記事ID133422のサムネイル画像

『ハリーポッター』シリーズ『不死鳥の騎士団』の持つ重要な役割とは

映画『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』はシリーズ5作目、ホグワーツ魔法学校5年生になったハリーポッターがダンブルドア校長が結成した『不死鳥の騎士団』の一員となり、宿敵ヴォルデモートの恐怖の謀略を防ぐストーリーです。ここではその物語の流れをまとめてみました。

ハリーポッターにとっての『不死鳥の騎士団』

もともと『不死鳥の騎士団』the Order of the Phoenix はホグワーツ魔法学校校長アルバス・ダンブルドアがヴォルデモートに対抗するために作った秘密組織でした。

ハリーポッター一家襲撃の年、ヴォルデモートは負傷、その後身を潜めていたため、『不死鳥の騎士団』も活動を大袈裟にすまいと一時停止していたのです。

[嗜好共有動画]ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 より。 不死鳥の騎士団vsデス・イーター

ハリーポッターは思春期を迎えると、悪夢にうなされるようになります。自分の名付け親であるシリウス・ブラックが拷問を受けているという悪夢。そこでその場所に向かいますが、待ち受けていたのはヴォルデモートの部下であるデス・イーター(死に喰い人)達でした。

同級生スリザリン寮生のドラコ・マルフォイの父親もデス・イーター。罠にはまったハリーポッターの所に不死鳥の騎士団たちが駆け付ける場面です。

しかし、第4作目『ハリーポッターと炎のゴブレット』で、ダンブルドアは再びヴォルデモートの復活を確信。そこで再び騎士団を集結します。

戦死率が非常に高く危険なため、未成年と学生は入団できない規則。このヴォルデモートの復活を魔法界の規律を掌握する魔法省は恐怖のあまり信じませんでした。

ほとんどの魔法使いはヴォルデモートが魔法界を混乱と恐怖に陥れた過去から、その名前を口にすることを恐れ、「名前を言ってはいけない例のあの人」He-Who-Must-Not-Be-Named
が通称となっていたほどでした。

それでもこの作品では、『不死鳥の騎士団』に学生もいつでも入れるようにと、ホグワーツ5年生(16歳)となったハリーポッターが仲間や下級生を味方につけ、魔法の練習をする姿が描かれています。

宿敵ヴォルデモートの悪策に対抗するハリーポッターと『不死鳥の騎士団』

「不死鳥」とは校長ダンブルドアのペット(フォークス)であると同時に守護霊です。このフォークスの尾羽根で作られた2本の杖は、魔法界で唯一ハリーポッターとヴォルデモートだけが所持しているのです。

このため、ヴォルデモートはハリーポッターを倒すことがなかなか不可能なのです。

ヴォルデモートとは一体何者か

『ハリーポッターと賢者の石』での最初の「闇の魔術に対する防衛術」教官

クィリナス・クィレル教授が最初の「闇の魔術に対する防衛術」教官として『ハリーポッター』シリーズ最初に登場します。異国風で英語が上手く話せない弱々しい先生と周囲に見せかけておきながら、実はターバンの後頭部に弱り切ったヴォルデモートが寄生しているという怖ろしい人物です。

孤児院出身の少年だったトム・リドルは、その魔力のために周囲から薄気味悪がられ、虐められる環境でした。しかし彼は虐める子供たちに魔力で仕返しをしていたため、特別な個室に閉じ込められていました。そこで陰惨で残虐な性格に育ちます。

本名はトム・マールヴォロ・リドル (Tom Marvolo Riddle) 。(中略)しかし幼少期からトムという「平凡な名前」が好きではなく、後に自身の出生を知ると父と同じ名を嫌悪するようになり、自身のフルネームを並び替えて "I am Lord Voldemort" (私はヴォルデモート卿だ)と名乗るようになる。

出典:https://ja.wikipedia.org

ハリーポッター家殺害の際に、まだ赤ん坊だったハリーポッターの殺害は母親のリリーの愛により失敗したヴォルデモート。その際、そのハリーポッターと自身の魂が同じである、ハリーポッターは自分の生まれ変わりであることにヴォルデモートは気づかなかったのです。

「分霊箱」がヴォルデモートをこの世に繋ぐ最強の手段

しかし、ヴォルデモートはなぜあのように醜い姿になったのでしょう。昔は父親に似て大変美青年でした。しかし一生死ぬことがないようにと自らの魂を魔力により8つに分けてしまいました。これは闇の魔法使いが不死性を獲得する大変怖ろしい手段です。

自らの魂を閉じ込めた物質(本、ペンダント、指輪など)は「分霊箱」(ホークラックス)と呼ばれます。通常は2つが限度であるため、ヴォルデモードの魂の分断量は常軌を逸した数でした。

分霊箱があれば肉体が破壊されたとき魂をこの世に結びつけることができるようになる。より多くの分霊箱を作ることでより不死に近くなる。しかし複数の分霊箱を作ることは危険であり、作成者の人間性を削ぎ落として外見も歪めてしまうとされる。

出典:http://ja.harrypotter.wikia.com

魂を分けるということは肉体改造です。それにより、ヴォルデモートは生きているでもなく死んでいるでもない中途半端な状態となり、鼻は潰れ瞳は赤く、奇妙に細い体となり、蛇のような醜悪な姿に変貌してしまいました。

下級生に魔術を教える『不死鳥の騎士団』リーダー:ハリーポッター

ハリーポッターは、学生が『不死鳥の騎士団』に加わってはいけないことを承知でしたが、学生同士、身に危険が迫ってきた時の防衛術を同級生や下級生とともにレッスンします。

しかしここで登場する、ハリーポッター率いる『不死鳥の騎士団』学生軍団をちゃっかり見張る実に嫌な教官は服も部屋全体もピンクが好きなドローレス・アンブリッジ。ドローレス・アンブリッジという女性教師は魔法省の役人。そしてホグワーツで「闇の魔術に対する防衛術」の教官に就任します。

ところがアンブリッジの授業はテキストのみで、生徒たちに「防衛術」の実践を一切させません。その上に、ハリーポッターが中心になって『不死鳥の騎士団』の訓練をすることを厳しく制止させ、ハリーポッターが仲間たちと一緒に秘密の部屋で『不死鳥の騎士団』のレッスンをしている所は必ず嗅ぎつけ、その部屋に入り込むという、実に険悪な教官です。

そこでハリーポッター始め、生徒たちは『不死鳥の騎士団』を解散させようとするアンブリッジに対して花火を炸裂させる魔術を使い、彼女を慌てて部屋から追い出すという場面もありました。ここは爽快なシーンです。

魔法薬学のスネイプ先生と『不死鳥の騎士団』の微妙な関係

魔法薬学のスネイプ教授は一見厳格で無愛想ですが、実は生徒たちの中で、ハリーポッターを一番大切にしていました。それというのも、ハリーは昔の恋人だったリリーの一人息子だからです。

セブルス・スネイプとリリーの淡い恋ーそしてリリーの亡骸を抱くスネイプ教授

彼女は今でも私の夢の中に生きているーShe lives in a daydream
そこは私のいない場所ーWhere I don't belong
なぜならリリーは太陽の光だからーCause she is the sunlight
そしてとうとう太陽の光は消え失せてしまった.....ーAnd the sunlight is gone.....

スネイプ先生は、ハリーの母親リリーとの幼い恋への想い出と、リリーの死による深い悲しみずっと抱いている人でした。

幼馴染みで恋人だったハリーの母親リリー殺害の際いち早く駈けつけたスネイプ教授

自分の心から離れていったリリーの愛情を取り戻そうと、より優れた魔法使いであることを証明するため、誤った見解からヴォルデモートの傘下「デスイーター」Death Eater に加わったスネイプ教授。

しかしハリー家はヴォルデモートの闇の力により殺害されてしまいます。リリーの亡骸の傍のベビーベッドには赤ん坊のハリーが奇跡的に生き残っていましたが、このリリーの死がスネイプ先生を一生苦しめます。

スネイプ先生は教官たちや学生による、ヴォルデモート撃滅のための『不死鳥の騎士団』に賛同する立場についています。しかし一方で若い頃ヴォルデモートに傾倒してしまい、その臣下デスイーター にもなりました。ヴォルデモートの臣下になってしまうと抜け出すことは一生不可能です。

スネイプ先生のホグワーツでの苦しい立場

またスネイプ先生は、まだハリーポッターが赤ん坊の時、愛するリリーの息子ハリーがホグワーツに入学したら、影からハリーを一生見守る誓いを立てました。そこで『不死鳥の騎士団』側としてヴォルデモートを警戒する立場となっており、またヴォルデモート側にもついて『不死鳥の騎士団』を見張るという、「二重スパイ」となってしまいました。

そのことにスネイプ先生は人知れず、より一層苦しんでいました。

まとめ:『不死鳥の騎士団』結成によりヴォルデモートへの対抗がより強化されたホグワーツ

魔法界にとって最大の脅威であるヴォルデモート。しかし闇の魔法に決して惨敗されまいという主旨で結成された『不死鳥の騎士団』ーこれはホグワーツ魔法学校校長、ダンブルドア先生の決死の決断でした。

この『不死鳥の騎士団』によりホグワーツが一団とならなければ、怖ろしい魔法戦争がより激化し、悪の組織のトップであるヴォルデモートによって魔法界はあっという間に掌握されてしまうでしょう。

この善と悪の激しい闘いが今後『ハリーポッター』シリーズを、より一層観客の目をスクリーンに釘付けにしていくものとなるのです。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

アクセスランキング

最近アクセス数の多い人気の記事

TOPへ