3月のライオンの登場人物のモデルは誰？登場する場所も実在する？

3月のライオンとは、羽海野チカ作の将棋を題材としたマンガです。
2007年から連載開始されていて、現在は単行本で13巻まで発売されています。

3月のライオンに登場する人物には、モデルとなった人がいると考えられています。
また、舞台となっている場所にも、モデルとなっている場所があるようです。

3月のライオンのモデルとなった人物と場所について、くわしくご紹介します。

3月のライオンの主人公で、史上５人目の中学生プロ棋士です。
幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人でプロ棋士の幸田に内弟子として引き取られます。
幸田の実の娘や息子たちと事情があり、六月町で一人暮らしを始めて１年遅れて高校へ編入しますが、幼い頃から周囲と馴染めずに過ごしています。

零は、川本あかりに介抱されたことがきっかけで、三月町に住む川本家の三姉妹と出会い交流を深めながら、人と関わることの温かさを知ります。

零の周りには、宗谷冬司や土橋健司などたくさんのプロ棋士や、零をライバルとしている二階堂晴信など、実在する人物がモデルとなったとされる個性豊かなキャラクターが登場します。

棋風はオールラウンダーで、悪手の盤面を「気持ち悪い」と感覚的にとらえることもあります。

3月のライオンの桐山零のモデルとなったのは、羽生善治氏が有力だと考えられています。

モデルとなったとされる羽生善治氏は、史上３人目の中学生プロ棋士となった人物です。
棋風がオールラウンダーということも、零のモデルになったと考えられている理由のひとつです。

3月のライオンで零と幼少期から将棋で対局を重ねていて、零のことを「心友（しんゆう）」で「ライバル」と思っています。

幼い頃から持病があり、食事制限を行っていたり、時には対局中に倒れたりしてしまいます。

しかし、大病を患っていることは一部の人しか知らず、果敢に戦い続けています。

モデルとなったのは、故・村山聖氏という説が有力だとされています。

モデルになったとされている村山聖氏は、Ａ級に在位のまま1998年に29歳でガンによって亡くなっています。
「東の羽生・西の村山」といわれるほど、とても有望な棋士でした。

3月のライオンで歴代最年少で名人に就任した現役の名人で、史上４人目の中学生棋士となった人物です。
七大タイトル制覇という偉業を成し遂げ、圧倒的な実力を持っています。

モデルとなったのは、中学生で棋士になった羽生善治氏と谷川浩司氏が有力だとされています。

羽生善治氏は、史上初の七大タイトル制覇を成し遂げていることが、モデルとなった理由のひとつと考えられています。

もうひとりのモデルと考えられている谷川浩司九段は「永世名人」という資格を持っています。

3月のライオンの作中の名人戦で、宗谷名人を追い詰めた人です。

モデルとなったのは、「ベルセルク」の作者である三浦建太郎氏と、棋士の三浦弘行氏を合わせたキャラクターということが、公表されています。

川本家の三姉妹の元父親で、浮気相手と暮らすために川本家の母と娘たちを置いて離婚した人物です。

モデルとなったのは、3月のライオンの作者の羽海野チカ氏の体験談と、友人６人の父や元夫、元彼氏との体験談を合わせて作られたとされます。

三月町に住む川本家の長女です。

亡き母親の代わりに娘たちの面倒をみながら、祖父の経営する和菓子屋「三日月堂」の手伝いと、伯母の経営する銀座の店でホステスをしています。

料理が得意で面倒見がよく、零のこともとても気にかけています。

妹の面倒をみたり、家事や祖父の店も手伝ったりする優しい女の子です。

中学時代にはいじめの標的にされますが、泣きながら「私は間違っていない」と叫び、零を過去の傷から救い出したことで、零はひなたのことを大切に想うようになります。

川本家の三女です。

保育園に通っている天真爛漫な少女です。二階堂のことを、ポドロという作中のアニメのキャラクターに似ていると思い懐いています。

3月のライオンは、零や川本姉妹が住む街や将棋会館などにも、モデルとなった場所があります。

・佃島の佃小橋

3月のライオンの中で川本三姉妹の家と、零の家の帰り道の途中にある橋のモデルとなったのは、佃島の佃小橋です。

朱塗りの橋は、3月のライオンのいろいろな場面で登場します。

・佃公園

佃公園は、3月のライオンの中で零がマンションへ帰る途中に通ったり、ひなたと話をしたりするシーンに登場する場所のモデルとなっています。

川沿いの遊歩道は、3月のライオンのストーリーの中でも重要で印象的な場面で多く登場しています。

・将棋会館

3月のライオンの中で、零が対局するシーンが印象的な将棋会館のモデルは、東京都渋谷区千駄ヶ谷にあります。

3月のライオンのストーリーの中だけでなく、将棋会館の４階と５階では実際にプロ棋士の対局が行われています。

3月のライオンのモデルについて、おわかりいただけたでしょうか？

将棋を通じて成長していく零の姿には、共感することもあるでしょう。

モデルとなった人物について参考にしながら、モデルとなった場所を実際に訪れて、3月のライオンの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか？