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2023/12/28
大今里
【娼年】は2016年8月”東京芸術劇場”で開幕した、松坂桃李さん主演の衝撃の舞台です。
作家である石田衣良さんの小説「娼年」と「逝年」の2作品を織り交ぜて舞台化。恋愛小説でありながら、”性”をテーマに人間の欲望と生き様を描いた深いストーリーになっています。
東京・池袋の”東京芸術劇場”、大阪・梅田の”梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、福岡・久留米の”久留米シティプラザ ザ・グランドホール”の3会場で公演が行われました。
主人公である大学生の領(松坂桃李)は、何に没頭するわけでもなく無気力な日々を送っていました。
ある日、友達の新也(米村亮太朗)が連れてきた女性・静香(高岡早紀)と出会います。
静はボーイズクラブを営む女性。「女なんて退屈だ」という領に、それが本当なのか私に証明してと言い放ちます。
静の誘いに戸惑いながらも、ボーイズクラブで【娼年】として働き始める領。
さまざまな性の欲望を持った女性たちと次々と体を重ね、いつの間にか”女性の欲望や本質”に興味を持ち始めます。
そんな領の娼年としての原動力は、「静に褒めてもらいたい」という思いでした。
領の気持ちを知り、静もまた領に惹かれていきます。
しかし領の友人の告発によって静のボーイズクラブは摘発されてしまい、領は元の平凡な生活に戻ることになり・・・
大学生である領の【娼年】としての短い経験は、間違いなく彼を成長させたのでした。
石田衣良さんの人気小説が待望の舞台化!
松坂桃李さんと高岡早紀さんという豪華キャストを生で観たい!
出演者のファンはもちろん、衝撃の作品の舞台化を一目観たいという人が多く、チケットは即完売しました。
それぞれの劇場では「立ち見でも良いから観たい」という人で殺到し、当日券を求める長蛇の列が出来たそうです。
舞台【娼年】は主人公の領とボーイズクラブを営む静がメインキャストで、ボーイズクラブを訪れるたくさんの女性たちを巡って物語が進んでいきます。
主人公の領を演じた松坂桃李さんは、舞台経験は意外に少なく、体を張った演技もこれが初めて。
高岡早紀さんは舞台経験も豊富で、ドラマや映画で官能的な役柄もこなす演技派女優。
主演の2人の演技に観客のみならず、監督の三浦大輔さんの期待が大きかったといいます。
ボーイズクラブを訪れ【娼年】の前で惜しげなく肉体をさらけ出す美女たちも話題になりました!
静の娘で聴覚障害のサクラ役を演じた佐津川愛美さんは、映画【ヒメアノ〜ル】でも迫真の演技を魅せた若手実力派女優。
他にも須藤理沙さん、安藤聖さんなど実力派女優が出演し、まさに女優魂を魅せてくれました。
キャスト
森中領(リョウ):松坂桃李
御堂静香:高岡早紀
御堂咲良(サクラ):佐津川愛美
ヒロミ:村岡希美
ミサキ:安藤聖
チサト:良田麻美
イツキ:須藤理彩
平戸東(アズマ):猪塚健太
田島進也(シンヤ):米村亮太朗
泉川氏:古澤裕介
ほか
舞台【娼年】の一番のみどころは、主演の松坂桃李と女優陣の体当たりの演技です。
これまでドラマや映画で”さわやか系イケメン”のイメージであった松坂桃李さん。今回は一皮も二皮も向けた松坂さんの俳優魂を魅せてくれました。
高岡早紀さんをはじめとする豪華女優陣も、スクリーン上では観られないような迫真の演技で舞台を盛り上げました。
俳優さんたちの覚悟に、観客も感動したはずです。
人気作家の石田衣良さんの小説「娼年」が舞台化されるということで、「娼年」のファンも舞台ファンもこの舞台にはかなり注目していたそうです。
チケットは発売直後に即完売し、立ち見席も満員になった話題の舞台となりました。
舞台上には無機質なベッドが1つあるのみ。
3時間という長い舞台の中で、8割以上はラブシーンという異例のストーリー展開が話題となりました。
R15指定というのも頷ける、衝撃の展開に観客もドキドキしまくりだったそう。
ラブシーンだけでなく、人間なら誰でも持っている潜在的な欲望や葛藤を感じることが出来る社会派な作品でもあります。
舞台【娼年】の魅力は、観る人それぞれが自分自身と重ねて共感できる点だと思います。
正直、これまで自分の出演する作品は全て両親に見て欲しいと思っていました。
でも、今回に関しては、ためらいがあります。
できることなら、観に来ないで欲しい。
そのくらい自分の中で、覚悟を持って挑む作品です。
観る方にも覚悟を持って観ていただきたいです。
松坂桃李さんの役者としての覚悟が感じられますよね。
ご両親に観に来ないで欲しいというのが、いかに体を張った衝撃作かを物語っています。
初めての役柄を体当たりで演じる松坂桃李さんの”娼年”は必見です!
元娼婦で現在は『ボーイズクラブ』のオーナーという難解な役を頂き、とてもとても悩んでいます。
稽古が始まるまで、ずっと悩み、夏に稽古が始まってからもずっと悩むと思いますが、そんな気持ちを、初めて出会う演出家の三浦さんにぶつけてどんなにも面白く興味深い作品を作り上げたいという「ワクワク」も止まりません。
ベテラン女優・高岡早紀さんも、稽古前から本番まで悩みに悩んだようです。
元娼婦という女性の複雑な感情、生き様を見事に演じている高岡さんの美しさに魅了される観客が後を絶ちませんでした。
大人の女性の魅力を持ち合わせた高岡早紀さん。【娼年】の心を解き放つ不思議な存在感はさすがです。
今回は2016年公演の舞台【娼年】の魅力に注目してみました。
石田衣良さんの原作はもちろん、演出家や俳優たちの見事な共演で伝説の舞台が生まれたんですね。
エロスだけでなく、人間の心の奥底に潜む生々しい感情にハッと気づかされる、そんな素敵な作品です。
大ヒットした舞台【娼年】は、2018年春に映画化されることも決まっています!
そして主演は舞台でも素晴らしい演技を披露してくれた松坂桃李さん。映画にも期待が高まりますね。
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