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未経験から映画を仕事にしてみる?業界の仕事の種類まとめ一覧

映画好きを仕事にする!この記事は映画業界に就職したい方の為のまとめ記事です。映画業界の基本的な仕事の種類からなり方までをお話しております。今から就職・転職を考えられている方は、参考にされてください。※紹介している大学や専門学校は厳選したものです。

映画の仕事1:映画監督

誰もが知っているように、撮影映画の総責任者です。脚本家の書いたストーリーを映像化することが仕事です。大したことない脚本でも映画監督の腕一つで傑作に代わってしまうこともしばしばあります。

平均年収:400~850万円

日本映画監督協会では、監督の映画1本当たりの報酬を最低350万円と定めています。もちろん、有名になれば年収は数千万円に昇ります。

映画監督へのなり方

なり方にセオリーがないのが映画監督の特徴です。映像や演劇を学び大学を卒業して、映画を撮る。脚本家などの他業種から転身して映画監督になるなども現在はざらにあります。

映画監督の養成学校:ENBUゼミナール

他の映画学校にはない映画監督を養成するためだけの「映画監督コース」がある専門学校です。年間受講料も43万円で比較的低価格です。

映画の仕事2:映画カメラマン

カメラマンと聞くと撮影するだけが仕事だと思われがちですが、撮影監督という役割も兼任している場合がほとんどです。撮影監督はカメラアングル、照明の強弱、カット割りなど細かい撮影内容を決める仕事です。

平均年収:200~500万円

映画カメラマンの養成学校:日本大学

日本最大の総合大学。芸術学部映画学科が設置されており、機材を用いた実習を中心とした授業で映像撮影を学ぶことができます。

映画の仕事3:脚本家(シナリオライター)

俳優・女優のせりふや動作、舞台の演出など、映画の素が書かれた本(=脚本)を書く仕事です。脚本の出来で映画の良し悪しは半分決まったと言ってもよいほど、大切な仕事です。

平均年収:200~300万円

シナリオライターの層が若いので、平均年収は低め。ただし、売れっ子になれば年収は一気に数千万を超えることもあります。

脚本家の養成学校:日本脚本家連盟スクールとシナリオセンター

日本脚本家連盟スクール:日本最大の脚本家養成に特化した学校。夜間もやっているので、社会人でも通学しやすい学校です。受講料も8万円と低価格。
シナリオセンター:通学だけではなく、通信講座も設置しているのが特徴。講師陣は映画だけではなく、小説やアニメのシナリオにも精通しています。

映画の仕事4:映画照明技師(ライトマン)

どこに光を当てて、どこに影をつくるのか?
光のあて方や色一つで出来上がるワンシーンが変わります。
まさに映画の雰囲気を決めてしまう仕事です。

平均年収:300~700万円

アシスタント時代は、月収が10万円切ることも多いですが、技術力が上がればそれなりの年収が期待できる仕事です。

映画証明技師の養成学校:日本映画学校

「撮影照明コース」という学科が設けられている数少ない大学の1つです。的確な照明技術を学べることを学校の売りにしています。

映画の仕事5:映画スクリプター

あまり聞きなれない職業ですが、映画製作にはなくてはならない存在です。仕事内容は、撮影現場においてシーンの様子や内容を記録することです。スクリプターが記録したものが編集や撮影自体の手間を軽減させてくれます。(撮影では、シーンをバラバラにとり、編集でつなげるということが多いため。)

平均年収:200~400万円

映画スクリプターのなり方

映画スクリプター専門の学校はさすがにありません。なり方としては、映画関係の学校を卒業して映画製作会社に就職。そこでコネを作ってスクリプターの助手として雇ってもらうパターンが一番多いです。

映画の仕事6:映画編集技師

名前のとおり、撮影した映画を編集することが仕事です。編集者の腕前によって、傑作になるか、駄作になるかが決まる場合もあります。見る人を魅了する映画になるかは、編集者の腕次第です。

平均年収:300~600万円

労働時間が長く、体力のいる仕事ですが、一千万円を超える映画編集技師もいます。ただ、収入とは関係なくやりがいを感じて働いている方が多いのも特徴です。

映画編集技師の養成学校:日本映画大学

「編集コース」という学科が設置されており、映画編集技術を徹底的に学べます。2~4年生の卒業まで、機材を使った実習が中心の授業です。卒業後は、映像制作会社に内定をもらう学生を多く輩出しています。

映画の仕事7:メイクアップアーティスト

出演者をある時はより魅力的に、またある時は全くの別人に変えてしまう(特殊メイク)仕事です。見た目が多彩な登場人物が出演する映画(SF映画、実写版アニメ絵映画などのフィクション映画)では、特に重宝される職業です。

平均年収:200~500万円

メイクアップアーティスト養成学校:東京ビジュアルアーツ

特殊メイク学科と映像・舞台メイク学科の2つが設置されています。実際にハリウッドで行われているカリキュラムで授業は進みます。

映画の仕事8:VFX、CGクリエイター

映像の進化と共に、現代映画には不可欠なVFXやCGをつくる職人です。クリエイターたちのおかげで、通常の撮影では不可能な映画のワンシーンを生み出すことが可能になりました。高度な知識や技術が必要なため、専門的学校を卒業してから就職する方が大半です。

平均年収300~500万

VFX、CGクリエイター養成学校:デジタルハリウッド大学

VFX、CGクリエイター養成の専門学校。わずか1年でクリエイターに必要な知識と技術を習得することができます。キャンパス自体を24時間開放しているので、本気で短期間のうちにクリエイターを目指している方にとっては最適な環境だと言えます。

映画の仕事9:映画配給会社の正社員

東宝や松竹株式会社などの映画会社への就職。もしかしたら、このパーターンを希望されている人が最も多いのかもしれませんね。仕事内容は、映画を映画製作会社から買ったり、映画館に売ったり、宣伝したりとさまざまです。

平均年収:400~500万円

他の映画業界の仕事に比べて、安定的な給料が期待できます。また、低価格で買い取った映画が予想外のヒット作品になった場合は収入にも反映されます。

なり方

映画配給会社の正社員には、一般企業と同様の就職活動をして内定をもらえることでなれます。映画好き、映画を多くの人に届けたいといった人に向いている職業です。

まとめ

映画関係の仕事と言っても、さまざまな種類の職業があることが分かっていただけたと思います。(ディレクター、小道具・美術スタッフなどここに載せていない職業もあります。)どの職業もその道を極めるためには、相当な努力と時間を費やしますが、映画好きにはたまらない職業ばかりです。自分の適性を十分把握してからどの映画職の世界に飛び込んでいくのか決めましょう。

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