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下克上で3位から日本シリーズまで上り詰めたdena野球の魅力とは

denaベイスターズは2017年シーズンを優勝の広島と14.5ゲーム差離れた3位の順位も、2位阪神との泥んこ野球、広島との死闘を制して日本シリーズまで上り詰める、歴史上最大の下克上を果たします。その下克上を果たしたdena野球の魅力をまとめます。

横浜denaベイスターズとは

横浜denaベイスターズは、横浜スタジアムを本拠地に、ファームは横須賀市にある横須賀スタジアムを本拠地として使用しています。
前身の横浜ベイスターズ時代の1998年にマシンガン打線、大魔神佐々木を擁して、38年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズでは、西武ライオンズを敗って日本一に輝きました。
その後、民間のテレビ局のTBSが筆頭株主としていた時代はいつからかチーム力が一気に低迷し、特に、2008年〜20011年は、
2008年 48勝94敗 勝率.338
2009年 51勝93敗 勝率.354
2010年 48勝95敗 勝率.336
と3年連続90敗を喫するという屈辱を味わいます。
その後2012年から現在のdenaに代わり、初代監督・中畑清のもと、順位は5位か6位という結果ではありますが、中畑の明るい性格でファンが付き始めます。
そして、親会社のdeneの企業努力もあり、2016年には総観客動員数が球団史上最高の約194万人と、2011年の実に1.7倍にまでなりました。
さらに、球団の経営も、赤字から黒字へと回復も達成します。
また、それに合わせて、グッズ売り上げもぐんぐん伸びています。
球団マスコットはDB.スターマンです。

dena野球を見事に確立したアレックス・ラミレス監督

dena2代目監督のアレックス・ラミレスは2001年の来日から13年間で、外国人として唯一の2000本安打を達成した名選手です。
そして、巨人時代の2008年から頻繁にインタビューとして聞かれるようになったのが、日本で監督をしたいと夢を語り続けており、その夢をdenaの監督になることで叶えます。
ラミレス監督の野球は、今まで仕えてきた監督である、若松、古田、原などのいい部分を取り入れながら、自身のやりたい野球を体現しています。
また、ラミレス監督の特徴は現役時代の考えでもあり、ピッチャーではなく、キャッチャーを分析するということを大事にしており、とにかく相手チームのキャッチャーを研究するようにしています。
選手時代は明るいキャラクターで、パフォーマンスも行なっていましたが、監督になり、主役は選手という信念通り、パフォーマンスは一気に減りました。

ロペス・筒香・宮崎の最強クリーンナップ!

3番ロベス、4番筒香、5番宮崎の3人で構成されるクリーンナップは、現在のセ・リーグで最強と言われており、打点王のロペス、侍ジャパンの4番筒香、首位打者の宮崎は12球団見渡してもdenaのクリーンナップは圧倒的な破壊力を誇っています。
この3人がdena野球の核となっているのが大きな魅力の1つです。

12球団最高のサウスポー王国dena!

速報で流れてきた時は誰もが驚いたように、2017年のドラフト1位で大学No1サウスポー東を一本釣りし、これでもかというくらいの左投手王国を形成しつつあります。
2017年CSシリーズや日本シリーズで活躍したイケメン今永とルーキーの濱口、そして2017の開幕投手の石田、そして巨人の阿部慎之助も認める中継ぎの砂田と、サウスポーの好投手が目白押しになっています。
王者ソフトバンクも手こずった左腕軍団、そして球界的にも人材難であるサウンスポーをここまで抱えているのもdena野球の魅力の1つです。

8番ピッチャー9番倉本という斬新な打線組み替え

denaの野球というよりも、ラミレス監督の野球で、もっとも斬新なのが、8番ピッチャー9番倉本という打順構成です。
これは外国人のウィーランドがバッティングがいいことや9番に野手を置くことで打線の巡り合わせをよくする狙いがあるのですが、これがうまくハマり、チャンスでことごとくランナーを返す倉本の活躍でこの打順が定着をします。
これについては、繰り返しになりますが、denaの野球というよりも適材適所で選手を配置するラミレス監督の野球の一番の魅力かもしれません。

dena野球の将来を担う大砲・細川成也

dena野球の今後を背負って立つのが、ラミレス監督の期待の星、高卒ルーキーの細川成也選手です。
名前の読み方は「せいや」と読みます。
高校時代は茨城の中田翔と呼ばれていましたが、ラミレス監督が絶賛する打撃の才能などもあり、今シーズンの終盤に昇格すると、クリーンアップに座ってプロ初打席アーチを記録するというプロ野球史上初の快挙を達成します。
現在のあだ名はハマのカブレラです。
細川せいやがこれからのdena野球の軸になっていく日も遠くなさそうです。

2018年のdena野球も目が離せない!

ここまで、様々な角度からdena野球の魅力を見てきましたが、dena野球の一番の魅力は球場に足を運んでくれるファンの方々が作り出す雰囲気が素晴らしく、それが魅力でもあります。
そして、球場全体の演出などやファンの人への配慮がdena野球が多くのファンに根づき出している理由だと感じます。
2018年もdena野球から目が離せないです!

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