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2023/12/28
大今里
エンタメ133472
「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」はPS3専用ソフトとして、2007年12月6日に発売されたアドベンチャーゲームです。
全世界で469万本以上を売上げるなど、大ヒットとなりました。その後続編が3本制作され、またPS vitaでも発売されるなど話題となりました。
制作は名作アクションゲーム「クラッシュ・バンディクー」シリーズを開発したノーティードッグ。
現在でもゲームファンから愛される人気シリーズの記念すべき第一作目です。
ネイサン・ドレイク
アンチャーテッドシリーズの主人公。ニックネームは「ネイト」。プロのトレジャーハンターで、豊富な考古学の知識によってあらゆる古代遺跡の謎を解明していきます。
作中に登場する伝説のトレジャーハンター、フランシス・ドレイクの子孫を自負しており、「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」でもそれらの縁を感じさせるエピソードがずい所に見られます。
ヴィクター・サリヴァン
ネイトの相棒。ベテラントレジャーハンターで、愛称は「サリー」。
子供時代からネイトのことを知っており、保護者的な一面を見せることもあります。
またベテランだけあって、「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」でも要所要所で見られるアドバイスや洞察力はかなりのもの。
ただ、多額の借金を背負っているせいか、少々お金に汚いところもあります。
エレナ・フィッシャー
テレビ番組「アンチャーテッド」の司会を務めているジャーナリスト。
どんな未開の地であっても、物怖じせず突き進んでいく様はネイト顔負け。
多少頑固で奔放なところも併せ持っているため、ネイトがたじたじになることもあります。
「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」ではヒロイン的な役回りですが、銃や乗り物を難なく扱う様は女版ネイトとも言えます。
アンチャーテッドシリーズの魅力のひとつはなんといってもこの多彩な移動方法。「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」でもたくさんのロケーションが用意されています。
主人公のネイトは、「壁を伝う」「登る」「降りる」「飛び移る」を駆使して、常人では到底通れそうにもない場所を難なく乗り越えていきます。
落ちたら死んでしまう切り立った崖であっても、お構いなしです。
もちろん、操作するプレイヤーはハラハラしてしまうのですが、主人公のネイトは平気そうな様子で軽口を叩いています。
ゲームファンであればトゥームレイダーシリーズを思い出す人もいるかと思います。
道なき道を己の身体能力で切り開いていくプレイは、冒険心をくすぐられますよね。
「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」では、たくさんの美しいロケーションが登場します。森や山、海、その全てがハイビジョン画質で堪能できます。
たしかにアクション面ではドキドキさせられることが多いのですが、その合間にふと一息つくと見渡す限りの絶景に言葉を失います。
自分がまるで本当にそこで冒険しているような気持ちになるのです。
コンセプトアートなどを見ても、制作陣がいかにこの美しい自然を再現するかこだわっていたのかがわかります。
特にアンチャーテッドシリーズは自由にカメラを動かせるため、どこを向いても世界観が損なわれないように、徹底して作り込まれています。
大変魅力的な「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」ですが、本来はそもそもPS3専用ソフトとして発売されました。
ですが、2016年5月に発売されたアンチャーテッドシリーズの4作目、PS4専用「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」に先駆けて「アンチャーテッドコレクション」が発売されました。
これはPS3で出た「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」を含むアンチャーテッド3作品をPS4用にリマスターしたもので、今までPS3でしか遊べなかった過去作がPS4でも遊べるようになるおまとめセットです。
それぞれの作品で独立した話ではあるものの、作中の時間はシリーズを通して続いているので、やはり過去作は抑えておきたいところ。
そんな方に是非オトクな一本ですので、アンチャーテッドシリーズにご興味のある方はチェックしてみてくださいね。
未開の地へと足を踏み入れ、古代遺跡の謎を解く。
アンチャーテッドシリーズで培われてきたたくさんの魅力は、「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」なくして存在しませんでした。
筆者自身もアンチャーテッドのファンですが、改めて「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」を振り返ってみると、すでに第一作目で完成されたゲームだったのだなぁと感心しました。
皆さんには「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」はどう見えましたか？
もし、映画「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」が好きな冒険心旺盛の方は、是非このゲームをプレイして頂きたいですね。
これだけ魅力の詰まったアンチャーテッドシリーズですが、開発元であるノーティードッグは、インタビューにてアンチャーテッドシリーズがこの先制作されることはないだろう、とおっしゃっています。
少し残念な気もしますが、そんな今だからこそ、長いゲーム史の中で出た傑作シリーズの原点として、もう一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
