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NHK「朝の連続ドラマ小説」昭和の代表作一覧から見るヒロインたち。

日本の朝を支えているNHK「朝の連続ドラマ小説」。その歴史は1961年〜現代に至るまで続いています。中でも昭和の時代にスポットを当て一覧にしてみました。ドラマに登場したヒロインたちのその後にも迫ります。NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧とともにお楽しみください。

「信子とおばあちゃん」ヒロインを演じた大谷直子さん

NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧の中から、
第9作「信子とおばあちゃん」のヒロインを演じた大谷直子さんをクローズアップします。

大谷直子さんは1950年東京生まれ。高校在学中のが応募した岡本喜八監督の「肉弾」の一般公募で300人の応募者の中から合格して映画デビューします。
『肉弾』は岡本喜八監督が自ら経験した戦争体験を基にした作品でした。
大谷さんは少女役を演じデビュー作とは思えない大胆な演技がNHKの制作サイドの目に止まり第9作「信子とおばあちゃん」に大抜擢されました。

その後はTBSの木下恵介人間の歌シリーズ「冬の雲」で田村正和さん、仲雅美さんの妹役を演じ話題になりました。その後、松山政路さんと結婚。数多くのドラマに出演します。松山さんと離婚後、清水紘治さんと再婚。1980年には、鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」で主演して一人二役を演じ、第4回日本アカデミー賞優秀主演女優賞並びにキネマ旬報主演女優賞を受賞しました。
2007年にステージ4の癌に侵されますが克服。2012年に映画「希望の国」で復帰。
現在は独身。

「北の家族」でヒロインを演じた高橋洋子さん

NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧の中から、
第13作「北の家族」のヒロインを演じた高橋洋子さんをクローズアップします。

高橋洋子さんは1953年東京都生まれ。
1972年に文学座付属演劇研究所に入所。同期に松田優作さんなどがいました。
同年に斎藤耕一監督の「旅の重さ」の主役オーディションに合格し、映画主演デビューを果たし、その翌年の1973年「北の家族」のヒロインに抜擢されます。
その後も「サンダカン八番娼館 望郷」「宵待草」「ひとごろし」
「アフリカの光」など次から次に映画やドラマに出演。存在感のある演技が光りました。

そんな高橋洋子さんですが、1981年に小説「雨が好き」で第7回中央公論新人賞を受賞し、小説家となります。1983年には自ら小説で監督、脚本、主演で映画化しました。
2017年に映画「八重子のハミング」で本格的に復帰しています。
ご主人は元・クラフトのギタリストで作曲家の三井誠さんです。

NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧(1978−1982)

「なっちゃんの写真館」主演の星野知子さん

NHK「朝の連続テレビ小説」第21作から第30作までの
主な出演者を一覧でまとめました。


第21作「おていちゃん」(1978)
〈主演〉友里千賀子
〈出演〉長門裕之、日色ともゑ、畠山安生、古手川祐子、萩尾みどり、坂東八十助、風間杜夫 ほか

第22作「わたしは海」(1978)
〈主演〉相原友子
〈出演〉辰巳柳太郎、井上昭文、中原ひとみ、小野進也、三島ゆり子、坂本スミ子 ほか

第23作「マー姉ちゃん」(1979)
〈主演〉熊谷真実
〈出演〉田中裕子、藤田弓子、愛川欽也、田中健、山口崇、前田吟、河原崎長一郎、フランキー堺 ほか

第24作「鮎のうた」(1979)
〈主演〉山咲千里
〈出演〉吉永小百合、高田次郎、仲真貴(仲雅美)、木村功、馬渕晴子、ミヤコ蝶々、藤岡琢也 ほか

第25作「なっちゃんの写真館」(1980)
〈主演〉星野知子
〈出演〉志喜屋文、岡本舞、滝田栄、萬田久子、加藤武、大友柳太朗、泉ピン子、役所広司、石田純一 ほか

第26作「虹を織る」(1980)
〈主演〉紺野美沙子
〈出演〉長門裕之、新珠三千代、高松英郎、岩本多代、ミヤコ蝶々、南美江、西村晃、葦原邦子 ほか

第27作「まんさくの花 」(1981)
〈主演〉中村明美
〈出演〉坂口文昭、平淑恵、横山万里子、生井健夫、倍賞千恵子、柳葉敏郎、宇野重吉 ほか

第28作「本日も晴天なり」(1981)
〈主演〉原日出子
〈出演〉津川雅彦、宮本信子、鹿賀丈史、上條恒彦、牧伸二、木の実ナナ、田中美佐子、小松政夫 ほか

第29作「ハイカラさん」(1982)
〈主演〉手塚理美
〈出演〉三国一朗、河原崎建三、坂上二郎、木村四郎、尾藤イサオ、根岸季衣、藤村志保 ほか

第30作「よーいドン」(1982)
〈主演〉藤吉久美子
〈出演〉曽我廼家文童、山田吾一、馬渕晴子、南田洋子、宅麻伸、曽我廼家明蝶、毛利菊枝 ほか

「なっちゃんの写真館」でヒロインを演じた星野知子さん

NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧の中から、
第25作「なっちゃんの写真館」のヒロインを演じた星野知子さんをクローズアップします。

星野知子さんは「なっちゃんの写真館」で俳優デビューした後、
映画「幻の湖」で映画デビューを果たします。
「幻の湖」は日本屈指のカルト映画として有名ですね。
その後、「サザエさん」のドラマ版でサザエさんを5年ほ演じました。
星野さんは身長170cmのスラッとした雰囲気とハツラツとした表情が
サザエさんらしさを上手く演じていましたね。
現在もドラマ等で活躍中です!

NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧(1983−1988)

「純ちゃんの応援歌」主演の山口智子さん

NHK「朝の連続テレビ小説」第31作から第41作までの
主な出演者を一覧でまとめました。
「おしん」は第三部まであったので1年間の放送ですね。今でも海外では人気です。
また一覧で見ると、この頃から男性の主演作が復活していますね。


第31作「おしん」(1983)
〈主演〉小林綾子 田中裕子 乙羽信子
〈出演〉泉ピン子、伊東四朗、中村雅俊、渡辺美佐子、ガッツ石松、小林千登勢、東てる美、渡瀬恒彦、並木史朗、北村和夫、山下真司、高橋悦史、大橋吾郎、大路三千緒 ほか

第32作「ロマンス」(1984)
〈主演〉榎木孝明
〈出演〉樋口可南子、辰巳琢郎、小宮久美子、船越英二、岸田今日子、前田吟、浜村純、中条静夫 ほか

第33作「心はいつもラムネ色」(1984)
〈主演〉新藤栄作
〈出演〉藤谷美和子、美木良介、真野あずさ、木内みどり、伊藤つかさ、かたせ梨乃、野川由美子、中村嘉津雄 ほか

第34作「澪つくし」(1985)
〈主演〉沢口靖子
〈出演〉桜田淳子、川野太郎、柴田恭兵、明石家さんま、草笛光子、加賀まりこ、津川雅彦 ほか

第35作「いちばん太鼓 」(1985)
〈主演〉岡野進一郎
〈出演〉三田寛子、芦屋雁之助、渡辺美佐子、上原謙、岸田智史、三林京子、藤真利子 ほか

第36作「はね駒」(1986)
〈主演〉斉藤由貴
〈出演〉樹木希林、小林稔侍、渡辺謙、丹阿弥谷津子、山内明、柳沢慎吾、沢田研二

第37作「都の風」(1986)
〈主演〉加納みゆき
〈出演〉松原千明、黒木瞳、柳葉敏郎、 村上弘明、野川由美子、西山嘉孝、久我美子 ほか

第38作「チョッちゃん」(1987)
〈主演〉古村比呂
〈出演〉世良公則、由紀さおり、役所広司、宮崎萬純、春風亭小朝、片岡鶴太郎、佐藤オリエ、川谷拓三、前田吟、佐藤慶 ほか

第39作「はっさい先生」(1987)
〈主演〉若村麻由美
〈出演〉井川比佐志、小林千登勢、平淑恵、益岡徹、中村嘉津雄、眞野あずさ、渡辺徹 ほか

第40作「ノンちゃんの夢」(1988)
〈主演〉藤田朋子
〈出演〉中村梅之助、西村知美、丘みつ子、山下真司、鈴木保奈美、南美江、山田邦子、竜雷太、中原早苗、水野久美 ほか

第41作「純ちゃんの応援歌」(1988)
〈主演〉山口智子
〈出演〉高嶋政宏、伊藤榮子、唐沢寿明、西川弘志、藤山直美、高嶋政伸、川津祐介、白川由美、桂枝雀 ほか

「いちばん太鼓」で主演を務めた岡野進一郎さん

NHK「朝の連続ドラマ小説」一覧の中から、
第35作「いちばん太鼓」の主演を務めた岡野進一郎さんをクローズアップします。
ヒロインではありませんが、印象的だったのでまとめてみました。

岡野進一郎さんは1963年東京都生まれ。
前進座の北相馬宏さんを父に持つ岡野さんは父親の背中を追って
劇団青年座準劇団員になります。
そして、NHK 朝の連続テレビ小説 「いちばん太鼓」の主演の座を射止めます。

身長が高くて爽やかな顔立ちの岡野さんは
「いちばん太鼓」の直後、
堀ちえみさん主演の大映ドラマ「花嫁衣装は誰が着る」で
ヒロインの幼馴染役で出演、当初は「いちばん太鼓」同様さわやかな雰囲気でしたが
ヒロインが運命的に出会ったアイドル歌手と恋に落ちたことから嫉妬に狂っていく様が
とても印象的でしたね。その後もドラマ等に多く出演されましたが、
現在は、俳優の仕事から遠ざかっており
インターネット番組関係のお仕事をなさっているそうです。

朝ドラは永遠に不滅です。

NHK「朝の連続テレビ小説」を放送開始から昭和最後の作品まで一覧で紹介してきました。
こうして一覧で見返してみると、たくさんのドラマがあったのですね。
もちろん平成に入って現在までNHK「朝の連続テレビ小説」は放送されています。

今回は昭和の部分だけにクローズアップし、ドラマ一覧の中から厳選して
ヒロインをクローズアップしましたが、また機会がありましたら今度は平成のNHK「朝の連続テレビ小説」を一覧にしてまとめてみたいと思います。

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