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    人におすすめしたくなる!じっくり読みたい文庫本の決定版12冊!

    時間があるとついついスマホに手を伸ばしちゃっていませんか?通勤・通学時間や寝る前の時間、スマホに替えて読書を取り入れてはどうでしょうか?文庫本なら持ち運びにもおすすめです。そこで、今回は読めば友達にもおすすめしたくなる文庫本を様々なジャンルからご紹介します!

    一度は読んでおきたいおすすめ文庫本の決定版!

    秋も深まるこの季節、じっくり読書もいいですよね。

    そこで、ファンタジーからミステリ、自己啓発の実用書までさまざまなジャンルから秋の読書にぴったりのおすすめ文庫本12冊をご紹介します。

    おすすめの文庫本① 親子で楽しめる日本発のファンタジー

    「獣の奏者」
    作者:上橋菜穂子
    出版社:講談社

    高学年の小学生から大人まで楽しめる長編ファンタジー。
    精霊の守人シリーズの上橋菜穂子さんが描く緻密な世界観は、多くの人を惹き付けてやみません。

    聡明な少女、エリンは母の秘密を知ったことで、王獣を扱う者として政治に巻き込まれていく。自分の信念を忘れず生きる少女の壮大な物語は、多くの世代におすすめしやすいシリーズです。

    大人向けの文庫本だけでなく、子供向けには講談社の青い鳥文庫からも出版されており、お子様へのプレゼントにもぴったりではないでしょうか?

    おすすめの文庫本② 伏線満載!どんでん返しミステリー

    「アヒルと鴨のコインロッカー」
    作者:伊坂幸太郎
    出版社:東京創元社

    第1回本屋大賞で3位に入賞した「アヒルと鴨のコインロッカー」。
    人気の小説家による映画化もされた一冊です。

    大学生・椎名に「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけて来たあやしい青年。彼の目的はたった一冊の広辞苑だった!?

    伊坂幸太郎さんが得意とするミステリ・サスペンスは、伏線が張り巡らされたストーリーと推理しながら読み進める読者をあっと言わせるどんでん返しは一度読むとやみつきになること間違いなしです!

    おすすめの文庫本③ 笑える!学べる!自己啓発の実用書

    「夢をかなえるゾウ」
    作者・水野敬也
    出版社:飛鳥新社

    ビジネスマンだけじゃなく、すべての人のためになる自己啓発本。
    関西弁を話すインドの神様・ガネーシャが、多くの哲学書やビジネス書の参考文献に裏打ちされた「ガネーシャの課題」を教えてくれます。いずれも人生や営業におけるヒントばかりです。

    シリーズ3作まで出版され、ドラマにもなった大人気の実用書は、社会人になるまでに読んでおきたい自己啓発本初心者にもおすすめ一冊です。

    おすすめの文庫本④ ハンカチ必須の青春小説

    「君の膵臓をたべたい」
    作者:住野よる
    出版社:双葉社

    衝撃的なタイトルで話題となった「君の膵臓をたべたい」。
    2016年の第13回本屋大賞では2位に選ばれています。

    ある日僕が拾った一冊の文庫本。「共病文庫」と名付けられたその文庫本は、クラスメイト・山内桜良の日記だった。そこから明かされる秘密とは…
    読み終わったあなたには、タイトルに込められた意味が分かるはず。

    コミック化、映画化もされ話題沸騰中の一冊です。

    おすすめの文庫本⑤ 祝・直木賞!西加奈子の最高傑作

    「サラバ!」
    作者:西加奈子
    出版社:小学館

    芸人・又吉直樹さんなど芸能人にもファンが多くいる西加奈子さん。
    小説、エッセイと、とにかくすべての作品が面白いと絶賛されています。
    作家生活10年目に出版した「サラバ!」で直木賞を、さらに2015年の第12回本屋大賞で2位を受賞しました。

    イランで生まれ、エジプトで幼少期を過ごした少年を取り巻く、両親、姉、友達。自分は何者かを問うまるで自伝のような小説です。

    おすすめの文庫本⑥ 再読必至!中毒性の高い恋愛小説

    「植物図鑑」
    作者:有川浩
    出版社:幻冬舎

    中・高校生からも大人気の有川浩さん。
    映画化もされ話題になった「植物図鑑」は必ずもう一度読みたくなると評判の恋愛小説です。

    「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。」というセリフから始まる一風変わった同居生活は、多くの人のキュンを獲得しています。

    この作品をきっかけに有川浩さんのファンになる読者も多いとか。
    キュンとときめきが欲しい人におすすめの一冊です!

    おすすめの文庫本⑦ ほっこり不思議で静かな物語

    「家守綺譚」
    作者:梨木香歩
    出版社:新潮社

    「西の魔女が死んだ」で有名な梨木香歩さんが綴る、駆け出しの作家・綿貫征四郎の四季折々の不思議な出来事の記録。

    「ほんの百年すこしまえ」の物語には、現代で忘れ去られた日々の静かな営みが記されています。読みやすい短編集形式で、夜の読書におすすめの一冊です。

    おすすめの文庫本⑧ 大人の女性に贈る詩集

    「すみれの花の砂糖づけ」
    作者:江國香織
    出版社:新潮社

    言葉の使い方が特徴的と言われる江國香織さんの初の詩集ということで注目を集めた一冊。
    そこに詰め込まれた詩は大人女子だからこそ共感できる作品ばかりです。

    文庫本だと手軽に読めて、味わい深い詩集は旅行のお供にもぴったり!
    お気に入りの詩は誰かに紹介したくなること間違いなしです。

    おすすめの文庫本⑨ ゼロ年代最高といわれたフィクション

    「虐殺器官」
    作者:伊藤計劃
    出版社:早川書房

    外国のSFにも負けないと賞された、2000年代の最高傑作フィクションです。
    妙なリアリティをはらむ本作は、漫画やアニメにもなり各方面で話題となりました。

    徹底した情報管理が進んでもなお、戦争や虐殺がなくならない世界。
    「虐殺の文法」によって世界に争いをもたらすジョン・ポールの目的とは?

    好みは分かれる作品かもしれませんが、作品世界に引き込まれることは間違いありません!

    おすすめの文庫本⑩ 世界中が涙した現代のバイブル

    「アルジャーノンに花束を」
    作者:ダニエル・キイス
    出版社:早川書房

    2016年に「十代に薦めたい泣ける本」にも選ばれた、感動のロングセラー小説。
    過去に2度ドラマ化され、その度に原作が話題になっています。

    32歳になっても幼児なみの知能しか持たなかった青年チャーリィが、友情を求めて頭をよくするための実験を受けたことによって知る、人の心の真実とは?

    人間と科学の関係を描いた温かくも切ない物語です。

    おすすめの文庫本⑪ アニメ化された大人向けファンタジー

    「十二国記」
    作者:小野不由美
    出版社:新潮社

    ホラー小説「残穢」の作者、小野不由美さんが描く異世界の長編ファンタジー。
    ファンタジーでありながら、入り組んだ世界観は大人のための物語です。

    突然異世界に連れ去られた女子高校生・陽子。中国風の異世界を舞台に様々な人と出会い、冒険をし、生きるために戦う少女の成長も見どころです。

    台湾、韓国でも翻訳された、読むと元気な気持ちをもらえると話題のシリーズです。

    おすすめの文庫本⑫ 現代を風刺するSFの名作

    「華氏451度」
    作者:レイ・ブラッドベリ
    出版社:早川書房

    本を持つことが禁じられた世界を想像できますか?
    書物が忌むべき物として燃やされる世界で、本を燃やすことを職業とするファイアマンと本を守ろうとした人々との物語は、読書が出来る素晴らしさを教えてくれます。

    海外SFは敷居が高いと思うかもしれませんが、活字離れが進むと言われる現代日本だからこそ、ぜひ読んでおきたい一冊です。

    お気に入りの一冊と一緒に出かけよう!

    最近、本を読みましたか?
    本のある生活は、きっといつもとは違った彩りをもたらしてくれます。

    お気に入りの一冊をみつけて、寒くなる季節を乗り越えたいですね。

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