木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
銀行員のサムと陶芸家のモリーは恋人同士。ある日観劇の帰りに暴漢に襲われたサムは、モリーの目の前で命を落としてしまいます。モリーのことが心配で天国に行くことができないサムは、自分の死の裏に隠された真相を知り、モリーに危険が迫っていることをインチキ霊媒師オダ・メイの協力を得て教えようとします。
初めは全く信じなかったモリーですが、やがてサムの心が通じて危険を回避することができます。モリーを守れたことで安心したサムはやがて天国に旅立ちます。
この感動的なストーリーの映画『ゴースト・ニューヨークの幻』は日本でも大ヒットして、主題歌「アンチェインド・メロディ」とともに泣ける映画として語り継がれています。
映画『ゴースト/ニューヨークの幻』でゴーストとなっても恋人のモリーを心配して見守り続けるサムを演じていたのはパトリック・スウェイジでした。バレエ劇団員、ブロードウェイの舞台俳優を経て映画「ダーティー・ダンシング」で得意のダンスを披露し『ゴースト/ニューヨークの幻』で世界的な人気を得ましたが、2009年に病気のために亡くなりました。
ヒロインのモリーを演じていたのはデミ・ムーアです。キュートなショートカットが話題になりました。私生活で何かと話題を呼ぶことも多かったですが、女優としても着実にキャリアを重ね、今は娘のルーマー・ウィリスも女優として活躍しています。
主役とともに、この映画にはなくてはならない霊媒師オダ・メイ・ブラウンを演じたのがウーピー・ゴールドバーグでした。映画デビュー作「カラーパープル」でも注目を浴びましたが、この役でも注目を集めアカデミー助演女優賞などを獲得。シリアスな役からコミカルな演技まで、また声の出演などもこなす幅が広い女優です。
『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌はライチャス・ブラザーズが歌う「アンチェインド・メロディ」です。映像にもぴったりと合っているので、いかにもこの映画のために作られた主題歌のように聴こえます。
ところがこの曲は実は日本未公開の映画『Unchained』の主題歌として作られたものです。今や『ゴースト』と言えば「アンチェインド・メロディ」と連想されますので、まるで最初から『ゴースト』の主題歌のようです。
『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌「アンチェインド・メロディ」を歌っていたのはライチャス・ブラザーズというアメリカのデュオです。メンバーはビル・メドレーとボビー・ハットフィールド。1963年にデビューして「アンチェインド・メロディ」は1965年の大ヒット曲です。
他に「ひき潮」「ふられた気持ち」などが有名です。この「ひき潮」のメロディラインは「アンチェインド・メロディ」を彷彿とさせる感じで、優しくてきれいですね。
『ゴースト/ニューヨークの幻』の主題歌「アンチェインド・メロディ」はメロディだけでも、とても素敵で歌詞がわからなくても思わず聞き入ってしまいます。もともとは別の映画の主題歌であったこの曲。その別の映画『Unchained』は刑務所が舞台でした。刑務所に繋がれた(chained)男が遠く離れた恋人への思いを歌った解き放たれた(unchained)メロディということですね。
歌詞には「君の愛が必要だ」「君に触れたい」と遠く離れた恋人への愛を訴えかける言葉が続きます。
『ゴースト』でも突然に命を奪われて恋人のそばを離れなくてはいけなくなった男が、触れたくても触れることができない恋人への思いを歌っているように聴こえます。同じ主題歌でも舞台が違うので、違った風に聴こえるのが面白いですね。
映画『ゴースト/ニューヨークの幻』と主題歌について紹介しましたが、いかがでしたか?『ゴースト』はリメイクもされていますが、ニューヨークを舞台にした『ゴースト/ニューヨークの幻』が主演や助演の俳優たちの熱演、主題歌の美しさもあり、いつまでも観た人の心に残りますよね。
2018年にはミュージカル化された『ゴースト』が上演される予定になっています。映画をそのままミュージカルにしたもので、登場人物はほぼ同じです。ミュージカル化されて主題歌の「アンチェインド・メロディ」がどのようによみがえって歌われるのか、楽しみですね。
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