木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
映画ドラえもんは子供向けと思われがちですが、大人も感動できる名作が結構多いです。
特に声優交代前の旧作の映画で新声優でリメイクされている映画は、評価の高い名作揃いです。
今回は旧作とリメイク版の変更点なども見ながら、リメイク版が作られている映画のドラえもんの名作をまとめてみました。
のび太の恐竜は記念すべきドラえもん映画の第一弾です。
リメイク版で声優が交代してからの映画が一作目がのび太の恐竜というのも感慨深いものがあります。
物語はのび太がタイムふろしきで復活させた恐竜の卵を育て、最終的に恐竜時代に帰す姿が描かれます。
物語はのび太が恐竜のピー助を育てていく過程が丁寧に描かれているので、感動的な名作になっています。
子供の頃、のび太とピー助が別れるのを見て何度も泣いたのが思い出されます。
のび太の恐竜ではそこまで活躍するわけではありませんが、恐竜ハンターに狙われてもピー助を守るため日本まで歩こうとする姿は間違いなく映画になると格好良くなるのび太の原点です。
ジャイアンがのび太と一緒に歩くと宣言するのも、映画になるとジャイアンが良い奴になると言われる展開の始まりでもあります。
ただ、このシーン原作とリメイク版では共通ですが、旧作ではジャイアンはスネ夫と一緒にピー助を恐竜ハンターに渡そうとするんですよね。
旧作はまだアニメが始まったばかりだから、旧作を見慣れている側からしても少し違和感を感じますが、それで話が面白くないということはありません。
リメイク版ではドラえもん達はタイムパトロールの力を借りずに自力で帰るなど、様々な点で変更されています。
のび太の宇宙開拓史は映画ドラえもん2作目でやはりリメイクされている名作です。
遠いコーヤコーヤ星の少年たちとのび太、ドラえもんが友達になる物語。
ドラえもんの道具とは関係なく畳の下と宇宙船の格納庫繋がってしまうところが良いですね。
コーヤコーヤ星は重力が弱く、のび太がスーパーマンのようになるという展開は、秘密道具に頼らずに敵と戦う展開の増える映画ドラえもんの原点と言えるでしょう。
シリアスな敵ギラーミンが登場し、のび太と早撃ちで決闘するという普段のドラえもんでは考えられないシーンが描かれます。
漫画のギラーミンはドラえもんの悪役の中では、間違いなく上位に食い込む魅力的なキャラクターですが映画の旧作ではのび太との対決場面がなく、リメイク版ではギラーミンが小物に描かれてしまって、その点に不満を持つファンも少なくありません。
しかし、旧作でコーヤコーヤ星の人達との別れの場面は、本当に感動する名作になっています。
リメイク版も旧作ではダイジェスト的になってしまった、コーヤコーヤ星での日常が丁寧に描いている点が素晴らしいと言えます。
旧作とリメイク版の両方が存在する名作の3本目はのび太の大魔鏡です。
のび太の大魔鏡はドラえもん達が現代の魔境を探して、アフリカのベビースモーカーズフォレストに向かいます。
謎の犬、ペコに導かれるように行き着いた先は進化した犬の国バウワンコ王国。
ペコはその国のクンタック王子で、ドラえもん達はクーデターに巻き込まれます。
この映画で始めてドラえもんの秘密道具が完全には使えない状況で冒険を強いられます。
加えて時間旅行や空間の歪みなどが関係ない地球の秘境探検がテーマになっています。
今回はドラえもんでものび太でもなくジャイアンが主役と言える内容になっているのも、大きな特徴です。
自分のせいで日本に戻れなくなったことに悩むジャイアンが、一人でも戦いに向かおうとするシーンはジャイアンと5人の友情が描かれる名シーンになっています。
旧作では宇宙開拓史と同様にのび太の活躍シーンが削られています。
また、クンタック王子の婚約者スピアナ姫の外見が旧作では現在通りですが、新作では全く別人になっています。
旧作とリメイク版の両方があるドラえもん映画の名作3本目は、のび太の魔界大冒険です。
もしもボックスで魔法の使えるパラレルワールドに行くドラえもんとのび太の冒険を描きます。
序盤からドラえもんとのび太そっくりの石像が登場しますが、石像が呻き声を上げるなど結構不気味な展開です。
石像の秘密など色々な伏線が張られていて、非常に楽しめる作品です。
ゲストの満月 美夜子もとても魅力的なキャラクターです。
また、今回の敵は魔法の世界のためか悪魔ですが、悪魔が異星人として解釈されるなどユニークな面もあります。
魔法の世界の物語のはずなのに悪魔という名の異星人に地球が侵略されそうになるSFですからね。
映画ドラえもんとしては初めて地球が侵略されるという意味で、今までで一番スケールの大きな物語になっています。
リメイク版は旧作に比べるとコミカルな描かれをすることが多いですが、この点で魔界大冒険の不気味な雰囲気がリメイク版では薄れてしまう点が残念です。
また石像の秘密に関わり子供たちのトラウマになったと言われるメジューサが、リメイク版ではなぜか美夜子の母親になっています。
旧作のエンディングをDVDで聞くことができないのは残念です。
旧作とリメイク版両方で映画が作られている名作5本目はのび太と鉄人兵団です。
鉄人兵団は人間を奴隷にするために宇宙からきたロボット兵団に、地球が侵略されそうになる物語です。
基本的に映画ドラえもんはどれだけ大きな物語になっても、ドラえもん達で問題を解決することになります。
映画の中でドラえもんとのび太が総理大臣や国連にまでロボットが攻めてくることを知らせようしますが、結局信じてもらえずドラえもん達だけで戦うことになります。
地球が侵略されそうになっても、ドラえもん達以外がそのことを知ることはないという劇場版の不文律は守られています。
今回の映画ではしずかが主人公と言える物語になっていて、ゲストキャラクターのリルルとの友情で地球が救われることになります。
本来は鉄人兵団の尖兵であるリリルがしずかの優しさで、味方になる展開は感動的です。
元々リルルと繋がりがあるのはのび太ですが、リルルが消えてしまう場面にも立ち会いませんから、しずかとリルルの関係がより強調される展開になったいます。
鉄人兵団は原作者が映画ドラえもん史上最強の敵と断言するほど強く、ドラえもんのひみつ道具を使っても戦い自体は完全に負けています。
旧作ではスネ夫のロボットミクロスが改造されて言葉を話すようになりますが、リメイク版ではザンタクロスの頭脳がピッポという喋るキャラクターになってしまったせいかミクロスはほとんど登場しません。
映画ドラえもんでリメイク版がある名作6本目がのび太の日本誕生です。
親に不満を持ったのび太達が家出を考えますが、現代の日本にはのび太たちが家出できる場所はありません。
ドラえもんも家出に賛同し、人間が住んでいない7万年前の日本に自分たちの居場所を作ることを考えます。
しかし、7万年前の中国には精霊王ギガゾンビを名乗る未来人が、歴史を支配するために暗躍していました。
ドラえもん達はギガゾンビに奴隷として攫われそうになったヒカリ族を助けて日本まで連れ帰りますが…
ヒカリ族の少年ククルがチンプイの春日エリの先祖という藤子F不二雄ファンにはには興味深い裏設定もあります。
リメイク版ではタイムパトロール隊員が、あるキャラクターに見えるように描かれています。
家出したら事件に巻き込まれると言うストーリーですが、ククルとの友情やのび太の作り出したペットとの別れなど感動的なストーリーの名作になっています。
敵であるギガゾンビが23世紀の未来人ということで、ドラえもんのひみつ道具は通用しません。
原作と旧作ではタイムパトロールの介入で何とか助かりますが、ドラえもんの力では最後までギガゾンビには敵わないように描かれています。
リメイク版ではひみつ道具ではなく7万年前のただの石槍で、ギガゾンビを追い詰めるというなかなか考えさせられる展開になっています。
ヒカリ族が最初の日本人になるのも感慨深いですね。
ドラえもんのアニメは映画を含めて、どうしても声優が交代する前の旧作の方が名作と評価されがちです。
確かに旧作の方が面白いと感じる作品は多いですが、テーマや自然な展開などはリメイク版の方が完成度の高い作品もあります。
リメイク版が作られている映画は基本的に名作と呼べるものですが、旧作とリメイク版を比較して見ることでより楽しむことができると思います。
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