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2023/12/28
大今里
「ウィッチャー3ワイルドハント」はPC/PS4/XboxOneで発売されたオープンワールド型ロールプレイングゲームです。
他のオープンワールドタイプのゲーム同様に、広いフィールド、自分の選択によって変化していくストーリーなど、自由度の高さが売りのゲームです。
メインのストーリーモードに50時間、それ以外のストーリーにも50時間ほどかかる膨大な量のクエストや、3種類のマルチエンディング搭載などでゲームファンを虜にしました。
ゲームのアカデミー賞とも言われる「ゲームオブザイヤー」を受賞し、近年もっとも評価されたゲームの一つでもあります。
今のゲームは発売後のお楽しみとして、追加ダウンロードコンテンツ(DLC)などでさらにゲームを長く遊んでもらえるように工夫されています。ウィッチャー3でも例外ではなく、「無情なる心」と「血塗られた美酒」という2種類の拡張パックが配信されました。
通常、追加DLCというのはその性質上、取ってつけたような印象があったり、買わない派の方もそこそこいらっしゃるかと思います。しかし、ウィッチャー3でそれをしてしまうのはとてももったいないと断言できます。なぜなら、そのクオリティが追加DLCとは思えないほどの完成度とボリュームで、もう一本新しくゲームソフトを購入したような満足感が得られるからです。
内容はどちらもウィッチャー3の新しいストーリー(クエスト)が追加されるものなのですが、これをメインストーリーにしても遜色ないほどにその出来がいいのです。
追加DLCでここまで評価が高いものは過去のゲームを振り返ってもそう多くはありませんので、ウィッチャー3プレイヤーの方で未プレイの方は是非ダウンロードしてみてくださいね。
ゲームには映画と同じように審査機関が存在します。
ゲームの内容を確認した上で、対象年齢などレーティングを決めていく作業を行います。
欧州のEU加盟国29カ国で審査を実施するPEGI、イギリスのELSPA、アメリカのESRB、そして日本のCEROなど各地域で独立した専門機関を創設しています。
ですので、各国によって規制の内容は微妙に違っています。
日本のレーディングでは対象年齢によってそれぞれA(全年齢対象)~Z(18歳以上のみ対象)とわかれており、ゲームメーカーとしてはこの区分けがどれになるかでソフト自体の販売本数にも関わってくるためこのレーディングをかなり重要視しています。
過去にはここ日本でも、PS2で発売された「グランド・セフト・オート3(Z指定)」が、当時の神奈川県知事によって有害図書指定にされ社会問題となるなど、一時話題となりました。
ウィッチャー3のCERO指定はZで18以上のみを対象のみ販売可能とされています。
またそのZ指定でも、Z指定だからといってなんでも許されるというわけではありません。ただ、PC版のほうが多少規制がゆるい印象を受けます。
その理由はPC版と日本のPS4版での内容の違いです。
ウィッチャー3での主な規制は
・女性キャラクターの裸の有無
・一部性的表現の有無
・グロテスクな描写の有無
です。
ウィッチャー3では敵を切った際に、手足の欠損や、内臓などを描写する表現があります。また、リアリティーへのこだわりのためか、お風呂場などでは女性であっても基本裸の状態でいたり、ゲーム中、娼婦館利用時の性表現も隠すことなく描かれています。
ゲームにしてはかなり過激な内容ですね。
日本のPS4版では上記にあげたものが全て規制対象となっており、実装されていません。
対象年齢を設けているとはいえ、やはり家庭用ゲーム機という敷居の低さも影響しているのか厳し目になっているようです。
しかし、海外ではPS4版であってもPC版と変わらない表現を実現しているようで、オリジナルの表現のままゲームをプレイすることができます。
この規制ということについては、ゲームファンの間でも賛否両論があります。
ウィッチャー3に関しても、規制内容が発表された当時ネット上などで議論が繰り広げられました。
そのゲームを楽しみにしているファンとしては製作者の意図を反映したオリジナル表現がいいと思っている方が多いようで、規制によってゲームの世界観が損なわれることを危惧している声が聞かれます。
また、規制をするのであればなんのためのZ指定なのか、という声も少なからずあるようです。
筆者個人としては、やはり家庭用ゲーム機という導入に敷居の低いものである以上、規制もある程度仕方がないのかなと思います。
また、前の項でもあげたように、規制にはそれぞれの国の文化や価値観の違いなども反映さていて、規制内容も微妙に違っています。
日本版が規制されているのはそういう部分にも理由があると感じます。
だからこそ、PC版では規制なし、家庭用では規制あり、と住み分けがされているのでしょう。
ただ勘違いしてほくないのは、規制されているからといってそのゲーム本来の面白さが必ずしも損なわれるわけではないということです。特にウィッチャー3はグロ表現などが直接ゲーム性に結びついているわけではないので、ウィッチャー3のもつゲームとしてのポテンシャルは決して落ちたりはしていません。
その証拠に日本のPS4版でも高評価を獲得しています。
さて、ここまでウィッチャー3の規制内容と、それを含めたゲーム自体の規制の問題点についていくつか書いてきましたが皆さんはどう思われましたか?
個人的に言いたいのは、規制された表現がゲーム性に直接結びついていない限り、そのゲームが持つ本来の面白さとはあまり関係がないということです。規制されたからといってそのゲーム自体がつまらないものになってしまうことは、そうありません。
今回のウィッチャー3でも日本のPS4版だからといって全く楽しめないか、というとそんんなことは決してなく、むしろそういった規制対象の表現とは違ったところにこのゲームの真骨頂があるとさえ思います。
近年最も評価されたゲームとして名高いウィッチャー3ワイルドハント。
これからも息の長いシリーズとして、世界のゲーマーたちを楽しませてほしいですね。
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