴代映画興行収入ランキングは以下の通りです。
1.スター・ウォーズ/フォースの覚醒
2.アバター
3.タイタニック
4.ジュラシック・ワールド
5.アベンジャーズ

スター・ウォーズの人気はすごいですね。
そりゃ、続編作りたくなりますよ。
興行収入約9.367億ドルですよ!
7位には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』がランキング。
最新作の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』もどこまで興行収入が伸びるのか注目ですね。

5位に『アベンジャーズ 』、6位には『The Dark Knight』が入るなど、アメコミも強いですね。
日本ではジブリ、アメリカではアメコミのヒーロー物ですか。
やはり家族連れで楽しめる作品は日米ともに強いですね。

世界歴代興行収入ランキング

世界歴代興行収入ランキングは以下の通りです。
1.アバター
2.タイタニック
3.スター・ウォーズ/フォースの覚醒
4.ジュラシック・ワールド
5.アベンジャーズ

1位は2009年公開の『アバター』です。
やはりアメリカの映画市場が大きいですから、全米ランキングに似ていますよね。

注目していただきたいのは1位と2位!

『アバター』『タイタニック』ともにジェームズ・キャメロン監督作品です。
すごいですね。
アバター公開の翌々年に発表された「最も稼いだ映画関係者トップ40ランキング」では、2億5,700万ドル(当時のレートで約210億7,400万円)稼いだということで1位に選ばれました。

2018年の日本映画界を占ううえで要チェック

2018年の日本映画界でのヒット作を占ううえで重要なのが、最新の全米週末興行収入ランキングですが、以下の通りとなっています。
1.スター・ウォーズ 最後のジェダイ
2.Ferdinand
3.リメンバー・ミー
4.Wonder
5.ジャスティス・リーグ

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』は当然のように予想通りのヒットですね。
どこまで興行収入記録を伸ばすか見ものです。
4位にランクインしている『Wonder』はジュリア・ロバーツ主演のドラマ映画で、顔に障害を持つ少年の物語とのことです。
話題にはなるでしょうが、これまで上げてきたヒットの法則には当てはまらず、大ヒットとまではいかなそうです。
気になるのは2位の『Ferdinand』。
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』とは違い、まだ日本では公開されていませんので、2018年の日本市場でどれくらいの興行収入記録を叩きだすか要注目です。
20世紀FOXが手がけたアニメで、小さなお子さんを連れた家族連れなど幅広いターゲットで売り上げを伸ばすのではないでしょうか。

2018年はこの映画がどこまで興行収入を伸ばすかに期待!

結論としては、先に挙げた『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』が前作を超えるヒット作となるのかが注目されることになるでしょうね。
前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が全米歴代1位、世界歴代3位という空前のヒットとなりましたから、当然期待されます。日本でも先日地上波初放送されたばかりです。
こういったプロモーションは観客動員数に大きく影響します。
日本でも全米でも世界でも、どれくらいの興行収入を得ることになるのか、『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』に要注目です。

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