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紫綬褒章受賞!夫婦漫才師!宮川大助・花子をまとめました。

2017年に夫婦で紫綬褒章を受賞したベテラン夫婦漫才師・宮川大助・花子!「女版・横山やすし」と評されたマシンガントークの宮川花子さんと、顔は大きいけど心は優しい・宮川大助さん。その夫婦の芸人人生は波乱万丈のものでした。紫綬褒章受賞に至るまでの足跡を辿ります。

宮川花子さんはバリバリの元婦警さん!

イメージです。

宮川花子さんは大阪府大阪市出身。
高校卒業後に「男にでもボロクソに言えてスカッとする」
「偉そうにできる」という理由で大阪府警察に入庁。
交通巡視員を担当し、違反検挙率トップを誇ったそうです。

こんな婦警さん居たら、確かに逃げられませんね。
そうでなくても逃げたらアカン!けど。

その後一度芸人を目指した花子さんは婦警さんを辞めて
芸能界へ飛び込み、チャンバラトリオに入門、
山根伸介さんの弟子になりますが挫折、
婦警さんの経歴もあったのでスーパーの警備員になります。
そこで、1年先輩の警備員であった宮川大助さんと出会います!

宮川大助さんと花子さんの運命の出会い。

宮川大助さんは1950年生まれ。
鳥取県立米子工業高等学校電波通信科(現・情報電子科)を
卒業して三菱電機に入社した後、松竹芸能の養成所を経て、
1972年に浪曲漫才「宮川左近ショー」のリーダーだった
4代目宮川左近さんに入門しました。
この時に同門の宮川小助さんととコンビ「大助・小助」を組みましたが
3年で解散し、芸人やめてしまいます。
その後、スーパーマーケットの警備員になりましたが
大助さんの1年後に入社してきた花子さんに漫才コンビ結成を誘われ
漫才師として復帰を目指します。

結成当初は大助さんが饒舌だった!?

結成当初は、大助さんが主にしゃべり
花子さんが相槌を打つ、よくある夫婦漫才の形でありました。
さらに、元々チャンバラトリオ出身の花子さんだったことから
身体を張った芸風も多く、大助さんに投げ飛ばさてたり
どつかれたりする事が多かったので生傷が耐えなかったそうです。

前にもドラマになったこともありましたが
大助さんが花子さんに漫才の猛特訓をしたこともあったそうです。
優しそうなイメージからは想像できませんが
それだけ漫才に賭ける思いは並々ならぬものだったことが伺えます。

しかし、その身体を張った芸風を見かねた先輩芸人が
大助さんにアドバイスをし、
現在の花子さんが主にしゃべって、大助さんが相槌を打つスタイルに
変わっていきました。

芸風もプライベートも女やすし!だった宮川花子さん。

しゃべくり漫才のメインが宮川花子さんになってからの
花子さんは婦人警官時代を彷彿とさせる笛を採用し
ツッコミの代わりに笛を吹いたり、話の転換に吹いたりして
個性を発揮しました。

しかし、より個性的だったのは
メガネ姿で乱暴にまくしたてるようなマシンガントークが
伝説の漫才師・横山やすしさんそっくりと評され
「女やすし」と呼ばれました。

そのプライベートも「女やすし」そのもので
酒乱だったそうで、さすがに見かねた横山やすしさんが
宮川大助さんに注意するほどでした。

宮川大助・花子の貴重なCM

夫婦漫才で人気ものになったふたりは
芸能界きっての「おしどり夫婦」でもあります。

そんなふたりにCMの話もありました。
夫婦じゃないとできないジャンルのCMですね。

宮川大助・花子の漫才①【動画あり】

この頃はまだ「女やすし」の片鱗を垣間見ることが出来ます。
また当時の大助・花子漫才の象徴でもある「笛」も登場します。
これまでになかった夫婦漫才の形を確立し、
あらゆる漫才コンテストなどの賞レースを総ナメしました。

宮川大助・花子の漫才②【動画あり】

最近の漫才では趣味が手芸の花子さん手作りの
衣装を着てステージに上っています。

当初の「女やすし」感は大分薄れたものの
長年の夫婦ならではの間合いは素晴らしいです。

大助さんもメロメロですね。

twitterでも話題!現在宮川大助・花子さんは奈良県生駒市在住です。

1988年には宮川花子さんが胃がん、
2007年には宮川大助さんが軽度の脳出血
さらには様々な感染症など
お互いに大病を克服し、現在は奈良県生駒市に住宅を構え
仕事の際には大阪へ出向くというようなスタイルを取っています。

また奈良県生駒市にある6つの生涯学習施設の
名誉館長にも就任。

二人は生駒市を「第二の故郷」と呼んでいることから
生駒市をPRするイベントなどにも積極的に参加しています。

2017年には紫綬褒章を夫婦で同時受賞されました。

多くの苦楽をともにしてきた
漫才の相方でもあり夫婦でもある大助さんと花子さん。

紫綬褒章受賞には感慨深いものがあったようです。


これからも活躍が期待されます。

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