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2023/12/28
大今里
2017/11/22 更新
世界中で人気のバットマン。その歴史は古く1940年代まで遡ります。テレビシリーズとして愛されていた時代、映画化され、その時代でシリーズになっていたのをご存知でしょうか?映画のあらすじなどと共に、バットマン映画をご消化します!
1943年に、バットマンは短編映画として公開されました。
15分ほどの短い映画が毎週公開されるという、連続活劇と言われるもので、全15章でした。
連続ドラマシリーズの起源とも言われています。
この頃のご時世もあってか、ストーリーは、第二次世界大戦下、アメリカ合衆国政府のエージェントのバットマンが日本のエージェントのドクター・ダカを倒すという内容でした。
バットマンの敵は、日本人だったのですねー。
それにしても、当時のバットマンは、普通のおじさんがバットマンの衣装を着ただけみたいな、ずんぐりむっくりスタイルですね!
1949年にも、連続活劇で『バットマン・アンド・ロビン』が公開されました。全15章でした。
ストーリーは、バットマンとロビンのコンビが正体不明の悪役ウィザードに挑むという内容でした。
テレビシリーズのバットマン
1966年に、最初のバットマンの映画『バットマン』が公開されました。
DCコミックスキャラクターが初めて、長編映画になったのです。
ストーリーは、テレビ放映されていたドラマシリーズ『怪鳥人間バットマン』を映画化したものでした。
1989年、長い沈黙を破り、ティム・バートン監督による、このシリーズ一作目の『バットマン』が公開されました。
バットマンのヒーローぶりは勿論の事、史上最悪の悪人ジョーカーが誕生するストーリーにも重点が置かれており、評判も売り上げも上々でした。
そのジョーカー役は、名俳優ジャック・ニコルソンが演じており、彼には高額の出演料が払われたことでも知られています。最終的な報酬は5000万ドル以上であると報じられました。
キャットウーマン
1992年には、同じくティム・バートン監督により、シリーズ2作目の『バットマン リターンズ』が公開されました。
前作と同じく、悪役キャラクターに重点が置かれており、キャットウーマンとペンギンのダブル悪役、そこにバットマンも加わりストーリーが展開していきます。
『バットマン リターンズ』は興行的には成功しましたが、前作よりは最終興行収入は少なく終わりました。
批評家には好意的な評価を受けましたが、暴力的かつ性的な要素が子供向けとしてはふさわしくないと批判もされ、マクドナルドが『バットマン リターンズ』とのタイアップのハッピーセットを中止するという事態にもなりました。
1995年には、シリーズ3作目の『バットマン フォーエヴァー』が公開されました。
監督は、2作目の時から前向きでなかったティム・バートン監督から、新しくジョエル・シュマッカー監督に交代しました。
そして、スタッフやキャストも大幅変更されました。ジム・キャリーやニコール・キッドマンも出演しています。
ストーリーも、バットマンが悪と戦う理由や、狂人的な悪役の存在などダークな部分の残しつつ、ファミリー層を意識した明るめの作風に変更されました。
やはり、子供にも見せられる作品にしたいと考えたのですね。
結果、前作を上回る興行成績を残しました。
1997年には、シリーズ4作目『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』が公開されました。監督は、前作から引き続きジョエル・シュマッカー監督でした。
ストーリーは、バットマンと相棒ロビンが、ゴッサム・シティを氷漬けにしようと企むMr.フリーズら悪人に立ち向かうという内容です。
バットマン役にはジョージ・クルーニー、悪役にはアーノルド・シュワルツェネッガーが起用され、豪華な俳優陣でしたが、興行成績は、バットマンシリーズで最悪の結果となりました。
シュマッカー監督が同性愛の暗示をストーリーに組み込んでいると批評する人も多く、評判があまり良くなかったのです。
例えば、尻や股間をクローズアップするカメラアングルや、前作『バットマン フォーエヴァー』でも同様でしたが、バットマンとロビンのスーツに乳首とコッドピースがつけられている部分を疑問視する人がいたのです。
演技をしたジョージ・クルーニーも、この映画に批判的だったとのことです。
そんなことがあり、後作として考えられていたシリーズ5作目は実現しませんでした。
失敗した前作から心機一転、新しいシリーズが始まりました。
第一作目は、2005年のクリストファー・ノーラン監督による『バットマン ビギンズ』です。
これはタイトルからも分かるように、バットマンの原点に戻ったストーリーでした。
バットマンの生い立ちが描かれています。
このように、シリーズの連続性を捨てて、新たに一から仕切り直す方法を業界用語でブリートと言います。
『バットマン ビギンズ』でもこの手法を取り、映画界で広く使われるようになりました。
シリーズ2作目は、2008年の『ダークナイト』です。
同じく、クリストファー・ノーラン監督の作品です。
悪役ジョーカーの暴れぶりが目立つストーリーですが、ここでジョーカーを演じた俳優ヒース・レジャーは、作品完成後に、薬品の過度の接種で死亡しました。彼がこのジョーカー役にのめり込み過ぎた事が、彼を薬品依存に導いたともいわれています。
彼は死亡後に、アカデミー賞の助演男優賞を受賞しています。
映画は世界中で大成功を納めました。
俳優ヒース・レジャー
2012年に、第三作目にして、シリーズ最終章である『ダークナイト ライジング』が公開されました。
これも、クリストファー・ノーラン監督の作品です。
シリーズ最高の興行収入になり、大成功した作品でしたが、北米公開日の2012年7月20日に、コロラド州オーロラで行われたプレミア上映会で銃撃事件が発生し、12人が亡くなると言う大惨事が起こりました。
犯人は『ダークナイト』の悪役だったジョーカーを名乗り、映画が彼の犯行に影響を与えていたいたということが分かりました。
DCコミックスに登場するヒーローが集結するのが、『DCエクステンデッド・ユニバース』です。
2016年に公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』では、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンが登場しています。
2013年に出た、スーパーマン単独の作品『マン・オブ・スティール』の続編として作られ、『マン・オブ・スティール』に引き続きザック・スナイダーが監督を務めています。
正義の味方同士がどうして戦わなくてはいけないのかと思いますが、それは、ス―パーマンを「地球外から来た脅威、異星人」とし、地球から追放するべきという世論が強まり、バットマンも、スーパーマンの力を危険と思い、戦いを始めるという内容です。
このシリーズの2作目が、2017年11月23日公開予定の『ジャスティス・リーグ 』です。監督は同じく、ザック・スナイダーが監督です。
前回のスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンに留まらず、より多くのヒーローが集結する予定です。
1943年に連続活劇から始まったバットマンシリーズ。
バートン監督とシュマッカー監督の4作シリーズ、
ダークナイト トリロジー 3部作シリーズ、
DCエクステンディッド・ユニバース シリーズ
と、シリーズごとに変化を付けながら、ファンの期待に応えようと、映画が作られ続けています。
今は、ヒーロー単独でなく、ヒーローが集結して、多くのファンを取り込む手法が取られているようです。
これから益々ダイナミックになるヒーローの世界が楽しみですね!
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