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2023/12/28
大今里
2017/11/30 更新
日本のテレビ番組の中でも最長寿番組と言っても過言ではないNHK大河ドラマ。その長い歴史の中でこれだけ続けるには番組作りにあたり、それなりに試行錯誤があったことでしょう。今回はそのNHK大河ドラマの歴史を振り返りながら、今後の番組紹介をしていきたいと思います!
日曜20時といえばNHK大河ドラマですが、その始まりは1963年の井伊直弼を主人公にした「花の生涯」でした。
それから四半世紀が過ぎた現在でもNHK大河が続いていることだけでもすごいですよね。
その四半世紀の歴史の中でも視聴率39.7%でNHK大河視聴率第一位を飾っているのが1987年、渡辺謙主演の独眼竜正宗です。原作は山岡荘八、脚本ジェームス三木のこの作品は、伊達正宗を主人公とし、そのご決め台詞の「梵天丸もかくありたい」が流行語になりました。
そして視聴率39.2%でNHK大河視聴率第二位に位置するのが翌年1988年、中井喜一主演の武田信玄、視聴率32.4%でNHK大河視聴率第三位が1989年、大原麗子主演の春日局と、1987年から1989年の3年間で歴代視聴率トップ3全てが入る人気年でした。
時代の流れとともに時代劇離れがすすみ、CS放送やインターネット動画などの普及もあり、視聴者の選択肢が増え、その結果どうしても視聴率は下がる傾向にあります。
NHK大河視聴率最後の30%代は1996年、竹中直人主人公の「秀吉」でした。
このドラマは秀吉役に竹中直人、織田信長役に渡哲也、石田三成役に真田広之、柴田勝家役に中尾彬という豪華キャストで高視聴率を獲得しました。
竹中直人の秀吉役が驚くほどはまり、本物みたいでしたね。
豪華キャストといえば、2002年の唐沢寿明と松島奈々子のダブル主演、「利家とまつ」。前田利家役に唐沢寿明、まつ役に松島奈々子、織田信長役に反町隆史、秀吉役に香川照之、佐脇良之役に竹ノ内豊、佐々成政役に山口祐一郎という当時の若手人気俳優を多数起用したことから話題となりました。
比較的最近では2010年、福山雅治主演の「竜馬伝」が人気を得ました。
若手人気俳優と、坂本竜馬というダブル人気コラボが話題をさらい、視聴率も18.7%と高視聴率を獲得しています。
坂本竜馬はやはり安定の人気を誇っていますね。
直近で言えばやはり2016年、堺雅人主演の真田丸。
主人公は真田幸村でしたが、父である昌幸役の草刈正雄や、石田三成役の山本耕史などが人気を得ました。
そして大河ドラマにはつきものの戦闘で死んでいく場面も、ナレーションのみで表現されるという通称「ナレ死」がツイッターなどで話題になったのが特徴でした。
NHK大河ドラマも昔の元祖時代劇というかたちから、若手人気俳優と大御所がコラボして、ちょっと変わった視点から、コメディータッチの様子を含んだかたちえと代わってきました。
2017年1月からスタートしたNHK大河ドラマは、柴崎コウ主演の「おんな城主 直虎」です。
後の徳川四天王の1人として名を馳せた井伊直政を育てた遠州井伊谷の女領主である井伊直虎の人生を題材にしたNHK大河ドラマで、織田信長役に市川海老蔵、武田信玄に松平健などキャストも充実しています。
まず驚いたのが今川義元を演じた春風亭昇太のセリフがないことでした。
表情もほとんど変わることがなく、何を考えているのかわからない点が何とも不気味な今川義元でしたね。
そして今川義元の「ナレ死」。
やはりツイッターで話題になりました。
しかし「ナレ死」だけではありません。壮絶な死も演出されました。
直虎の幼馴染で高橋一生が演じた小野政次が、今川の圧力から逃れる目的で、今川を欺いて徳川側につく策略が失敗し、井伊家を守るため、ぬれぎぬを着せられたまま罪人の悪家老として貼り付けで死んでいくシーンが話題を呼びました。
更にこの貼り付けで死んでいく最後のトドメを、お互いに「裏切った家老」「裏切られた城主」を演じた直虎が刺すシーンが視聴者を何とも言葉にならない心境にさせました。
第46話までの時点で平均視聴率は12.85%です。
来年のNHK大河ドラマは「西郷どん」です。
2018年は明治維新から150年にあたることから、この年のNHK大河は西郷隆盛が主人公に選ばれました。
「民の幸せこそが国を富ませ強くする」という斉彬を慕い、そしてその斉彬との死別、2度の島流し、勝海舟・坂本竜馬との友情など、戊辰戦争や明治維新を生き抜いた西郷隆盛。
どんなに偉くなってもおごることなく、自分のことよりも国を想い続けた、その西郷隆盛の生涯をドラマ化したものです。
現代の政治家と何が違うか、これを見れば一目瞭然でしょう。
主なキャスト
西郷隆盛役 鈴木亮平
西郷信吾役 錦戸亮
大久保利通 瑛太
井伊直弼役 佐野史郎
徳川斉昭役 伊武雅刀
島津斉彬 渡辺謙
2019年のNHK大河ドラマは「いだてん~東京オリンピック噺(ばなし)~」です。
日本で初めてオリンピックに参加した金栗四三、日本にオリンピックを初めて招致した田畑政治の物語です。
この二人がいなければ日本でオリンピックが開催されることはなかったそうです。
日本が初めてオリンピックに参加したストックホルム大会、戦争とオリンピックの狭間で揺れたベルリン大会、1964年の東京オリンピック開催までの苦悩を描いたこの作品、2020年東京オリンピックをまた違う視点で見られるかもしれません。
キャスト
金栗四三役 中村勘九郎
田畑政治 阿部サダヲ
春野スヤ 綾瀬はるか
三島弥彦 生田斗真
大森兵蔵 竹野内豊
金栗実次 中村獅童
嘉納治五郎 役所広司
池部幾江 大竹しのぶ
四半世紀という長い歴史をもつNHK大河ドラマ。
その内容も時代とともに移り代わっています。
SNSを利用した番宣、「ナレ死」や「〇〇ロス」というSNS用語も誕生するほど、若者からも受け入れられていることがわかります。
西郷どんのように、様々な出来事で世界が戦争の一歩手前まできている危機的状況の中で、何不自由のない豊な世の中でもささやかな幸せとは何か?を問いかける内容のように、その時代背景にあったNHK大河ドラマになってきています。
今後のNHK大河ドラマが本当に楽しみですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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