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2023/12/28
大今里
世界中で飲まれている飲料コカコーラ。
日本でのコカコーラの歴史も古く、1960年にはcm放送されていました。
1960年代の歴代コカコーラcmソングは、youtubeで聞くことが出来ます。
まず最初に耳にするのが、ノリの良いテンポでコカコーラのようにはじけている男性コーラスです。
このコカコーラcmソングを歌っていたのは、フォー・コインズというグループで、歌の題名は正に「コカ コーラの唄」でした。
当時有名な作曲家であった宮崎尚志が手掛けました。
彼は、広島東洋カープ応援歌「それ行けカープ 〜若き鯉たち〜」も作曲した人です。
作詞は中村和夫や博報堂が手掛けていました。
今も残る「スカッと爽やか」というフレーズがこの時から使われていて、本当にコカコーラの味をよく表している言葉だなと思います。
この1960年代の歴代cm画像は、当時の様子が分かって、見ていて面白いですね。
「お飲み物」という丁寧な喋り口調や、「お歳暮にコカコーラを」と宣伝しています。
クリスマスやバーベキューといった、日本には元々無かった洋風文化を広げるにも、このコカコーラcmは、役だったのでしょうね。
このパート2には、当時人気のあった俳優が多数出演しています。
加山雄三、ハイパーランチャーズ、加瀬邦彦、ザ・ワイルドワンズ、フォーリーブスなどなど、どれも1960年代を象徴する華麗な顔ぶれです。
1970年代の歴代コカコーラcmソングでまず目に留まるのが、西郷輝彦の「コークの世界」です。
当時西郷輝彦は、橋幸夫、舟木一夫と共に「御三家」と呼ばれ、絶大な人気を誇っていました。
やはり、コカコーラのcmに起用されるのは、どの時代も最高のアーチストですね。
言い換えれば、歴代コカコーラcmを見れば、歴代人気アーチストが分かります。
他にも、アメリカでヒットした、ザ・ニュー・シーカーズの「愛するハーモニー」も、コカコーラのcmソングでお茶の間に広がり、日本でも大ヒットしました。
当時は、洋曲のブームでもあり、ビートルズの来日など、日本人が洋曲に夢中になった時代でもありました。
山下拓郎もコカコーラcmソングを歌っていました!
正にイメージピッタリなcmソングだと思うのは、私だけでしょうか。
しかも、山下拓郎が他人の曲を歌ったのは、人生でこのコカコーラのcmソングだけだそうです。
山下のCM作家生活の中で、他人の作品を歌った唯一のケース。この年、コカ・コーラのCMは山下を含め5人のシンガーによる競作だったので、他との差別化をはかるべく、一人アカペラでアレンジした。もともとアカペラは既成の曲をアレンジするのにとても効果的なメディアで、その意味では面白い仕事だったという。
歴代コカコーラcmソング、1980年代でまず目につくのは、矢沢永吉です!
曲は「THIS IS A SONG FOR COCA-COLA」。正にコカコーラの為の歌です。
こちらも矢沢永吉のコカコーラcmソングで、「YES MY LOVE 〜愛はいつも〜」です。
何だか、コカコーラより永ちゃんが勝ってますよね。
さらに、松山千春もコカコーラcmソングになった「Sing a Song」を歌っています。
透き通った声が半端ないです。
早見優もコカコーラcmソングを歌って、出演していました。
歌は、「夏色のナンシー」でした。
画像を見て頂いたら分かりますが、この可愛らしい動きは、現代のアイドルの動きとは全く違う物です。
渡辺貞夫とカシオペアの「Brown Coke」です。
渡辺貞夫のトランペット演奏は素晴らしいですし、歴代コカコーラcmソングの中でも、ジャズは少ないです。
アイドルだけでなく、ジャズにも対応、幅広く人気を集めるコカコーラの宣伝力はあっぱれです。
SHOW-YAも「素敵にダンシング (Coke Is It)」を歌っていました。
正にダンシングで、コカコーラを飲んでノリノリに楽しもうというメッセージが伝わります。
佐藤竹善も歌っていましたね。
爽やかな歌声は、歴代コカコーラcmソングを歌った歌手の中でも、上位に入るはず。
1990年代の歴代コカコーラcmソングです。
まずは、LINDBERGの「恋をしようよ Yeah! Yeah!」。
当時流行っていましたね。覚えている人も多いのではないでしょうか。
この曲は、今聞いても元気をくれます。
ここで歌っているのは久保田利伸。
加勢大周のカッコよさと混じって、コカコーラまでがカッコいい飲み物に見えてしまいます。
映像も、見えない自動販売機でコカコーラを買うという面白い設定でした。
大分現代に近づき、もう最近のようにcmを覚えている人もいるのではないでしょうか。
2000年以降の歴代コカコーラcmソングで気になるところを、ざっと並べてみます。
もちろん、大御所、桑田佳祐も歌っています。
この「波乗りジョニー」と映像に、青春って良いなぁと、キュンとしています。
俳優さんは瑛太ですね。
他にも桑田佳祐は、「白い恋人達」「可愛いミーナ」「ROCK AND ROLL HERO」「影法師」をコカコーラのcmソングで歌っています。
ここでのcmソングは、KinKi Kidsの「永遠のBLOODS」です。
KinKi Kidsだけではなく、嵐や東までも出て、ジャニーズ一杯のコカコーラcmでしたね。
更に、嵐の「ハダシの未来」もコカコーラcmソングになっていました。
出演も前と同じくKinKi Kidsと嵐でした。撮影も前作と同じ海辺で、シリーズみたいな感じでしたね。
BENNIE Kの歌う「Dreamland」もありました。
爽やかで元気あるリズムの曲と映像は、今まで見てきた数々の歴代コカコーラcmソングの中でも、一番コカコーラらしい気がします。
以上、歴代コカコーラcmソングを見てきました。
沢山あり過ぎて、全部をお見せする事が出来ませんでしたが、懐かしい!と感じたcmが一つでもありましたでしょうか。
コカコーラのcmは、時代を象徴しています。
1960年代は、日本にまだコカコーラが入って来て間もない時代で、当時、洋風の文化を紹介するように、若者を引き寄せるようなcmが作られていましたよね。
それからも、時代に合わせたスポーツや音楽、アイドルや俳優を使い続けてきました。
これからも、その時代を象徴するコカコーラのcmが気になります!
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