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2023/12/28
大今里
ラーメンズは、1996年に小林賢太郎さんと片桐仁さんによって結成された、お笑いコンビです。
多摩美術大学版画科の同級生だったふたりは、学業そっちのけで、落語研究会を立ち上げ、お笑いに打ち込んでいきました。
大学卒業を目前にして、小林さんは片桐さんに「絵を売りたいのならば名前を売ってからでも遅くない」と言われ、お笑いの道を進むことを決心させました。
その後『ラーメンズ』というコンビ名で活動していきます。
ちなみに、『ラーメンズ』の由来はさまざま言われていますが、どのような理由でつけられたのかは、小林さんも片桐さんも理由を話したことはありません。
ラーメンズのネタは、すべてを小林賢太郎さんが手掛けています。小林さんは、相手がどんなことを思うのか、全て把握して台本を起こしているそうです。
1999年より放送された、NHK爆笑オンエアバトルにラーメンズは第1回放送より出演していました。
観客の投票により、テレビでオンエアされるかが決まる同番組で、ラーメンズは圧倒的な人気を誇りました。
当時、番組の審査員をしていた落語家の立川談志さんは、芸術に近いコントだと称し、審査員特別賞も受賞したことがあります。
テレビで人気となったラーメンズのネタは、フラッシュ動画(紙芝居風のアニメーション)にもなり、多くの人に知られるきっかけとなりました。
『千葉滋賀佐賀』の掛け声が話題となったネタは、当時ネットでも大流行しました。
『日本語学校』というシリーズのネタで、披露された『新橋』を言い合うのが、話題となりました。
ラーメンズといったら、このネタと思い出す人も多いのではないでしょうか。
2017年1月1日より、ラーメンズのコント100本がYouTubeで視聴できるようになりました。
小林賢太郎さんの公式サイトで発表され、その広告収入は、日本赤十字社に全額寄付されています。
その中から、ラーメンズのおすすめコント(ネタ)を彼らの公演ごとにご紹介します。
笑う準備はできていますか?
YouTubeで公開されている動画は、この公演からなので、同公演からご紹介します。
2000年1月のライブ『第5回公演「home」』
家やそれにまつわるテーマを元にネタ8本が、披露されました。
小説の内容で、優劣を競う【読書対決】
芥川龍之介の「鼻」や、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」などが登場しますが、見栄を張ってしまい、どんどん内容が本来の内容とかけ離れて行ってしまい、どんな内容だったか忘れてしまうネタです。
小説を読んでから見ると、さらに楽しめるコントですよ!
2000年5月のライブ『第6回公演「FLAT」』
FLATとは、イギリスにおけるアパートのことを指します。
全開ライブ『第5回公演「home」』とは異なった、家にまつわるネタが披露されました。
「ドーデス」が口癖の青年と、その友人の出来事【ドーデスという男】
不思議な「ドーデス」との会話が面白いですが、最後にはほろっと涙が零れそうなネタです。
まだまだ荒削りのネタですが、既に芸術的なネタが完成されつつあることを思わせる、コントのひとつです。
2000年8月のライブ『第7回公演「news」』
新しい出来事を「news」と言いますが、ラーメンズとして新たなネタを披露したライブでした。
同公演は、1ヶ月行われました。
『第5回公演「home」』のネタ『読書対決』の続編として、披露されました。
今回は、童話を元に対決がされますが、相変わらず本来の物語が飛んでしまうような内容になっています。
2001年1月のライブ『第8回公演「椿』
ライブ名に、初めて漢字を当てた公演となりました。
この頃から、ラーメンズの洗練されたネタが織り込まれていきました。
一度は遊んだことがある糸電話ですが、どこに繋がっているのかを知った時・・・衝撃のネタです。
ライブ冒頭に披露されたネタでした。
人気のある『日本語学校』シリーズの最新作です。
アメリカ風のコミカルな歴史の授業は、楽しんで覚えられそうです。
小林さんのモノマネも笑いを誘う、要素のひとつです。
2001年6月のライブ『第9回公演「鯨」』
ライブで披露されれたネタは、ファンタジー要素を含んだネタが数多く披露されました。
車の教習所はありますが、ことわざを学ぶ教習所はないですよね。
そんな、ことわざわを学べる教習所があったら、という設定です。
ことわざを教える仙人の経歴が、また面白いです。
2001年8月のライブ『特別公演「零の箱式」』
前公演「鯨」公演終了のわずか1ヶ月後に、ライブが行われました。
同公演では、片桐仁にまつわるネタが数多く披露されました。
片桐仁のほぼひとり芝居で行われた『タカシと父さん』
フリーダムな片桐さんを、終始見ることが出来ますが、なぜ片桐さんがひとり芝居をしていたのかが分かった瞬間、ぞっとしてしまいます。
片桐仁になるための教習所『片桐教習所』
片桐さんの指示の元、小林さんがフリーダムな片桐さんになるきるネタです。
ラストは、驚くこと間違いなしですよ!
2001年12月から2002年1月のライブ『第10回公演「雀」』
同公演から、ライブ名にまつわるネタが披露されるようになりました。
ラストのネタに向けて、途中のネタに伏線を張る緻密さは、流石と言わざるを得ません。
デパートの企画を考えていくうちに、新たなテーマソングを考え出します。
しかし、考えている時間帯が問題だったのか、とんでもない方向へと突き進んでしまいます。
告白する気持ち、振られる気持ちを、男女の立場になって考えるネタ『男女の気持ち』
なぜここまで用意周到に考えるのか、ラストまで見れば、思わず笑ってしまいます。
2002年3月から5月に行われた、ライブ『第11回公演「CHERRY BLOSSOM FRONT345」』
同公演から、1ヶ月強のライブが行われるようになりました。
冒頭の、2人の不思議なポーズが興味深い『本人不在』
今ではほとんど見られない、仕事の練習中なのですが、何の仕事なのか視聴して確かめてみてください。
超能力を使いたい2人が、レストランで自分の才能を試す『レストランそれぞれ』
小林さんと片桐さんが、2人何役もこなしていきますが、それがどんどん仇となっていきます。
2002年12月から2003年1月に行われた、ライブ『第12回公演「ATOM」』
同公演のタイトル『ATOM』の意味が、徐々に分かっていく内容のライブになっています。
片桐さんのほぼひとり芝居『路上のギリジン』
竹馬を乗りこなす片桐さんも素晴らしいですが、コミカルな歌も見ものです。
ラーメンズ片桐さんと言えば、このネタを上げる人も多い、記憶に残るコントです。
久しぶりに、田舎に帰り同級生に合う青年の話『採集』
冒頭から中盤まで、笑いの連続なのですが、終盤にはその様子が変わってしまいます。
ラストが怖い、と話題のコントです。
2003年3月から4月に行われた、ライブ『第13回公演「CLASSIC」』
クラシック(古典)をテーマにし、新たなものを作り出そう、またクラシックを逆手に取った内容のネタ9本が披露されました。
前公演のネタ『路上のギリジン』の続編となる『ギリジンツーリスト』
竹馬を携え、片桐さん扮するギリジンのツアーの日程が、疑問符が頭に浮かぶような内容になっています。どんな日程なのか、動画を見て確認してみてください。
小林さん扮するバニーボーイと、客である片桐さんのコミカルな話が面白い『バニーボーイ』
小林さんは、店で人気のないバニーボーイですが、なぜそうなのかが、ネタを見ているとわかりますよ。
2003年12月から2004年2月に行われた、ライブ『第14回公演「STUDY」』
学ぶ(study)についてのネタが、多く披露された公演でした。
同公演冒頭で披露された『study』
小林さんの正体が分かった途端、笑いが止まらない秀逸なネタです。
MDウォークマンがネタ内に登場しますが、時代を感じさせるコントでもあります。
金に目がない大学生たちが、繰り広げる笑い『金部』
歌あり、クイズありの頭も使う、ラーメンズらしいコントです。
2005年1月から4月まで行われた、ライブ『第15回公演「ALICE」』
「不思議の国のアリス」の世界観をイメージした同公演は、ひとつひとつのネタが素晴らしい仕上がりです。
最長の約3ヶ月公演として、全国を回ったライブでした。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがありますが、同コント『風と桶に関する幾つかの考察』では、どんな時に桶屋が儲かるのかを考察した、頭脳派コントです。
懐かしの「日本語学校」シリーズの最新版と言える『不思議の国のニポン』
北から南まで、都道府県を面白ろ可笑しく、イジッていきます。
伏線が至る所に張り巡らされているため、よく見ておいてくださいね。
千秋楽を迎える前に、収録されました。
公演名『ALICE』をテーマとした、あいうえお作文が面白いです。
ラーメンズのネタではありませんが、2人の掛け合いが、とっても素敵です。
2007年2月から4月に行われた、ライブ『第16回公演「TEXT」』
文字をテーマにした同公演では、小説や日本語を題材にしてコントが制作されています。
音が一緒の言葉を、巧みに組み合わせた『同音異義の交錯』
どうやってネタを考えたのだろう、と頭を抱えてしまうような内容です。
このコントは、見事と称賛できるネタです。
宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」をモチーフに作られた『銀河鉄道の夜のような夜』
ここでも、言葉遊びが多数盛り込まれています。
ラストは、少し物悲しい気持ちにさせられるコントです。
2009年4月から6月に行われた、ライブ『第17回公演「TOWER」』
タワーをテーマとしたネタが、披露された7本すべてに組み込まれています。
ラーメンズとしてのライブは、同公演を最後に行っておりません。
言葉の意味は、イメージから来ているのではないか、という疑問を呈した『名は体を表す』
空想がどんどん膨れ上がりますが、最後にはきちんと収めるのは、さすがと言えるコントです。
タワー好きの青年が、壮大な大冒険を繰り広げる『やめさせないと』
小林さんと片桐さんが、入れ替わる瞬間は、さすがと言わざる負えません。
ラーメンズは、他のお笑いコンビと組んで、ライブを行ったことがあります。
その中から、特に面白いネタをご紹介します。
2002年に行われたライブ『ライヴ!君の席 』
おぎやはぎとバナナマンと行ったライブですが、それぞれの個性が表れている公演となりました。
同ライブで披露されたネタ『お通夜』
お通夜の場で発覚した、新事実とは・・・動画を視聴して、ぜひ、真実をご覧ください。
『ライヴ!君の席 』で披露された『女心』
矢作さんと設楽さんの、アドリブとは思えない発言に、思わず小林さんも笑ってしまったネタです。
ラストでは、曲が披露されるのですが、誰が歌っているのか、動画をぜひ確認してみてください。
2009年『第17回公演「TOWER」』を最後に、ラーメンズとしての活動は行われておりません。
小林賢太郎さんは、舞台を中心としたパフォーマンス活動などを行っています。
片桐仁さんは、テレビや映画、舞台などで俳優として活動しています。
2009年2月より、小林さんはNHKバラエティ番組『小林賢太郎テレビ』に出演しています。
2016年6月に放送された『小林賢太郎テレビ8 ~Wonderland~(K.K.T.V.8)』で、小林さんと片桐さんが共演しています。
2人の共演は、実に7年ぶりということもあり、ネットでも大きな話題となりました。
2016年7月に行われた『カジャラ~大人たるもの~』は、小林さんがプロデュース作品のひとつです。
このライブに、片桐仁さんが出演しました。
テレビで共演したことも話題となってから、わずか1ヶ月後の公演であり、ラーメンズファンにとって嬉しい出来事でした。
それぞれの舞台で活動する小林賢太郎さんと片桐仁さん
ラーメンズは解散したわけでも、活動休止をしたわけでもありません。
たまたま、それぞれの活動をしていくうちに、自然とラーメンズとしての活動機会が減っただけだそうです。
しかし、ファンとしては再びラーメンズのシュールなネタを見たいと願っています。
再始動するまでの間は、動画を見てラーメンズの世界を楽しんでおきましょう。
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