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2023/12/28
大今里
同じ秋元康プロデュースでも、AKB48と乃木坂46には、かなり大きな違いがあります。
AKB48は2005年に誕生した秋葉原を拠点とするアイドルグループです。
2005年時点ではインディーズグループとしてデビューしていましたが、2006年にデビューシングル「会いたかった」でメジャーデビューを果たします。
2009年からはシングルの選抜メンバーを選挙で選ぶ「AKB選抜総選挙」を開始、その後毎年開催されAKBの目玉イベントとして定着しました。
乃木坂46は、2011年に「AKB48公式ライバル」として誕生しました。
専用劇場を持たない点がAKB48との相違点です。
グループの規模はAKBには及びませんが、女性ファンが多く顔面偏差値の高さとスタイルの良さを武器に女性誌のモデルが多い点が特徴です。
AKB48の最大の強みはその規模でしょう。
「クラスで5~6番目」と称されるレベルを多数集めることで、男性の多種多様なニーズにこたえる組織作りをしました。
さらに、その規模を活かして握手会をいち早くメジャーなイベントにしたことで、「会いに行けるアイドル」というキャッチコピーを盤石なものにしました。
乃木坂46の強みはその「ルックス」のハイレベルさでしょう。
それも男性だけではなく女性ウケも狙うことで、支持層の厚さを拡大しました。
しかも、メンバーの中から専属モデルを輩出する力は極めて高く、代表的な例としては、乃木坂の主力級メンバー白石麻衣は「女性のなりたい顔」でランキングトップクラスに入り、Rayの専属モデルを務めています。
また、同じく主力級の西野七瀬はnon-noの専属モデルを務めています。
AKB48は当初から売れっ子というわけではありませんでした。
2005年デビュー当時はまだモーニング娘。をはじめとするハロープロジェクトがアイドル界を席巻しており、秋葉原という土地柄上、地下アイドル的な側面が非常に強くなっていました。
実際、2007年に紅白に初出場を果たしたものの、「アキバ枠」という枠組みの中での出場であり、世間の関心は薄かったです。
しかし、2009年にファンが投票で歌唱メンバーを決めるAKB48選抜総選挙を開催して以降、「ファン参加型」のイベントのモデルケースとして毎年投票総数を増やしていき、2011年の第3回選挙では早くも総数100万票を超える大イベントに成長しました。
これによりAKB選抜総選挙がAKBの知名度を大きく向上させるきっかけとなり、選挙の順位を上げることがメンバーの中でのバイタリティとなっていました。
しかし、回を重ねることに主力メンバーが選挙立候補を取り下げるケースも目立っており、今後を不安視する声もありますが、それでもAKB48グループの「顔」的なイベントとなることは間違いないでしょう。
また、この選挙を通して姉妹グループの知名度向上にも寄与しています。
各地方に拠点を置く姉妹グループは、地元での知名度は抜群に高い一方で全国知名度の点においては、まだまだAKBに届かない部分もあり、AKBと同じ土俵で戦える年1回のこのイベントを重要視しているメンバーも多いです。
乃木坂46はAKBグループとは異なり、専用劇場を持ちません。
因って、自ずと地域密着型のグループではなく、当初から特定の地域に基盤を固めずに全国拡大を目指すグループとしてスタートしているように見受けられました。
※「乃木坂」の土地はファンにとって聖地ではありますが、乃木坂で大イベントを行うことはありません。
しかし、女性ファン層を男性ファンと合わせて獲得することで「層の厚さ」を武器とした乃木坂46をプロデュースした秋元康は、姉妹グループとして「欅坂46」を発足させました。
乃木坂が「オシャレで清楚」をイメージにする一方で、欅坂は「力強さ」「大人への反逆」といった、若者が心の奥底に内包する「叫び」を具現化した曲を歌うことが多いです。
その為、メディア上では「反体制アイドル」とも呼ばれるようになり、「若者」というキーワードと密接に繋がったグループとして活動しています。
メジャーデビューした2016年の末には、紅白出場も果たすなど、最初から活躍にブーストがかかった勢いのあるグループに仕上がっています。
AKBも乃木坂も様々なメディアを通して、自身の情報発信を積極的に行っています。
youtubeでも「show room」と題して、メンバーの個々の素顔がオフモードで見ることができます。
AKBは普段のアイドル顔ではない一面が見れ、乃木坂では「オシャレで清楚」なイメージとは異なったオフならではのお茶目な一面を垣間見ることができ、大変ユーザーウケの良いコンテンツとなっています。
2014年~2015年にかけて、AKBグループと乃木坂ではそれぞれ、SKE松井玲奈と乃木坂生駒里奈が交換留学として、互いのチームを兼任していました。
※生駒はAKBへの兼任でしたが。
そこでどのような化学反応が起きたのか、それは今後の2つのグループの活躍に現れてくるでしょう。
AKBは直近では、新潟に「NGT48」を発足させ、更なる拡大を狙っています。
姉妹グループは地域密着のマーケティングができるからこそ、「地域に愛されるアイドル」になり得るのでしょう。
地域密着しつつもAKBグループ全体のイベントを通して全国進出をしようとするAKBグループは、当面アイドル界で安定した基盤を作りながら、時には急速に時にはゆっくりと拡大を続けていく(と思う)でしょう。
一方で、乃木坂46を主力とした坂道グループも負けてはいません。
いや、一部の分野ではAKBグループと逆転する部分も出てきています。
乃木坂46ではすでに何人もの専属モデルを抱え、女性層のファンを多数獲得し、これはAKBグループには無い特徴です。
また、欅坂でもメンバーの渡邊理佐がnon-no専属モデルに選ばれる等、欅坂と合わせて「容姿が優れた女性」の割合が圧倒的に高いグループとしてクオリティの向上が図られています。
また、それまで個々の活動が目立っていなかった部分でも少しずつではありますが、活躍の場を見ることができています。
例えば、乃木坂の主力級である西野七瀬は「ライオンのグータッチ」でMCを務め、博多大吉・佐藤隆太という芸能界のベテランと共に頑張っています。
また、乃木坂内での選抜経験は少ないですが、斉藤ちはるは長寿番組「世界ふしぎハッケン」でミスタリーハンターとして活躍しており、現役女子大生とアイドル活動と合わせて「三足の草鞋」を頑張っています。
地域を拡大するAKBグループと、「層の厚さ」で躍進する坂道グループ。
それぞれのアイドル界における「天下取りの方法」は今後も目が離せません!
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