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2023/12/28
大今里
映画『ヴィジット』予告編
「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン監督制作ホラー映画「ヴィジット」!
無名の新人を起用し、POV方式(カメラの視線と登場人物の視線を一致させる撮影技法)で撮影された低予算映画ゆえに監督の演出が光ります。気になっている、見てみたい!という人も多いでしょう。まずはネタバレなしの映画「ヴィジット」のあらすじをご紹介します。
~映画「ヴィジット」あらすじ~
シングルマザーに育てられるベッカとタイラーの姉弟。
1週間の休日を過ごすため、二人がやってきたのは母方の祖父母が住むペンシルバニアの田舎。
優しい祖父母に歓迎されるが、3つの奇妙な約束をさせられる。
1.楽しい時間を過ごすこと
2.遠慮なく食べること
3.夜9時半以降は部屋から出ないこと
美味しい食事に喜ぶ姉弟だったが、次第に祖父母の異変に気が付いてしまう。
ある夜、不気味な気配で目覚めた兄弟は不安と恐怖に耐えきれず、約束を破ってしまうのだった。
ベッカ(15歳):オリビア・デヨング 吹き替え・清水理沙
タイラー(13歳):エド・オクセンボールド 吹き替え・河杉貴志
姉弟の母、ロレッタ:キャスリン・ハーン 吹き替え・久行敬子
祖父:ディアナ・デュナガン 吹き替え・野村須磨子
祖母:ピーター・マクロビー 吹き替え・側見民雄
メイン登場人物はたったこれだけ!
シャルマン監督は徹底して空間を絞り、恐怖の現場を作りこんでいます。
ネタバレ防止に祖父母の名前はあえて載せていません。
以降、ネタバレ全開となりますので見たくないという方はご注意ください。
みんなにおすすめしておくね 「ヴィジット」っていう映画なんだけど、すごくドキドキした こんな気持ちになったの久しぶり、むしろ初めてってぐらい 是非見てほしい https://t.co/KbMcqqgqG5
Sat Dec 16 14:51:24 +0000 2017
本物の祖父:フレドリック
本物の祖母:マリア
精神病院でカウンセラーのボランティアをしていた本物の祖父母。
偽物の祖父:ミッチェル
偽物の祖母:クレア
フレドリック達に孫が来訪することを知り、楽しそうだからと入れ替わりを画策するとんでもない老夫婦。
少ない登場人物に、狭い空間で繰り広げられる不気味な恐怖シーン。
低予算ながら心臓が飛び跳ねるような演出が満載です!ネタバレサイトではまさに賛否両論、シャマラン監督らしい作品に仕上がっています。
映画「ヴィジット」では主人公サイドのキャラクターや心情が丁寧に描かれており、うるさく言わずとも鑑賞できると思います。シナリオにツッコミどころがあるのはアメリカンホラーのご愛敬。ヴィジットもそういった点がありますが、完璧な辻褄を求めるのはナンセンスといえるでしょう。
主人公姉弟と同じ年頃がいる人や、家族をテーマにした映画に弱い人に特におすすめです。
ネタバレサイトでも、人物に感情移入出来たという人は好意的な評価が目立ちました。
22時を過ぎると祖父母宅の様子が変貌していきます。
日没症候群といわれる認知症を患う祖母は、日が暮れると狂暴になるのです。
大きな物音がしたため部屋の外を伺うと、嘔吐しながら徘徊する祖母の姿を目撃する姉弟。翌朝祖父に相談すると、祖母は体調を崩していたと聞かされます。はじめこそ半ば無理やり納得していた姉弟ですが、異変は毎晩は続きます。祖父母との3つの約束のうち、3番目の「夜9時半以降は部屋から出ないこと」の意味は、祖母の異常行動を見せないためだったのです。
もちろん、奇妙な言動を取るのは祖父も同じ。
見知らぬ人に突如襲い掛かったり、ありもしない仮装パーティーに行くと言い出したり、姉弟は否応なしに日常から非日常へと引きずり込まれていきます。姉弟は母に祖父母の異常さを分かってもらうため、隠しカメラで撮影することにしました。撮影したことがばれ、包丁を持って部屋まで来た祖母。鍵をかけていなければどうなっていたか分かりません。
隠しカメラの映像を見た母親は、ようやくこの家に起きている異常な出来事に気が付いたのでした。
「この人たちは誰なの?」
ラストのネタバレは想定内かもしれません。偽の祖父母は姉弟によって撃退されます。
実は、祖父母だと思っていた人間は殺人歴のある重度精神病患者で、さらに実の祖父母まで殺害していました。そのまま入れ替わるかたちでベッカたちの家族を演じていたのです。シングルマザーとなったベッカたちの母親は祖母と長年喧嘩をしており、祖父母と直接やりとりしなかったゆえに子供たちが巻き込まれてしまったのです。
精神病を患っているとはいえ、ベッカたちの祖父母として振舞うため辻褄を合わせることや、工作が出来る偽祖父母たち。そんなことってあるの?という小さな行き違いや、不気味な祖父母でさえ人間なのだという描写に注目です。映画冒頭以前の暮しから惨劇後の未来までが浮かび上がってくるのはさすがで、母親がシングルマザーという設定も重要な設定となっており、恐怖だけのホラー映画ではありません。
もしかしたら防げたかもしれない惨劇。それでも家族は前を向いて生きていくのです。
ヴィジットは大味なホラーとは違い、何となく見ているだけでは見逃してしまうような細やかな描写があります。ネタバレ内容もサイトによって様々ですが、おそらくすべてつなぎ合わせても情報が足りていません。一度意識せずに鑑賞し、その後ネタバレや考察を見て、さらにもう一度ヴィジットを見てみるとシャマラン監督が仕掛けた演出を意外なシーンで発見できますよ。
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1897年、米ペンシルバニアの小さな村。村の周囲を取り囲む森には恐ろしい存在がいるため、村人が森に入ることはタブーとされていた。だが、村で皮を剥いだ動物の死骸が発見され、誰かがタブーを破ったのではないかという疑惑が持ち上がる。
3作品ともシャマラン監督の作品ですが、ネタバレを見ただけだったり、1度だけ作品を見て理解したつもりになるのは非常に勿体無い作品ばかり!「騙していないのにどんでん返し」の感覚を味わえる、監督独特の演出に注目すると一層楽しめるかと思います。
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