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2023/12/28
大今里
nhkを代表する朝の連続ドラマは、毎年、どんな内容になるのか、誰が出演するのか話題になりますね。
1985年に放送された「澪つくし」は、当時高い視聴率を取り、たいへんな人気でした。
関東地区では、1985年の放送で最高視聴率55.3%、平均視聴率も44.3%と大ヒット、主演の沢口靖子は、この作品で知名度を上げ、彼女の出世作となりました。
脚本はジェームス三木、出演は沢口靖子を始め、桜田淳子、津川雅彦、加賀まりこ、柴田恭兵などなど。
そしてそこに、何と、明石家さんまも出演していました。
ラッパの弥太郎とう役で、「関西から流れてきたお調子者の職人。縁あって「入兆」で働くことになるがしょっちゅう騒動を起こす。」というキャラクターでしたので、本人その者、明石家さんまにピッタリな役だったと言えます。
1985年ですから、30年以上も前、明石家さんまは30歳という若さでした。
NHK
nhkは、正式名は日本放送協会(にっぽんほうそうきょうかい)、日本の公共放送を担う事業者です。総務省が所管です。
放送内容も、偏らないようになっており、公的なイメージが高いですよね。
タダで見ることが出来る他の局番組とは違い、受信料を支払わなくてはいけないのも特徴。
年間1万3990円!結構高いですよね。
そんなnhkですから、仕事内容もお役所的というか、細かいところまできっちりと手を抜かないのでしょうか。リハーサルが長いという噂をちらほらと聞きます。
年末の大イベントである紅白歌合戦で司会を務めたことのある上沼恵美子は、「1,2週間前からnhkスタジオに監禁される」とか言っていたそうです。
2016年紅白歌合戦出演者
他にも、正直者で毒舌キャラの梅沢富雄も、何度も繰り返すnhkでのリハーサルに嫌気がさしてしまったことをコメントしています。
梅沢富雄
番組で、MCのNEWS・小山慶一郎が梅沢に紅白の出演経験があることを恐る恐る聞くと「失礼な! 私こう見えてもミリオンセラー歌手よ!!」と鋭いツッコミが入る。しかし「余計なこと言って1度しか出れなかったけどね」と言ったため、その理由を聞かれると「(紅白で)3回目(のリハーサルが)終わって、『4回目、もう1回』って言うから『何回歌わせんだよ!』」と怒ったところ、2度と声がかからなくなってしまったそうだ。
失敗は許されない、台詞どおりの流れで完成させる、そんな空気がnhkから感じられますね。公的な局だから全体がそうなのでしょうし、仕方がないと言えばそうなのでしょうか。
澪つくし 第3話
10分くらいで明石家さんまが出てきます。
「澪つくし」に戻ります。
ここで、明石家さんまの取った行動が、驚きなのです。
朝ドラでも例外なく、リハーサルが長く、とても細かく行われていました。
ある日、明石家さんまは、立っているだけのシーンにも関わらず、リハーサルに呼び出されました。
それに腹を立てた明石家さんまは、リハーサルだけではなく本番もさぼってしまったのです。
仕方なく、実際のシーンではラッパの与太郎こと明石家さんまは、「トイレに行っている」として、さんま無しで処理されました。
そんな事では気が済まなかった明石家さんまは、さらに、この「澪つくし」自体から姿を消そうと、ラッパの与太郎を殺してしまおうと目論みました。
そして、脚本にないにもかかわらず、勝手に自分で醤油樽の中に落ちて自殺を図ったのです。
しかし、そんな事では、役を退くことは出来ませんでした。
樽から引き上げられた明石家さんまに対して、脚本を担当したジェームス三木はとくと説教したそうです。
ラッパの弥太郎のモデルは自分であること、それがどれだけ大切な役なのか。
コーヒー一杯で2時間あまり説教をされたと、今では笑い話にもなっていますが、そこまでやられてでも明石家さんまを使い続けたnhkも粘り強かったなぁと思います。
こんなことがあって、徐々に、明石家さんまの出演回数や台詞は減ったそうです。
今はベテラン女優の沢口靖子
他にもこんな話があります。
「澪つくし」の撮影中、NGが出たときは、大物共演者へは何の注意もありませんでしたが、当時新人の沢口靖子だけが、ディレクターから何度も叱責されたそうです。
さんまが沢口の尻を触るシーンでは、沢口に配慮して最初触るふりだけをしていましたが、沢口の演技に納得がいかないディレクターは本当に尻を触るように指示しました。
それでも、納得がいく演技にならなかったため、最後には、沢口靖子の尻を掴むよう、明石家さんまは指示されました。
さんま本人が、「何テイクも撮り直しをしたこのシーンが最も大変だった」と言っていたそうです。
明石家さんまは、「澪つくし」以外でも、こんなこともしていました。
1983年に、nhkの教養クイズ番組「クイズ面白ゼミナール」で、VTR中に生あくびをしてしまい、その映像がそのままオンエア。
後日、新聞各社の投書欄に苦情が殺到し、nhkから声がかからなくなったとか。
さらには、1999年のnhk大河ドラマ「元禄繚乱」では、亡き中村勘三郎さん(当時、勘九郎)と大竹しのぶが夫婦役だったため、ゲストという形で元夫のさんまに出演依頼がありましたが、大竹とさんまが「どうしても夫婦に見えてしまう」とのことで出演箇所がオールカットになったとか。
そんなで、1985年の「澪つくし」を最後に、nhkで明石家さんまを見る事が無くなったのです。
「澪つくし」で嫌気がさしてしまった明石家さんまは、nhkに出演しなくても、他局で沢山仕事をしました。
1986年のドラマ「男女7人夏物語」やバラエティ「オレたちひょうきん族」「さんま御殿」「さんまのまんま」などなど、数えきれないほどの番組数です。
なので、nhkから消えていても、テレビでは明石家さんまを良く見かけるので、nhkに出ていないという事実にすら、視聴者は気が付かなかったのではないでしょうか。
長い期間を経て、2013年2月、明石家さんまがnhkの深夜番組で復活を遂げました。
nhkと日本テレビによる初の共同制作番組『NHK×日テレ 60番勝負』(NHK)に、後半の2時半頃にサプライズゲストとして出演したのです。
この復活までの期間、何と28年間でした。
nhkに復活した明石家さんま「明石家紅白!」
そして今、明石家さんまはnhkで司会を務めるまでに復活しました。
2016年、2017年に「明石家紅白!」(あかしやこうはく)がnhk総合テレビで放送されました。
これは、音楽特別番組で、フォーク、歌謡曲からアイドルまで、音楽通だという明石家さんまが、自分なりの『紅白歌合戦』を開催。
「さんまが好きなアーティスト」「聴きたい歌」「会いたい話題の人」を紹介するという内容でした。
nhkに復活した明石家さんまなので、年末の紅白歌合戦の司会も期待されますが、2016年当時、明石家さんまはこう語っていました。
「マスコミが紅白濃厚か、って書いてたんですけども、司会なんてするわけもないし。(紅白出たら年末年始恒例の)オーストラリアも行かれへんし」と話し、「オレは紅白やらないからね」と明言。「もしやるとしたら、来年か、再来年か。」と話し、「スタッフがかぶってるからな」と翌年以降の出演については完全否定しなかった。
当時、解散騒動のあったSMAPが、紅白歌合戦に出場するかどうか、キーパーソンとして上げられていた明石家さんまでしたので、こういう発言にも至ったと思われます。
そんな騒動も収まった今後、もしかしたらいつか、nhkの紅白歌合戦の司会を務めるまでに、完全なるnhkへの復活を果たすかもしれませんね!
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