木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
フジテレビ系列「ノイタミナ」より「ノイタミナムービー」にて第2弾「Project Itoh」の一環として2015年11月13日に公開されました。
全国72スクリーンで公開され、11月14日と15日の国内映画ランキングで第11位となりました。
原作の長編小説は第40回星雲賞(日本長編部門)および第30回日本SF大賞受賞しました。「ベストSF2009」ではなんと国内篇第1位を獲得しました。
2010年12月には文庫版が発売となりました。
アニメ映画「ハーモニー」の出演キャストを調べてみました。
有名声優さんたちが数多く出演されている作品であり、とても豪華なアニメ映画となっています。
「霧慧トァン」沢城みゆき
「御冷ミァハ」上田麗奈
「零下堂キアン」洲崎綾
「オスカー・シュタウフェンベルク」榊原良子
「エリヤ・ヴァシロフ」三木眞一郎
「霧慧ヌァザ」森田順平
「冴紀ケイタ」チョー
「ガブリエル・エーディン」渡辺明乃
「ウーヴェ・ヴォール」斧アツシ
「御冷レイコ」森千晃
「アサフ」大塚明夫
アニメ映画として公開された「ハーモニー」、世界観は独特で、難解かつ暗い雰囲気を持っています。そのため万人に受ける作品ではないのでしょうが、世界観や雰囲気が好みな人にとってはとてもハマる作品です。
「Project Itoh」の第1弾にあたる「屍者の帝国」を見ていて好きな方であれば楽しめること間違いなしです。
アニメ映画「ハーモニー」のあらすじをネタバレを含みながら見ていきましょう。
「ハーモニー」の部代は近未来、2019年アメリカで起きた暴動をきっかけとし、戦争や疫病が世界に蔓延してしまいます。事件の名を「大災禍(ザ・メイルストロム)」と呼びました。新しい世界では人々に「ウォッチ・ミー」と言う機械が埋め込まれていました。健康状態や行動を管理するためです。
ここで登場する主人公は新しい社会に誕生した一大組織「螺旋監察事務局」の上級監察官として紛争地域から日本に送り返されてしまいます。
日本に戻ってきた主人公は突発的に自害してしまう事件に直面するのです、同時に多発していることから何者かによる犯行であると断定されました。
犯人は何と「1週間以内に誰かの命を奪え、さもないと自分が消えることになる」と言う声明を発表、新しくも健全で優しい社会を脅かす存在が現れてしまうのです。
世界は大いなる混沌に包まれ、隣人の命を奪えずに自害するものが続出、世界中で暴動が多発してしまいます。ハーモニープログラムは「次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ」によって実行せざるを得なくなります。
世界の安定のためにはこの「ハーモニープログラム」を実行しなければならないのです。
全人類が意識を手放し、自分を失い新たなる世界が誕生、調和(ハーモニー)のとれた平和な世界が誕生してしまうのです。
不思議な雰囲気と独特な世界観が特徴であるアニメ映画「ハーモニー」ですが、実際に映画を見た人の感想や評価はどのようなものだったのでしょうか?
アニメ映画「ハーモニー」の評価をまとめてみました。
第1弾だった「屍者の帝国」と同じ原作者であるアニメ「ハーモニー」、どちらも共通とされているのは全体的に暗い話の展開であること、人の業のようなものを描いている、グロテスクな要素が見られるアニメである。ということでした。
発達しすぎた過保護な世界で、果たして人は人間らしく生きていけるのかと言うテーマは平和とはなんたるや、を考えさせられる作品ですね。
アニメ映画「ハーモニー」の評価では、物語が会話やモノローグで進んでいくため理解が追い付かない、難解であると感じてしまう部分があるようです。
しかし、「ハーモニー」を通して、世界の崩壊から無理に秩序を保とうとする世界の設定がとてもリアルに感じて、もしかしたら近い未来訪れるのではないだろうか?と感じる方も多くいたようです。
また、それが絶対的な善意であると位置づけられそこに人間の意思は存在していない、善意のあり方を考え直す作品となったと言う声もありました。
世界が崩壊してしまわない為に、善意を押し付けそうでなくてはならないと無理に秩序を保とうとしているアニメ「ハーモニー」の世界観はまるで私たちの世界に近づいてきているかのように感じます。
アニメの中では絶対的な善意によって、それを行わない人を「悪である」としています。果たしてその中に善意の本質はあるのでしょうか。
このアニメ作品の物語を完全に理解しきるには少々難しいと感じるかもしれませが、世界観のリアルさやどこか不気味な雰囲気は私たちに問いかけているのかもしれません。
このアニメ作品は善意の違和感について描かれており、優しさとはなんなのか、何気なく生きていく中で果たして善意とはどこにあるのかを考え直すこととなるでしょう。
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