謎だらけ！?映画「プロメテウス」のあらすじや内容を徹底解説！

「プロメテウス」は2012年に公開されたSFホラー作品であり、監督は「エイリアン」シリーズの生みの親でもある、リドリー・スコット監督です。

本作は1979年に公開された映画「エイリアン」の前日譚で、「プロメテウス」の物語の時系列は「エイリアン」よりも前になります。

なぜエイリアンが誕生したのか、そもそもなぜ人類は誕生したのかといった、哲学的なテーマを含んだ内容になっています。

「プロメテウス」は近未来を舞台に、探索のために未知の惑星に降り立ってしまった科学者達の悲劇を描いているSFホラー作品です。「エイリアン」シリーズでは語られなかった謎やエイリアンの誕生の秘密が描かれています。

こちらが映画「プロメテウス」の予告動画になります。見てわかる通りシリアスな作風で、時折目を背けたなるような描写があります。

前半は探索や謎解きがメインで、後半は従来の「エイリアン」シリーズのような得体の知れない恐怖を味わうことができます。

映画「プロメテウス」の主人公エリザベス・ショウを演じるのは、スウェーデン版「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女」で知られるノオミ・ラパス。

また、ウェイランド社のアンドロイド・デヴィッドを演じるのは、映画「アサシンクリード」のマイケル・ファスベンダー。

そして、ウェイランド社の社員役として「アトミック・ブロンド」のシャーリーズ・セロンが出演しています。

謎を多く残してラストを迎えた映画「プロメテウス」。正直、理解できなかった人がほとんどだと思うので、簡単な解説をしていきます。

物語の初めと終わりに、スキンヘッドの真っ白な巨人が出てきました。

彼らはエンジニアと呼ばれており、劇中では人間の創造主であり、人類の起源と説明されています。また、彼らが人類を滅ぼそうとしていることも判明します。

続編の映画「エイリアン・コヴェナント」ではエンジニアの過去が描かれています。

劇中で度々登場した黒い液体は、生命体を生み出す物質であると考えることができます。

序盤では、黒い液体によって人間が誕生したと解釈できるシーンがあり、ショウ博士は黒い液体を飲んだ夫のチャーリーと関係を持ったがために、イカのようなクリーチャーを生み出してしまいます。

また、この黒い液体を開発したのはエンジニアであり、彼らは他の異星人からの侵略から身を守るために、生命体を生み出す黒い液体を開発したのでした。

ラストは、主人公のエリザベス・ショウとアンドロイドのデイヴィッドが巨人の故郷である星に向かうといった展開になっています。

ショウ博士とデイヴィッドがエンジニアの惑星に向かった理由は、彼らが人間を作り、そして滅ぼそうとしている理由を確認するためです。

ちなみに、ショウ博士達がエンジニアの惑星に辿り着きどうなったかは、続編の映画「エイリアン・コヴェナント」で描かれています。

映画「プロメテウス」の世間の評価は決して高いものではありません。

やはり、謎が多すぎるという点や「エイリアン」シリーズを見ていないと理解出来ない部分が多いという点が低評価の原因でしょう。有名な映画評論家達もほとんどが低評価を下しています。

しかし、昔からの「エイリアン」シリーズファンや一部のSF映画好きは高評価をしています。万人受けする作品ではないのは確かです。

今回は映画「プロメテウス」の概要や解説を紹介していきました。

世間の評価は低いですが、先ほど説明したように「エイリアン」シリーズファンは所々楽しめるポイントがあるので、おすすめ。

また、これから続編の映画「エイリアン・コヴェナント」を鑑賞する方は、予習としてきちんと映画「プロメテウス」を見てから鑑賞しましょう。