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2023/12/28
大今里
どの時代にも刑事ドラマはありますが、中でも映画のように面白かった!
人生のバイブルがあった!昭和の伝説の刑事ドラマを
おじさん俳優別に紹介します。
萩原健一さんといえば、日本を代表するおじさん俳優の一人ですが
元々はグループサウンズ「テンプターズ」のボーカルとして
芸能界デビュー。「ショーケン」の愛称で親しまれていますね。
1972年に放送が始まった「太陽にほえろ!」は
主演のボスに、映画スター石原裕次郎さんを起用した
当時としては異色の刑事ドラマとして話題を呼びましたが、
番組をプロデユースした岡田晋吉さんによると
七曲署の刑事たちのキャスティングをホームドラマの俳優さんから
起用したそうです。
できるだけハードな内容は扱わず、お茶の間でも楽しめる
刑事ドラマとして作られました。
さらに話題となったのは新人刑事の殉職です。
初代・新人刑事は「マカロニ刑事・早見淳」役の萩原健一さんですが
放送途中で殉職し番組を降板します。
当初は石原裕次郎さんのスケジュールを考慮し
ロングランを狙っていたわけではなかったのですが
回を重ねるごとにファンが増え、ロングランになっていきました。
その中で、番組の卒業を申し出た萩原健一さんが
自ら「殉職で去りたい」と提案したものでした。
以降、新人刑事が殉職するというパターンが出来上がり
2代目の新人刑事「ジーパン刑事・柴田純」役の松田優作さんに引き継がれていきます。
松田優作さんと言えば「太陽にほえろ!」の
2代目新人刑事「ジーパン刑事・柴田純」が有名です。
しかし、優作さんはこのほかにも「俺たちの勲章」「大都会PARTⅡ」
などに印象的な刑事役で出演しています。
中でも1977年放送の「大都会PARTⅡ」はアクション要素が強く人気でした。
また、劇中に優作さんがアドリブらしきセリフを放つのも
ひそかに話題となり、主演に渡哲也さん、外科医の石原裕次郎さんなど
大スターを横にアドリブを連発していました。
そういうノリが1980年放送の「探偵物語」に引き継がれています。
「おじさん俳優」になる前にこの世を去ってしまった沖雅也さんですが
若者とは思えない冷静沈着な雰囲気が人気でした。
そんな沖雅也さんも「太陽にほえろ!」に1976年から参加。
それまで新人俳優をを起用するのが定番となっていたのですが
安定期に入った番組の視聴率を危ぶみ、
既存のスター俳優を起用したいという岡田晋吉さんのアイデアでした。
沖雅也さんはこの当時「必殺シリーズ」やNHK「ふりむくな鶴吉」など
多くのドラマや映画を抱えており長いスケジュールがおさえられず
登場して役半年で殉職でなく転勤で去っていきます。
そんな沖雅也さんの刑事は「スコッチ刑事・滝隆一」。
英国の三つ揃えスーツにタバコ、懐中時計、
休憩にはコーヒーやお茶ではなく「紅茶」を飲む
クールでキザな二枚目刑事でした。
竜雷太さん演じるゴリさんとの衝突も多く
「このスコッチ野郎〜〜!!」と叫ぶシーンもありましたね。
スコッチ刑事は1980年にまた七曲署に戻って来ますが
1982年に病死という形で殉職します。
今ではおじさん俳優の一人で有名な桜木健一さん。
その昔は1971年放送の伝説の刑事ドラマ「刑事くん」で
三神鉄男を演じ人気でした。
冒頭の「かーちゃん!刑事になったよ!!」のセリフが有名ですね。
それまで「七人の刑事」など渋い刑事ドラマが多かった中
新米刑事が成長していく過程を描くドラマは珍しく
また「刑事くん」は30分番組で子ども番組枠での放送だったことから
子どもから大人まで楽しめるホームドラマ的要素も強い内容でした。
1972年放送開始の「太陽にほえろ!」にも影響を与えていると
言われています。
また歴代相棒刑事も豪華で、
初代が「元祖イケメン俳優」で映画「同棲時代」の仲雅美さん、
2代目が「ジャンボーグA」「カゲスター」の立花直樹さん
3代目が山口百恵さんのご主人・三浦友和さん
4代目が「仮面ライダーV3」「ゴレンジャー」のアオレンジャー役の宮内洋さん
というイケメン俳優揃いでした。
2代目の立花直樹さんは既に引退されてますが
他の皆さんは今でも現役!おじさん俳優としてまだまだ人気ですね!
藤岡弘、さんもの日本を代表するおじさん俳優として活躍中です。
また藤岡さんといえば初代「仮面ライダー」本郷猛役が有名ですね。
しかし刑事ドラママニアの中では1977年「特捜最前線」の桜井刑事役が
好きだという方も多いのではないでしょうか。
その次に人気なのは1974年放送の「白い牙」の有光洋介。
有光洋介自体は厳密に言えば「元刑事」ですが、
警察では手に負えない事件を請け負う「事件屋」として生きる
ハードボイルドすぎる設定がかっこよかったですね。
また驚くべきことに「白い牙」は「太陽にほえろ!」の
プロデューサー・岡田晋吉さんがプロデュースしていました。
有光洋介の仲間の事件記者役に川津祐介さん
有光洋介とともに行動する元ボクサーに藤巻潤さん
有光洋介が通うスナックのマスターにジェエリー藤尾さんなど
強面な俳優さんが勢揃いして「大人のハードボイルド刑事ドラマ」という
色合いが濃かったですね。
ホームドラマの決定版!「パパと呼ばないで」などで
人気を博した伝説のおじさん俳優・石立鉄男さん。
実は石立鉄男さんも刑事役をしていたのです!
1974年放送の「夜明けの刑事」で刑事課長を演じていました。
この「夜明けの刑事」は実際に撮影が朝方までかかることで有名
本当に「夜明けの刑事」だったとか。
「パパと呼ばないで」とは違ったシリアスな演技を見せました。
また1979年の「鉄道公安官」も人気が高く
東京鉄道公安室ゼロ課の捜査主任・榊 大介を演じました。
捜査が広域だったため地方ロケが多かったそうです。
同じく1979年の「噂の刑事トミーとマツ」にも出演
「パパと呼ばないで」のようなコミカルな相模五郎警視正を演じ
トミマツから「モジャモジャ」と称されてましたね。
今ではおじさん俳優として活躍中の俳優さんを数多く排出した
昭和の伝説の刑事ドラマですが、現在も再放送やDVDなどで若い人たちにも人気です。
まだまだ、おじさん俳優たちが出演した伝説の刑事ドラマは数多く
存在していますが、再放送やソフト化に恵まれない作品があります。
昭和の刑事ドラマブームが再燃して再放送・ソフト化される事を祈ります!
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