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2023/12/28
大今里
バイオハザードは1990年代にカプコンが発売したゾンビアクションゲームを元にしてハリウッドで公開されたサバイバルアクションホラー映画です。
2002年公開から14年にわたり6作が制作されました。
非常に知名度の高い作品ではあったものの、第1作はハリウッド映画としては極めて安い33億円程度で制作され、cgでの演出は拘れたものの、それ以外の随所に節約の涙ぐましい努力があったと言われています。
バイオハザードの映画は以下のシリーズが映画化されています。
①バイオハザード
記念すべき第1作目の作品でした。
本作はウイルスが蔓延した研究所内を舞台にした「脱出劇」として描かれています。
主演のミラ・ジョヴォヴィッチの若干の幼さも含めた若き頃を見ることができます。
②バイオハザードⅡ アポカリプス
2004年公開の2作目です。
本作は前作の研究所の外に出て、市街地全体を使ったスケールの大きい「脱出劇」として公開されました。
本作から、後のシリーズでも共闘したり時として敵対する仲間と多数出会うことになります。
③バイオハザードⅢ
2007年に公開され、本作は前作から一挙に時間軸が進行して「世界がほぼ荒廃した世界」を舞台に、従来の「脱出劇」から「生存競争」へとストーリーが変化していきます。
④バイオハザードⅣ アフターライフ
2009年に公開された本作は、一部に「脱出劇」的な要素を含んでいるものの、荒廃した世界の中で「安住の地」を巡って織りなす「サスペンス」的な要素が含まれているのが特徴です。
Ⅲですでに少し登場していたダークヒーロー『アルバート・ウェスカー』が表立った悪役として登場し、超人的な動きで主人公やその仲間たちを翻弄していきます。
また、本作からクリーチャーにも変化があり、従来のアンデッドやケルベロスやリッカーに加えて、「走るゾンビ」や口から触手が飛び出る「マジニ」等の新たなタイプのクリーチャーが登場してきます。
⑤バイオハザードⅤ リトリビューション
2012年に公開された本作はでは、それまで原作ゲームで登場していたキャラクター「レオン」や「エイダ」といった人物も登場しており、ゲーム的な要素が強くなっています。
また、ⅠやⅡの「脱出劇」に回帰しており、実験用設備として設けられた多数の「ニューヨーク」「東京」「モスクワ」、他多数の疑似都市を駆け抜けるスケールは圧巻です。
また、ウェスカーが一時味方として登場する点も大変興味深かったです。
⑥バイオハザード ザ・ファイナル
2016年公開の記念すべきバイオハザード最終作品です。
人類の生存数がいよいよ残り僅かとなり、地上の殆どをアンデッドが埋め尽くす地獄の世界で、決戦を迎えます。
しかし、個人的な感想としては少々「駆け足」の感が否めず、ダークヒーローのウェスカーの存在感が萎んでしまったり、そもそもゾンビで世界が埋め尽くされるきっかけとなった悪役の動機があまりに「無理やり」な感があったりと、個人的には不完全燃焼なところがありました。
「アリス・アバーナシー」
ミラ・ジョヴォヴィッチが演じる映画バイオハザードシリーズの主人公です。
元々、アンデッドを生み出す元となった「T-ウイルス」を制作した製薬会社「アンブレラ社」の特殊工作員でした。
しかし、T-ウイルスを体内に取り込んでしまい、しかもアンデッド化を免れたことで、物語の運命に翻弄されていく「生き様」が描かれています。
※映画の全シリーズは基本「生き様」を垣間見ながらのストーリー展開です。
基本的に、「T-ウイルスで超人化した」という前提があるため、戦いの殆どは通常の人間のレベルを超えた運動能力や超能力を行使しています。
※但し「Ⅳ」「Ⅴ」だけは、ストーリー上「能力が抑えられた」ことになっています。
バイオハザード(生物災害)のきっかけとなった「T-ウイルス」とどの様に向き合っていったのか、その苦悩がスクリーンから感じ取れます。
「クレア・レッドフィールド」
Ⅲから登場したバイオシリーズにおける「アリスの相棒」的なポジンションの女性で、アリ・ラーターが演じています。
T-ウイルスの投与とは無関係ながらも、その戦闘力は常人の中ではきわめて高く、t-ウイルスで強化されたウェスカーとも苦戦しながらも渡り合っているシーンが印象的です。
登場するエピソードは「Ⅲ」「Ⅳ」「Ⅵ」で全体の半分ではありますが、その都度主役に準ずる活躍を見せており、またアリスに並ぶ「リーダーシップ」の強さが「もう一人のヒロイン」としてのポジションをより強固にしています。
※「Ⅱ」ではジル・ヴァレンタインがアリスと共闘するキャラクターとして登場しますが、それ以降の活躍は「Ⅴ」を除き見られません。
「アルバート・ウェスカー」
バイオシリーズの「悪役」を語る上で、絶対に忘れてはいけない人物でしょう。
俳優は「Ⅲ」のみジェイソン・オマラが演じ、それ以降の全作をショーン・ロバーツが演じています。
「Ⅲ」ではまだ「キーマン」程度の出演でしたが、「Ⅳ」以降ではアリスの運命を翻弄するアンブレラ社のフロントメンバーとして活躍し、さらに超人的な戦闘能力で様々なキャラクターに対して優位に立ってきました。
「Ⅳ」での半分人間半分怪物ともいうべき印象は、アクションホラー映画にも関わらず「ホラー」要素が強く出ているように見えました。
「Ⅴ」では一時アリスと共闘しており、ダークヒーロー的なポジションを確固たるものにしています。終盤でアリスと直接対面するシーンは、非常に「カッコよさ」すら感じました。
残念なのは、「Ⅵ」では「Ⅳ」「Ⅴ」で培われてきたカリスマ性や「キレ者」としての側面が大幅に失われ、「小物感」が前面に出てしまいました。
死ぬ間際に「助けて」なんて、聞きたくなかった視聴者も少なくないでしょう。
バイオハザードシリーズの中で唯一、不完全燃焼な印象を受けた作品でした。
※まぁ面白かったですが。
バオオハザードは間違いなく、日本製ホラーアクションゲームとして、金字塔を打ち立てた作品でしょう。
それ故に、実写映画化がどのようになされるのかは、当時から興味のあるところでしたが、いざ見てみると「概ね素晴らしい映画」であったと言えます。
ゲームの立ち位置に固執せず、映画の中でキャラクターの立ち位置や世界観を再構成することに成功しており、映画だけでも十分楽しめる作品になっているでしょう。
まだ見ていない人は是非1度映画をレンタルしてみていただか、動画で見てみることを推奨します!
「この映画つまらない!」という声は少なくとも周囲で聞いたことはありません。
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