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2023/12/28
大今里
2017/12/20 更新
テレビで見ているcmは、一体どのようにして誰が作っているのでしょうか?制作会社はどこなのでしょうか?今回は人気cmのランキングに沿って、そのcmを作っている制作会社を調べてみました。ランキング上位は楽しいシリーズものばかり。cm作りの裏側も見えてきます。
身近なテレビで見かけるcmですが、一体だれがどのように作っているのでしょうか?
cmを作るのに関わっている人たちは、cm制作会社の人たちだけでなく、色々な会社が共同で作り上げています。
それを簡単に分けると、「企画」と「制作」の2種類の人たちがいます。
「企画」とは、CMのアイデア、ストーリーを考える人達、
「制作」とは、その企画に基づいて、撮影などを行い実際にCMを作り上げる人達です。
「企画」の人たちは、主に、広告代理店の人たちです。
広告代理店と言うと、例えば、博報堂や電通というと分かる人もいるでしょうか。有名な企業ですよね。
詳しく言うと、その広告代理店の中の、CMプランナーという職種で、それを専門にしていたり、コピーライターやクリエイティブディレクター、フィルムディレクター(監督)、アートディレクターなどを兼ねていたりするそうです。
そして、企画に基づいて「制作」するのが、CM制作会社の人たちです。映像系制作プロダクションとも言うようです。
CM撮影には専用機材や専門的な技能が必要なので、広告代理店では制作を行わず、制作会社に発注するのが一般的なのだそうです。
また、この2社だけでなく、CM音楽制作会社、音響制作会社、CG制作会社、芸能プロダクションなど様々な外部の会社も関わってきます。
そんな手の掛かるcm作りですが、実際にテレビで見て、好感度の高いcmはどれなのでしょうか。
人気ランキングを見てみましょう。
2017年の上半期のランキングです。(CM総合研究所の調査)
1 (1)KDDI au 三太郎シリーズ:天才浦ちゃん
2 (3)NTTドコモ NTT DOCOMO 卓造の新しい家族
3 (2)ソフトバンク SoftBank SUPER STUDENT:転校生
4 (6)ソフトバンク ワイモバイル 桐谷とピコ太郎とふてニャン:SIM太郎
5 (7)リクルート タウンワーク 松本人志:コーヒーショップ
6 (ー)UQコミュニケーションズ UQ 家族、だぞっ:JKになる三女
7 ( 5 ) 日本コカ・コーラ ジョージア 山田孝之:おつかれ、俺たち。
8 (4)アマゾンジャパン Amazonプライム ポニー
9 (320) サムスン電子 GALAXY 昨日までを、超えてゆけ
10(18) 住友生命 1UP(ワンアップ) 瑛太:試験で1UP
カッコ内は前回の調査順位ですが、3位までは前回と同じ企業ですし、携帯電話会社ばかりです。
cmの内容は、シリーズ化されたものばかりですし、今は、ドラマと同じく、先を期待させて人気を保持するという戦略を取っている㎝が目立ちます。
ところで、この人気cmを作っている制作会社は何処なのでしょうか?
調べてみました。
1 KDDI au 三太郎シリーズ:天才浦ちゃん
まず、一位にランキングしたこのシリーズの制作でタッグを組んでいるのは、プランナーの篠原誠さんとディレクターの浜崎慎治さんです。
篠原 誠(しのはら まこと)さんは、電通のクリエイティブ・ディレクター、CMプランナー、作詞家です。
浜崎慎治(はまさき しんじ)さんは、2002 年にTYO入社し、2013年よりワンダークラブに所属しています。
このTYOという会社は、日本の大手CMの制作会社であり、2017年に同じく大手のCM制作会社であるAOI Pro.と経営統合し、AOI TYO Holdingsになっています。
浜崎さんは、他にも最近ではTOYOTOWNシリーズ、三井不動産レジデンシャル「タイムスリップ!堀部安兵衛」、日野自動車「ヒノノニトン」、家庭教師のトライ「教えて!トライさん」シリーズ、ネオファースト生命「◯◯の妻」シリーズなどを手掛けています。
ということで、この「三太郎」シリーズは、電通が企画し、AOI TYO Holdingsが制作していると言えます。
2 NTTドコモ NTT DOCOMO 卓造の新しい家族
2位にランキングしたこのシリーズも、電通が企画しています。電通のクリエイティブ・ディレクターである窪本 心介(くぼもと しんすけ)さんが手掛けました。
制作会社は、太陽企画株式会社という会社です。1984年ころにヒットした、小学館の「ピッカピカの一年生」のCMも作った制作会社です。
3 ソフトバンク SoftBank SUPER STUDENT:転校生
3位にランキングしたこのcmシリーズも、同じく電通のクリエイティブディレクター、佐々木宏(ささきひろし)さんとCMプランナーの 澤本嘉光(さわもと よしみつ)さんが手掛けています。
制作会社は、ギークピクチュアズという会社のようです。2007年に設立されており、その頃からソフトバンクのcmを制作しています。
4 ソフトバンク ワイモバイル 桐谷とピコ太郎とふてニャン:SIM太郎
4位にランキングしたこちらもソフトバンクですが、企画したのは株式会社ツクリテという会社と、博報堂だそうです。
制作会社は、先にも出てきた大手cm制作会社である AOI Pro.の山田博之さん、水迫恵介さんです。
5 リクルート タウンワーク 松本人志:コーヒーショップ
5位にランキングしたこのcmも松本人志が様々なバイトに挑戦していて、面白いですね。電通のクリエーティブ・ディレクターの浜島達也さんが手掛けました。
この浜島達也さんは、7位にランキングした山田孝之出演の人気シリーズ「ジョージア」も手掛けています。
このタウンワークのcmエキストラは、本当にタウンワークでバイト募集されていました。
本物の松本人志に会え、しかも自分がエキストラとしてテレビcmに流れるなんて、かなりお得なバイトですよね。大道具セッティングも手伝えるとか、交通費も日本全国どこから来ても支給されると書かれていました。
タウンワークのcmだから、本当にタウンワークでエキストラを見つけようなんて、面白い試みでしたね。
6 UQコミュニケーションズ UQ 家族、だぞっ:JKになる三女
ランキング6位のこのcmは、先ほど1位にランキングしていたauの「三太郎」シリーズを作ったのと同じ、電通の篠原誠さんが手掛けました。
同じ人の作品が1位と6位にランキングするなんて、才能のある方です。
実際、2016年は、広告制作者の栄誉「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」や、ACC賞のグランプリやギャラクシー賞CM部門大賞など数多くの広告賞を受賞されています。
7 日本コカ・コーラ ジョージア 山田孝之:おつかれ、俺たち。
7位にランキングしたこのcmは、先に書いたように、電通のクリエーティブ・ディレクターの浜島達也さんが手掛けました。
浜島達也さんは、タレントの個性を活かしたcm作りをするとのことで、制作側の人たちからも評価が高いと言われています。
8 アマゾンジャパン Amazonプライム ポニー
8位にランキングしたアマゾンジャパンのAmazonプライムのシリーズは、ほのぼのとする愛情が籠ったcmです。好感度も高いですね。
このシリーズで、かなり好感度が高かったのは、このポニーよりも前の「ライオン」だったようです。
その人気は、日本に留まらず、全米、カナダ、イギリスでもcmとして流され、人気CMになりました。
「ライオン」を手掛けたことで知名度が上がったのが、元博報堂でcm・映画監督のたじまなおこさんです。
大学卒業後、ロサンゼルスソニーピクチャーズ、UCLA 映画学科を経て、ロンドン映画学校へ進学し、2003年から2012年まで、博報堂プロダクツ企画演出部に所属していました。
2012年に独立し、国内外でCM、映画、PVを制作しています。
たじまなおこさんは、2児のお母さんでもあるそうで、彼女の作る暖かい内容のcmは、お母さんだからこそ作れたのかも知れないですね。
制作会社は、先にも出たAOI Pro.で、プロデューサーの松田光平さんが手掛けました。
上のランキングを見ると、上位のcmは、広告代理店は電通と博報堂、制作会社はAOI Pro.が目立ちます。
2017年に経営統合した制作会社のAOI Pro.とTYOは、統合前は、業界では2位と3位であり、AOI Pro.が320億円(2016年3月期)、TYOが283億円(15年7月期)の年間売り上げをあげていました。
すると、単純合算で首位だった東北新社(約600億円)を抜き、最大手になったのです。
cm界は大手が強いみたいですね。
電通ビル
以上、cmを制作する人たちについて見てきました。
普段テレビでcmを見ている時には気にもしなかった事が、こうして調べてみると分かり、裏話も聞けて面白いですね。
同じ人が、ランキング上位のcmをいくつか手掛けていたりもしました。
広告代理店も制作会社も、大手が強いです。
シリーズ物のcmが多いですから、これからもどのようにストーリーが展開していくのか、気にしながら見ていきたいですね!
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